2021 アイリッシュ2000ギニー・レース結果

現地時間5/22(土)に愛カラ競馬場にて行われた、G1-アイリッシュ2000ギニー(芝1mile)の結果と動画をお届けする。

Tattersalls Irish 2,000 Guineas(G1・芝1mile・3歳牡馬、牝馬)

・ハナを切ったグレーの勝負服のMac Swineyと、外目の好位につけた白の勝負服の英2000ギニー馬・Poetic Flareの両J S Bolger師の管理馬の一騎打ちとなり、最後まで粘り切ったMac Swineyが短頭差残して逃げ切り勝ち。2着にPoetic Flare。1番人気のLucky Vegaは4着。

1着:Mac Swiney

牡3、父・New Approach、母・Halla Na Saoire、母父・Teofilo
調教師:J S Bolger、騎手:Rory Cleary

・今回の勝利で通算8戦4勝、G1・2勝目、重賞3勝目。昨年8/22の愛G2-フューチュリティS(芝7f)で重賞初勝利を果たし、次走9/13の愛G1-ナショナルS(芝7f)は8着に敗れるも、10/24の英G1-フューチュリティトロフィー(芝1mile)に勝利。今年は5/9のG3-愛ダービートライアルS(芝10f)から始動し、勝ったBolshoi Balletから6馬身3/4差の4着とし、ここへ出走していた馬。これまでの2つの重賞勝ちは馬場状態が「Soft」「Heavy」で、今日の馬場状態が「Soft To Heavy」。重い馬場への高い適性が今回も如何なく発揮された印象。Galileo 2×3のインブリードを持つ血統構成

・御年79歳になるJim Bolger師はアイリッシュ2000ギニー初勝利。父も母も母父も自身が手掛けた馬で、母と母父は自身が生産した馬になる。

・父のNew Approachは2005年愛国産のGalileo産駒(Galileoの3rdクロップ)で半兄にシンコウフォレスト(高松宮記念)がいる血統。現役時は本馬と同じJ S Bolger師に管理され、11戦8勝、英チャンピオンS、愛チャンピオンS、英ダービー、デューハーストS、ナショナルSの5つのG1を含む重賞6勝。主な産駒にMasar(英ダービー)、Dawn Approach(英2000ギニー、セントジェームズパレスSなど)、Talent(英オークス)など。本馬を含む9頭のG1馬をこれまでに輩出中。

・母のHalla Na Saoireは2010年愛国産、本馬と同じJ S Bolger師の生産、管理馬で未出走。伯父のLight Heavy(父・Teofilo)は愛G3-ダービートライアルS、愛G3-バリサックスSの勝ち馬。従兄のParish Hall(父・Teofilo)は英2歳G1-デューハーストS、愛G3-メルドS、愛G3-ダイアモンドSの勝ち馬。

・母父のTeofiloは2004年愛国産のGalileo産駒(Galileoの2ndクロップ)で、本馬と同じJ S Bolger師の生産、管理馬。現役時は2歳時のみ稼働し5戦5勝。デューハーストS(7f)、ナショナルS(7f)の2つのG1を含む重賞3勝、2006年のカルティエ賞最優秀2歳牡馬。父として21頭のG1馬を輩出中。BMSとしてもAviateur(独G3-ドルトムント大賞)、Flying Visit(愛G3-エアフィールドS)など、重賞勝ち馬が出てきている状況。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/178/curragh/2021-05-22/769769