ロイヤルアスコット開催3日目のレース結果をお届けする。本日はG1-ゴールドカップを中心に7つのレースが行われている。

Norfolk Stakes(G2・芝5f・2歳)

・ノーフォークSは、外の馬群の後方に控えていたPerfect Powerが、外の馬群の内を鋭く伸びて差し切り勝ち。

1着:Perfect Power

牡2、父・Ardad、母・Sagely、母父・Frozen Power
調教師:Richard Fahey、騎手:Paul Hanagan

・今回の勝利で通算3戦2勝、重賞初制覇。5/25のデビュー戦(AW5f)で3着と敗れ、6/9のデビュー2戦目(芝5f)で勝ち上がり、ここへ出走していた馬。単勝オッズ15倍での勝利。

・父のArdadは2014年愛国産のKodiac産駒。現役時は9戦3勝、英G2-フライングチルダーズS(5f)の勝ち馬。デビュー2戦目にロイヤルアスコットでのListed-ウィンザーキャッスルS(5f)にも勝っている馬。現2歳がファーストクロップになり、本馬は初の重賞勝ち馬となる。他に初日のコヴェントリーS3着馬を含む11頭が勝ち上がり中。

・母のSagelyは2013年愛国産、15戦2勝。祖母のSaga d’Ouillyは凱旋門賞馬・Sagamixの全妹。母の従弟にJapan(インターナショナルS、パリ大賞典)、Mogul(香港ヴァーズ、パリ大賞典)の現役馬、母の従兄にSageburg(イスパーン賞)、母の従姉にSagawara(サンタラリ賞)。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/2/ascot/2021-06-17/785076

Hampton Court Stakes(G3・芝1m1f212y・3歳)

・ハンプトンコートSは、6番手追走のMohaafethが直線大外から突き抜けて1着。

1着:Mohaafeth

牡3、父・Frankel、母・French Dressing、母父・Sea The Stars
調教師:William Haggas、騎手:Jim Crowley

・今回の勝利で通算6戦4勝、重賞初制覇。前走5/1のListed-ニューマーケットS(芝10f)を2着に5馬身差をつけて快勝し、ここへ出走していた馬。今回の勝利で4連勝達成。前走後、英ダービーへ出走の意向を表明し、各ブックメーカーでも上位人気の評価を得ていたが、馬場の渋化を嫌い出走回避。ここへ照準を絞っていた。前走、今回といずれもクオリティの高さを感じさせる勝利で、今後の活躍が非常に楽しみな馬。

・父のFrankelは2008年英国産のGalileo産駒。現役時は14戦14勝、G1を10勝、重賞12勝。現3歳は5thクロップになり、2018年産まれのこの世代からは先日の英ダービーを制したAdayar、昨年の朝日杯フューチュリティSを勝ったグレナディアガーズ、先日の豪G1-J.J.アトキンスを制したConvergeの3頭のG1馬が出ている。

母のFrench Dressingは2012年英国産。2戦2勝、ヨークでのListed-リリックフィリーズS(芝1m2f56yds)の勝ち馬。Mohaafethは2番仔になる。従姉のSultaninaはG1-ナッソーS、G3-ピナクルSの勝ち馬。伯母のDalvinaはG3-ロングアイランドHの勝ち馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/2/ascot/2021-06-17/785077

Ribblesdale Stakes(G2・芝1m3f211y・3歳牝馬)

・リブルスデイルSは、番手追走のLoving Dreamが直線で抜け出して1着。

1着:Loving Dream

牝3、父・Gleneagles、母・Kissable、母父・Danehill Dancer
調教師:John & Thady Gosden、騎手:Robert Havlin

・今回の勝利で通算5戦2勝、重賞初制覇。前走5/8のListed-オークストライアルフィリーズS(芝1m3f133yds)で1番人気に推されていたが5着と敗れ、ここへ出走していた馬。

・父のGleneaglesは2012年愛国産のGalileo産駒。現役時は11戦7勝、英・愛2000ギニー、セントジェームズパレスS、ナショナルSの4つのG1を含む重賞6勝。母がGiant’s Causewayの全妹、自身の姉、妹にG1馬が3頭いる超良血馬。現3歳はセカンドクロップになり、本馬は8頭目の重賞勝ち馬になる

・母のKissableは2008年愛国産、18戦2勝。重賞入着級の戦績を残し、G1-モイグレアスタッドS3着、G3-シルバーフラッシュS3着、G3-グレンフォールズS3着。母の従兄にワークフォース(凱旋門賞、英ダービー)、母の伯父にBrian Boru(英セントレジャー、レーシングポストトロフィー)。母の従妹の産駒にBest Solution(バーデン大賞、ベルリン大賞、コーフィールドC)。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/2/ascot/2021-06-17/781521

Gold Cup(G1・芝2m3f210y・4歳以上)(British Champions Series)

・ゴールドカップは、注目のStradivariusは中団よりやや後ろのインを追走。4角手前にかけてもインに閉じ込められたままで、ポジションを押し上げられず直線勝負の形になったが、番手追走から早々と先頭に立っていたSubjectivistとの差を詰めることが出来ず、4着。Subjectivistは2着に5馬身差をつけての完勝。

1着:Subjectivist

牡4、父・Teofilo、母・Reckoning、母父・Danehill Dancer
調教師:Mark Johnston、騎手:Joe Fanning

・今回の勝利で通算17戦6勝、G1・2勝目、重賞4勝目。昨年10/25のG1-ロワイヤルオーク賞(芝3100m)→3/27のG2-ドバイゴールドC(芝3200m)を連勝し、ここへ出走していた馬。ゴールドカップ4連覇を狙ったStradivariusを破っての堂々たる勝利。Stradivariusが長きに渡り平定していた一つの時代は終わってしまったのか、観戦者を複雑な気持ちにさせるレースとなっている。

・Mark Johnston師はレース後、「Stradivariusにとっては悲しい日だ。そのようなチャンピオンが倒れた時の気分は分かっているが、いつか起こるだろうし、私たちがチャンピオンを倒せたのを嬉しく思う」とコメント。「ロイヤルアスコットではもっと大きなレース、もっと価値のあるレースがありますが、毎年ここに来ると、私が勝ちたいレースはゴールドカップです。これがロイヤルアスコットの全てです」とも語り、ゴールドカップへの熱い想いを吐露している。Mark Johnston師は今回の勝利でゴールドカップ4勝目。

・父のTeofiloは2004年愛国産のGalileo産駒。現役時は2歳時のみ稼働し5戦5勝。デューハーストS(7f)、ナショナルS(7f)の2つのG1を含む重賞3勝。現2歳が11世代目になり、これまでに21頭のG1馬、53頭の重賞勝ち馬、45頭のリステッド勝ち馬を輩出中の一流種牡馬。今年は母父としてもMac Swiney(愛2000ギニー)を輩出し、注目を集めている。

・母のReckoningは2009年愛国産、7戦1勝、リステッドレースで2着、3着、3着と入着実績あり。半兄のSir Ron Priestleyは英G2-ジョッキークラブS、英G3-マーチSの勝ち馬で、一昨年の英セントレジャーで2着。

・Stradivarius陣営は道中、ポケットに閉じ込められ、隣に牝馬(結果、この馬Princess Zoeが2着)がいたため、前に出られなかったとコメント。現地メディアはこれを「traffic problems」と形容し、デットーリは勝ち馬を称えつつ、リターンマッチへの意欲を示している。Stradivariusの復権なるか、今後再戦が実現すれば注目の一戦となる。

・以下は4角手前の写真。インの黄色い帽子がStradivarius。悠々と先頭を走っているのがSubjectivist。

https://www.rp-assets.com/images/news/2021/06/17/94281-medium.jpeg

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/2/ascot/2021-06-17/781520

Britannia Stakes(Heritage Handicap・芝1m Str・3歳牡馬、せん馬)

・外の馬群から抜け出したNew Bay産駒・Perotto(せん3)が1着。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/2/ascot/2021-06-17/785078

King George V Stakes(Handicap・芝1m3f211y・3歳)

・後方待機のFastnet Rock産駒・Surefire(牡3)が直線大外に持ち出され、1番人気のSir Lamorakの追撃をクビ差抑えて勝利。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/2/ascot/2021-06-17/785079

Buckingham Palace Stakes(Handicap・芝7f・3歳以上)

・外の馬群から早めに先頭に立った、Night Of Thunder産駒・Highfield Princess(牝4)が1着。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/2/ascot/2021-06-17/785080

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