2021 欧州クラシック戦線リポート【10】ギシェ賞・レース結果

現地時間5/11(火)に仏シャンティイ競馬場にて行われた、G3-ギシェ賞(芝1800m)の結果と動画をお届けする。ギシェ賞は6/6のG1-ジョッケクルブ賞(仏ダービー)と同じコースで行われるトライアル的な意味合いのレースで近年ではAlmanzor(2016年)、Lawman(2007年)がここを勝ち、ジョッケクルブ賞を制している。

Prix de Guiche(G3・芝1800m・3歳牡馬、せん馬)

・2,3番手を追走していた3番・Makalounが直線内から抜け出して1着。4連勝中で1番人気に推されたAdhamoは4着。

1着:Makaloun

牡3、父・Bated Breath、母・Makana、母父・Dalakhani
調教師:J-C Rouget、騎手:Christophe Soumillon

今回の勝利で通算6戦5勝、重賞2勝目昨年9/28のシャンティイでのG3-コンデ賞(芝1800m)をデビュー4連勝で2着に5馬身差をつけて圧勝。その後、1番人気で臨んだ10/24のG1-クリテリウムドサンクルー(芝2000m)は勝ち馬から2馬身差の3着。今回はそれ以来の休み明けのレース。この勝利でbet365では6/6のG1-ジョッケクルブ賞(仏ダービー)のアンティポストで本馬を2番人気(6.00倍)に設定。父・Bated Breath産駒の89%の勝ち馬は8.5f以下での勝利、というデータから300mの距離延長が懸念材料になり、昨年のMishriff、2014年のThe Grey Gatsbyのような英愛調教馬の参戦動向も気になるところだが、果たしてどうなるか。

・父のBated Breathは2007年英国産のDansili産駒。現役時は18戦6勝、英G2-テンプルS(5f)の勝ち馬で、他にG1での2着が4回(ジュライC、スプリントC、キングズスタンドS、ニアークティックS)、3着が1回(スプリントC)。昨年11月にViaderaが米G1-メイトリアークS(芝8f)を制したのが初の産駒G1勝ち。現在11頭の重賞勝ち馬、6頭のリステッド勝ち馬を輩出中。

・母のMakanaは2009年仏国産、8戦1勝(芝2400m)。近親に重賞勝ち馬はおらず牝系は地味。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/204/chantilly/2021-05-11/784573

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