現地時間5/8(土)に英リングフィールド競馬場にて行われた、Listed-ダービートライアルS(芝1m3f133y)とListed-オークストライアルフィリーズS(芝1m3f133y)の結果と動画をお届けする。2019年は両レースの勝ち馬、Anthony Van DyckとAnapurnaが英ダービー、英オークスを制覇しており、注目のプレップレースになる。
Novibet Derby Trial Stakes(Listed・芝1m3f133y・3歳牡馬、せん馬)
・ダービートライアルSは、最後方追走から直線で大外から力強く伸びたThird Realmが1着。2着はゴドルフィンのAdayar。
1着:Third Realm
牡3、父・Sea The Stars、母・Reem Three、母父・Mark Of Esteem
調教師:Roger Varian、騎手:David Egan
・今回の勝利で通算3戦2勝。昨年11/18のデビュー戦(AW8f)で5着→4/17の2戦目(芝10f)で1着とし、ここへ出走していた馬。今回は単勝15倍の最低人気での勝利だが、2着のAdayarは先日のG3-クラシックトライアルで2着だった実力馬。3着以降を大きく離した上位2頭には高い評価が与えられており、レース後、ウィリアムヒルでは英ダービーのアンティポストで本馬を単勝11.00倍の5番人気に、2着のAdayarを15.00倍の8番人気に設定している。
・母のReem Threeは2003年英国産、8戦3勝。繁殖牝馬として優秀な産駒を残しており、Third Realmを含め4頭の重賞勝ち馬を輩出中。Third Realmの半姉のAjman Princessは仏G1-ジャンロマネ賞の勝ち馬。半きょうだい(せん馬)のCape Byronは英G3-ベンゴーフSの勝ち馬。半兄のOstilioは仏G2-ダニエルウィルデンシュタイン賞の勝ち馬。
・4代母のデュネットはディアヌ賞(仏オークス)、サンクルー大賞の2つのG1を含む重賞3勝の活躍馬で、直仔のフレンチグローリーは加G1-ロスマンズインターナショナルSなど重賞3勝。
※レーシングポストのFULL result
https://www.racingpost.com/results/31/lingfield/2021-05-08/781501
Novibet Oaks Trial Fillies’ Stakes(Listed・芝1m3f133y・3歳牝馬)
・オークストライアルフィリーズSは、好位追走から芦毛のSherbet Lemonが直線抜け出して1着。
1着:Sherbet Lemon
牝3、父・Lemon Drop Kid、母・Famous、母父・Danehill Dancer
調教師:Archie Watson、騎手:Paul Mulrennan
・今回の勝利で通算3戦2勝。2/11のデビュー戦(AW1m5yds)で1着→4/25の2戦目(芝10f)で4着とし、ここへ出走していた馬。今回は単勝29倍の最低人気での勝利。レース後、ウィリアムヒルでは英オークスのアンティポストで本馬を単勝34.00倍の18番人気に設定している。
・母のFamousは2007年愛国産、13戦1勝(愛2歳G1-モイグレアスタッドS2着、愛G3-アサージS2着)、アイリッシュ2000ギニー、セントジェームズパレスSなどG1・4勝のMastercraftsmanの全妹になる良血馬。
・半兄のIl Paradisoは9戦2勝、G1-メルボルンC3着、G2-ロンズデールC3着、G1-英セントレジャー5着と長距離路線で善戦。
※レーシングポストのFULL result
https://www.racingpost.com/results/31/lingfield/2021-05-08/781503