現地時間6/15(火)から6/19(土)にかけて英アスコット競馬場にて開催される、恒例のロイヤルアスコット開催。本稿では今年のスケジュールと各レースの有力馬についてまとめてお届けする。今年はエリザベス女王の来場は未定とされているが、数は限られるものの有観客での開催となり、華やかな空気が戻ってくる開催となる。

 ※初日、2日目、3日目は既に出走馬が確定しており、レーシングポストの出走表のリンクを付けている。4日目以降は現時点の出走が見込まれる有力馬について触れている。

Tuesday・現地時間6/15(火)

1R(日本時間22:30発走予定)・クイーンアンS(G1・直線1m・4歳以上)

・8戦7勝、G1・3勝のPalace Pier(牡4)が単勝オッズ2倍を切る圧倒的な1番人気。今年は4/23のG2-bet365マイルで復帰し1着→5/15のG1-ロッキンジSも1着。実績では他を圧倒する存在で、昨年のBCマイルの勝ち馬・Order of Australia(牡4)、昨年のジャンプラ賞2着、BCマイル3着のLope Y Fernandez(牡4)が次位人気だが、Palace Pierの牙城を崩すまでには至らないとみるのが妥当な印象。

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2R(日本時間23:05発走予定)・コヴェントリーS(G2・6f・2歳)

・アメリカ調教馬・Kaufymaker(牝2)が1番人気。ロイヤルアスコットではお馴染みのWesley A Ward師の管理馬で、4/15のキーンランドでのデビュー戦(ダ4.5f)を2着に6馬身1/4差をつけて勝利し、ここへ出走。同率の1番人気にJohn & Thady Gosden師の管理馬で、No Nay Never産駒のDhabab(牡2)が並ぶ。6/1のデビュー戦(芝6f)を2着に2馬身差をつけて勝ち、ここへ臨む。3番人気は2戦1勝、新種牡馬・Ribchester産駒のGisburn(牡2)。

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3R(日本時間23:40発走予定)・キングズスタンドS(G1・5f・3歳以上)

・5f路線の絶対王者・Battaash(せん7)が1番人気。ここは昨年8/21のナンソープS(1着)以来のレースとなるが、まともな出来なら今年も無敵の進軍が続く公算大。ただ単勝オッズは3倍前後で付け入るスキがあると見る向きも多く、2番人気のWinter Power(牝3)は休み明けだった前走5/13のリステッド(芝5f)を3馬身差で制し、現在3連勝中の勢いで一気に世代交代を狙う。

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4R(日本時間24:20発走予定)・セントジェームズパレスS(G1・1m・3歳牡馬)

・英2000ギニー馬・Poetic Flare(牡3)が1番人気。5/1の英2000ギニー1着→5/16のプールデッセデプーラン(仏2000ギニー)6着→5/22のアイリッシュ2000ギニー2着、と中1週、連闘の競馬が続き使い込まれている点が気がかりだが、ここでは格上な存在。2番人気はバリードイルのWar Front産駒・Battleground(牡3)。昨年のロイヤルアスコットではListed-チェシャムS(芝7f)に勝利。その後はG2-ヴィンテージS(芝7f)1着→G1-BCジュヴェナイルターフ(芝8f)2着→G1-英2000ギニー(芝8f)13着。一度叩かれてどこまで良化しているか。3番人気は昨年のフェニックスSの勝ち馬で、英2000ギニー3着、アイリッシュ2000ギニー4着のLucky Vega(牡3)。

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5R(日本時間25:00発走予定)・アスコットS(Handicap・2m3f210y・4歳以上)

・ロイヤルアスコット開催初日恒例の4000m超の長距離ハンデ戦。1番人気のCape Gentleman(せん5)の鞍上は先日のグランドナショナルで女性ジョッキー初の歴史的な勝利をあげたRachael Blackmore騎手(31歳)ロイヤルアスコットでの勝利、という新たな大きな勲章を手に入れられるか、大注目の一戦。2番人気のM C Muldoon(せん6)は近4走は全て障害レース(ハードル)で4着→1着→2着→3着。管理調教師はチェルトナムフェスティバル78勝、2013年の中山グランドジャンプをブラックステアマウンテンで制している障害の伯楽・Willie Mullins師。師は今年のサウジカップデーに行われた、ネオムターフCをTrue Selfで制している、平地にも目配せが効く柔軟なトレーナーで、Ryan Mooreを鞍上に迎えロイヤルアスコットでの勝利を狙う。

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6R(日本時間25:35発走予定)・ウルファートンS(Listed・1m1f212y・4歳以上)

・重賞1勝、昨年の独G1-ダルマイヤー大賞3着馬・Patrick Sarsfield(せん5)が1番人気。前々走の仏G2-ドラール賞では先日のイスパーン賞で初G1勝ちをおさめたSkalletiを相手に2着と健闘。この相手なら、の期待がかかる一頭。2番人気のSolid Stone(せん5)は前走5/10のListed-ロイヤルウィンザーS(芝8f)を勝利してここへ出走。3番人気のForest Of Dean(せん5)は2/27のG3-ウインターダービー(AW10f)の勝ち馬。

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7R(日本時間26:10発走予定)・コッパーホースH(Handicap・1m6f34y・4歳以上)

・1番人気のSaldier(せん7)はアスコットSで人気を集めているM C Muldoonと同じ、Willie Mullins師の管理馬。障害G1を2勝している馬でスタミナ面には不安の無い存在。2番人気はゴドルフィンのNight Of Thunder産駒・Global Storm(せん4)。

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Wednesday・現地時間6/16(水)

1R(日本時間22:30発走予定)・クイーンメアリーS(G2・5f・2歳牝馬)

・1番人気はアメリカのWesley A Ward師の管理馬・Twilight Gleaming(牝2)。5/9のベルモントパークでのデビュー2戦目(芝5f)を2着に7馬身半差をつけて勝利し、ここへ臨む。2番人気はバリードイルのWar Front産駒・Yet(牝2)。5/12のダンダークでのデビュー戦(AW5f)を制し、ここへ出走。3番人気は2戦1勝、Kodiac産駒のArtos(牝2)。

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2R(日本時間23:05発走予定)・クイーンズヴァーズ(G2・1m6f34y・3歳)

・3戦1勝、2着2回、バリードイルのGalileo産駒・Wordsworth(牡3)が1番人気。これまでの2敗はいずれも同厩の馬に敗れたもので着差も3/4身差、クビ差と大きくは負けていない。母はG1馬、全兄もG1馬という良血馬でここを勝って今後の飛躍の礎としたいところ。2番人気は同じバリードイルのGalileo産駒・Arturo Toscanini(牡3)。

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3R(日本時間23:40発走予定)・デュークオブケンブリッジS(G2・直線1m・4歳以上牝馬)

・重賞2勝、前走ロッキンジSでPalace Pierの2着と健闘した、Lady Bowthorpe(牝5)が1番人気。2番人気は前走5/13のG2-ミドルトンフィリーズS(芝1m2f56yds)で2着に8馬身差をつけて重賞初制覇を果たした、Queen Power(牝5)。Ladbrokesではこの両馬以外は単勝オッズ10倍超となっており、構図としては2強の争い。3番人気はTeruya Yoshida氏の持ち馬・Champers Elysees(牝4)。お馴染みの勝負服がロイヤルアスコットで躍動するシーンもあるか。

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4R(日本時間24:20発走予定)・プリンスオブウェールズS(G1・1m1f212y・4歳以上)

・実力馬が揃った興味深い一戦。ブックメーカーによって1,2人気は入れ替わっているが、注目はLove(牝4)とLord North(せん5)。前者は昨年8月のヨークシャーオークス以来の休み明けの一戦となるが、昨年の英1000ギニー(2着に4馬身1/4差)、英オークス(2着に9馬身差)、ヨークシャーオークス(2着に5馬身差)で見せたパフォーマンスは秀逸なもので、牡馬の一線級相手にどんなレースを見せるか、今後を占う意味で重要な一戦となる。後者は昨年のこのレースを2着のAddeybbに3馬身3/4差をつけて圧勝した後はインターナショナルS3着→英チャンピオンS10着→BCターフ4着→ドバイターフ1着。ここは狙いすましての出走となる。昨年の愛チャンピオンS3着、コックスプレート2着の実力馬・Armory(牡4)を含めた三つ巴の構図。

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5R(日本時間25:00発走予定)・ロイヤルハントC(Handicap・直線1m・3歳以上)

・ゴールドカップ、クイーンズヴァーズと並び、ロイヤルアスコット開催で優勝トロフィーをオーナーが永久保持出来る3つのレースの内の1つで、このトロフィーを目指し例年多くの馬が登録、出走するレース。今年は69頭が登録していたが、出走を果たしたのはフルゲートの30頭。ロイヤルアスコットらしい多頭数立ての乱戦が見られそうで、出走各馬のプロフィールを全く知らなくても純粋に観るのを楽しめそうなレース。

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6R(日本時間25:35発走予定)・ウィンザーキャッスルS(Listed・5f・2歳)

・アメリカのWesley A Ward師の管理馬で、新種牡馬・Ribchester産駒のRuthin(牝2)が1番人気。4/22のキーンランドでのデビュー戦(芝5.5f)で2着に6馬身差をつけて勝利し、ここへ臨む。2番人気はバリードイルのShowcasing産駒・Amalfi Coast(牡2)、Cotai Glory産駒・Dig Two(牡2)、Wesley A Ward師の管理馬で、Macho Uno産駒のGolden Bell(牝2)が横並びの構図。

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7R(日本時間26:10発走予定)・ケンジントンパレスS(Handicap・1m・4歳以上)

・ケンジントン宮殿はウィリアム王子とキャサリン妃、長男のジョージ王子、長女のシャーロット王女、次男のルイ王子らが居住するロンドンにある宮殿。1997年8月にダイアナ妃が亡くなった際は英国民がケンジントン宮殿の前に数百万もの花束を捧げ、哀悼の意を表した。1番人気はSir Michael Stoute師の管理馬で、鞍上はRyan Moore、Siyouni産駒・Lights On(牝4)。

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Thursday・現地時間6/17(木)

1R(日本時間22:30発走予定)・ノーフォークS(G2・5f・2歳)

・1番人気のNot This Time産駒・Lucci(牡2)はアメリカのWesley A Ward師の管理馬。5/9のベルモントパークでのデビュー戦(芝5f)で2着に3馬身差をつけて勝利し、ここへ出走。2番人気はバリードイルのNo Nay Never産駒・Cadamosto(牡2)。4/10のダンダークでのデビュー戦(AW5f)で2着に3馬身半差をつけて勝利し、ここへ臨む。3番人気はLucciと同じWesley A Ward師の管理馬で、Firing Line産駒・Nakatomi(せん2)。4/14のキーンランドでのデビュー戦(ダ4.5f)を制した後に去勢され、ここへ出走。

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2R(日本時間23:05発走予定)・ハンプトンコートS(G3・1m1f212y・3歳)

・英ダービーを回避してここに出走する、Frankel産駒・Mohaafeth(牡3)が1番人気。目下3連勝中で、前走5/1のListed-ニューマーケットS(芝10f)は2着に5馬身差をつけての圧勝。英ダービー候補と目された逸材だけに、ここはすんなり通過したいところ。2番人気はゴドルフィンのOne Ruler(牡3)。2歳G3-オータムS(芝8f)の勝ち馬で、2歳G1-フューチュリティトロフィー(芝8f)で2着。英2000ギニー6着、英ダービー6着と今年は足踏み状態だが、ここで軌道修正を図れるか。

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3R(日本時間23:40発走予定)・リブルスデイルS(G2・1m3f211y・3歳牝馬)

・1番人気は父がGalileo、母がG1・6勝のMiddayという良血馬・Noon Star(牝3)。前走5/12のG3-ムシドラS(芝1m2f56yds)では勝ったSnowfallから3馬身3/4差の2着。英オークスを回避してここへ的を絞っての出走。2番人気は2戦2勝の無敗馬、Muhaarar産駒のEshaada(牝3)。前走5/15のListed-フィリーズトライアルS(芝10f)を制し、ここへ出走。前走Eshaadaにクビ差2着のGloria Mundi(牝3)が3番人気。

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4R(日本時間24:15発走予定)・ゴールドC(G1・2m3f210y・4歳以上)

Stradivarius(牡7)がアスコット競馬場のパレードリングに銅像が立っているYeatsに並ぶゴールドカップ4連覇の大記録に挑む一戦。今季初戦となった4/28のアスコットでのG3-サガロS(芝1m7f209yds)に勝利し、前3年と同じく一度叩いてゴールドカップ、のローテーションとなり、昨年秋の凱旋門賞出走以降、崩れていたリズムの修正がなされたと見れば、歴史的な偉業達成のシーンが見られそうだが、どうなるか。

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5R(日本時間25:00発走予定)・ブリタニアS(Handicap・直線1m・3歳牡馬、せん馬)

・現在連勝中のAir To Air(せん3)が1番人気だが、単勝オッズは10倍。2番人気のRoyal Pleasure(牡3)は4戦2勝、2着2回の戦績を誇るが全てAWでのもの。他では2連勝中のKingman産駒・Probe(牡3)、3連勝中のNight Of Thunder産駒・Raadobarg(牡3)が上位人気に推されている。

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6R(日本時間25:35発走予定)・キングジョージ5世S(Handicap・1m3f211y・3歳)

・ジョージ5世はエリザベス女王の祖父にあたる英国王。父のエドワード7世とは異なり競馬への関心は無かったようで、狩猟や切手収集が趣味だったとされる。皇太子裕仁親王(後の昭和天皇)が訪英した際に実の父親のように接し、君臨すれども統治せず、の立憲王政のあり方を教え、大きな影響を与えたともいわれる。1番人気はNagano(せん3)。現在2連勝中の馬だが、馬名の由来は不明。オーナーはカザフスタン出身の人物。ちなみに長野五輪でカザフスタンは銅メダル2個。

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7R(日本時間26:10発走予定)・バッキンガムパレスS(Handicap・7f・3歳以上)

・バッキンガム宮殿は1837年にヴィクトリア女王がセントジェームズ宮殿から移り住んで以来、英国王室の公式の宮殿となった約1万坪の敷地を誇るロンドンにある宮殿。衛兵交代式が有名で、近衛歩兵隊は5つの連隊(グレナディア、コールドストリーム、スコットランド、アイルランド、ウェールズ)からなる。帽子の羽根飾りの色や位置、上着のボタンの数や間隔でどの連隊なのかを識別出来る。1番人気は4戦3勝のTerritories産駒・Aldaary(せん3)。

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Friday・現地時間6/18(金)

1R(日本時間22:30発走予定)・アルバニーS(G3・6f・2歳牝馬)

・1番人気は1戦1勝のStarspangledbanner産駒・Flotus(牝2)。5/22のグッドウッドでのデビュー戦(芝6f)で2着に4馬身3/4差をつけて勝利し、ここへ出走。次位人気は1戦1勝のInvincible Spirit産駒・Hello You(牝2)。5/24のウォルバーハンプトンでのデビュー戦(AW6f)で2着に6馬身半差をつけて勝利し、ここへ出走。尚、既に枠順が確定している初日のコヴェントリーSに出走予定のKaufymaker(牝2)にも2番人気相当のオッズがついており、中2日でここへ出てくる可能性や、コヴェントリーSを回避してここへ出てくる可能性が多少はある模様。

2R(日本時間23:05発走予定)・キングエドワード7世S(G2・1m3f211y・3歳牡馬、せん馬)

・バリードイルのCamelot産駒・Sir Lamorak(牡3)が1番人気。曽祖母がUrban Seaという名門牝系出身の馬だが、勝ち上がったのはデビュー3戦目。ただ、次走に勝利し現在連勝中。2番人気のAlenquer(牡3)は前走4/23のG3-クラシックトライアル(芝1m1f209yds)の勝ち馬。この時の2着馬が先日の英ダービーを制したAdayar。

3R(日本時間23:40発走予定)・コモンウェルスC(G1・6f・3歳牡馬、牝馬)

・1番人気は4戦4勝のNight Of Thunder産駒・Suesa(牝3)。4/20のG3-シギー賞(芝1100m)、5/17のG3-テクサニタ賞(芝1200m)のシャンティイでの重賞を連勝中。2番人気はアメリカのWesley A Ward師の管理馬・Campanelle(牝3)。昨年のG2-クイーンメアリーS(芝5f)→G1-モルニー賞(芝1200m)の勝ち馬で、BCジュヴェナイルフィリーズターフ(芝8f)で4着。今回は休み明けのレースとなるが、昨年見せたスピード豊かな走りは非常に印象的なもので、昨年のクイーンメアリーSに続くロイヤルアスコットでの重賞連覇を狙う。

4R(日本時間24:20発走予定)・コロネーションS(G1・1m・3歳牝馬)

・1番人気はPrimo Bacio(牝3)。前走5/14のListed-マイケルシーリーメモリアル(芝8f)で2着に3馬身差をつけて勝利。2番人気は英2000ギニー1着、プールデッセデプーリッシュ2着のMother Earth(牝3)。3番人気のPretty Gorgeous(牝3)は昨年のフィリーズマイルの勝ち馬で、休み明けだった前走5/23のG1-アイリッシュ1000ギニーは勝ち馬から3馬身半差の7着。

5R(日本時間25:00発走予定)・サンドリンガムS(Handicap・直線1m・3歳牝馬)

・サンドリンガムは英王室の別邸・サンドリンガムハウス(英王室のクリスマスの休暇地として使用されている)があるノーフォーク州の地名。もともとは1862年に当時の皇太子アルバート(後のエドワード7世)のために買われた別邸で、ロイヤルエステートの一部ではなく王室の私的財産となっている。ウィリアムヒルではこのレースの1番人気は単勝11倍、2番人気が12倍、3番人気は13倍で9頭が並ぶ、という大混戦の一語ではとても言い尽くせない何でもありな状況で、馬券的な妙味は特大。

6R(日本時間25:35発走予定)・デュークオブエディンバラS(Handicap・1m3f211y・3歳以上)

・エディンバラ公はスコットランドの首都エディンバラに因むイギリスの公爵位のひとつ。今年4月9日にエディンバラ公爵フィリップ王配が薨去し、チャールズ皇太子が継承。ただ、チャールズ皇太子はいずれ国王となることから、将来的には王弟たるエドワード王子(エリザベス女王とエディンバラ公の三男)が継承することとなっている。Nathaniel産駒・Quickthorn(せん4)が1番人気。昨年7月以来で去勢明けの一戦となった前走5/29のハンデ戦(芝1m3f175yds)で2着に8馬身半差をつけて圧勝し、ここへ臨む。

7R(日本時間26:10発走予定)・パレスオブホリールードS(Handicap・5f・3歳)

・ホリールード宮殿はスコットランドのエディンバラにある宮殿で、以前はスコットランド国王夫妻の住居だったが、現在はエリザベス女王の夏季の滞在地として使用されている。宮殿の管理人は1646年以降、現在まで初代ハミルトン公爵ジェイムズ・ハミルトン(清教徒革命で王党派に協力し議会派のクロムウェルに挑むも敗れて処刑された)の子孫が世襲でポストを守っている。1番人気のEquality(牡3)は前走4/24のデビュー3戦目(AW5f)を2着に9馬身差をつけて圧勝した馬。

Saturday・現地時間6/19(土)

1R(日本時間22:30発走予定)・チェシャムS(Listed・7f・2歳)

・バリードイルのAustralia産駒・Point Lonsdale(牡2)が1番人気。1戦1勝の馬で、6/2のカラでのデビュー戦(芝7f)で2着に5馬身半差をつけて勝利。現時点で来年の英2000ギニーと英ダービーのアンティポストで1番人気に推されている馬で、重賞4勝の現役馬・Broomeの全弟。ここも無事通過すると正真正銘のクラシック候補として名乗りをあげることになるが、どうなるか。

2R(日本時間23:05発走予定)・ジャージーS(G3・7f・3歳)

・5戦4勝(3連勝中)、ゴドルフィンのDubawi産駒・Creative Force(せん3)が1番人気。前走5/15のListed-カーナーボンS(芝6f)を2着に3馬身差をつけて勝利し、ここへ出走。2番人気は3戦2勝のInvincible Spirit産駒・Mutasaabeq(牡3)。デビュー2連勝で臨んだ前走の英2000ギニーは7着と敗れたが、大きくは負けておらず、ここは仕切り直しの一戦。3番人気はゴドルフィンのDubawi産駒・Naval Crown(牡3)。前走の英2000ギニーは単勝51倍の人気薄だったが、4着と健闘しており、ここは争覇圏内の一頭。

3R(日本時間23:40発走予定)・ハードウィックS(G2・1m3f211y・4歳以上)

・6/4のエプソムでのG1-コロネーションCでクビ差2着のAl Aasy(牡4)が1番人気。差の無い2番人気に今年3連勝を果たし、前走のG1-タタソールズゴールドCを2着としたBroome(牡5)。3番人気は昨年の英セントレジャー5着のHukum(牡4)。この馬は昨年のロイヤルアスコットでキングジョージ5世Sを制している馬で、ロイヤルアスコット2勝目を狙う。

4R(日本時間24:20発走予定)・ダイヤモンドジュビリーS(G1・6f・4歳以上)

・5戦4勝、前走5/12のG2-デュークオブヨークS(芝6f)の勝ち馬・Starman(牡4)が1番人気。唯一の敗戦は昨年10/17のアスコットでのG1-ブリティッシュチャンピオンズスプリントS(芝6f・14着)になるが、この時の馬場状態が「Soft」。馬場が重くならなければ、の条件付きでの本命馬になりそう。2番人気は昨年のG1-スプリントC(芝6f)の勝ち馬・Dream of Dreams(せん7)。3番人気は重賞勝ちはないが、前走、Starmanのクビ差2着と健闘したNahaarr(牡5)。

5R(日本時間25:00発走予定)・ウォーキンガムS(Handicap・6f・3歳以上)

・ウォーキンガムはバークシャー州(ウィンザー城、アスコット競馬場がある州)にある歴史的なマーケットタウン。1219年にマーケットを開く権利が与えられ、鐘の鋳造地、絹の生産地として知られた。Chil Chil(牝5)、King’s Lynn(せん4)が上位人気。King’s Lynnはエリザベス女王の持ち馬で、前走5/29のListed-アキレスS(芝5f)を制し、ここへ出走。

6R(日本時間25:35発走予定)・ゴールデンゲートS(Handicap・1m1f212y・3歳)

・登録馬の中で最も高いRPR(レーシングポストレーティング)を持っているのはゴドルフィンのSiskany(牡3)。4戦3勝、現在3連勝中のDubawi産駒。他に上位人気が予想されるのは、前走で2着に7馬身半差をつけて圧勝したFrankel産駒・Fantastic Fox(牡3)、3戦2勝のNight Of Thunder産駒・Alfaadhel(牡3)。

7R(日本時間26:10発走予定)・クイーンアレクサンドラS(Conditions・2m5f143y・4歳以上)

・Queen Alexandraは英国王・エドワード7世の妃。マラソンの距離が42.195kmという中途半端な距離になったのは1908年のロンドンオリンピックの際に妃がスタート地点とゴール地点に注文をつけたことに由来するとされる。このレースは英国平地競馬の最長距離のレースとなり、伝統的にロイヤルアスコット開催はこのレースで締めくくられる。