ロイヤルアスコット開催4日目のレース結果をお届けする。本日はG1-コモンウェルスC、G1-コロネーションSの2つのG1を中心に7つのレースが行われている。本日は終日、馬場状態「Heavy」で行われ、重い馬場への適性も問われる一日となっている。

Albany Stakes(G3・芝6f・2歳牝馬)

・アルバニーSは、白い帽子、シャドーロールのSandrineが内から馬群をさばいて抜け出し、追撃するHello Youを抑えて1着。

1着:Sandrine

牝2、父・Bobby’s Kitten、母・Seychelloise、母父・Pivotal
調教師:Andrew Balding、騎手:David Probert

・今回の勝利で通算2戦2勝、重賞初制覇。5/19のケンプトンでのデビュー戦(AW6f)を制し、ここへ出走していた馬。オーナーブリーダーのMiss K Rausingはフォーブス2020の世界長者番付リストで世界で150番目に裕福な個人としてランクインした人物。

・父のBobby’s Kittenは2011年米国産のKitten’s Joy産駒。現役時は15戦6勝、G1-BCターフスプリント(芝6.5f)、G3-ピルグリムS(芝8.5f)の勝ち馬。現2歳はセカンドクロップになるが、本馬が初の産駒重賞勝ち馬となる。他にファーストクロップからは重賞入着2回のMonaasib(牡3)が出ている程度で、これまでに目立った産駒は出せていない。

・母のSeychelloiseは2012年英国産、22戦4勝。祖母のStarlit Sandsは仏G3-アランベール賞の勝ち馬。母の従兄・Chigunは愛G3-アブダビSの勝ち馬。母の従姉・Songerieは仏G3-レゼルヴォワ賞の勝ち馬。曽祖母の半兄にPetoski(キングジョージ6世&クイーンエリザベスS)。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/2/ascot/2021-06-18/785084

King Edward VII Stakes(G2・芝1m3f211y・3歳牡馬、せん馬)

・キングエドワード7世Sは、後方追走の2番・Alenquerが直線で外から鋭く伸びて、人気に応えて差し切り勝ち。

1着:Alenquer

牡3、父・Adlerflug、母・Wild Blossom、母父・Areion
調教師:William Haggas、騎手:Tom Marquand

・今回の勝利で通算4戦3勝、重賞2勝目。昨年8/16のデビュー戦(芝7f)で1着→9/5のListed-アセンダントS(芝1m)で2着→4/23のG3-クラシックトライアル(芝1m1f209yds)で次走、英ダービーを制することになるAdayarを半馬身差で降し、ここへ出走していた馬。レース後、William Haggas師は今後について「エキサイティングな選択肢がたくさんある」と語り、パリ大賞典、ドイチェスダービーへの興味を示している。

・父のAdlerflugは2004年ドイツ産のIn The Wings産駒。祖母がUrban Sea、キングズベストを輩出したAllegrettaの全妹で、GalileoやSea The Starsと同じ牝系に属している馬。現役時は11戦4勝、ドイチェスダービー(7馬身差)、ドイツ賞(現ベルリン大賞)の2つのG1に勝利。主な産駒に昨年のG1-ドイチェスダービーの勝ち馬で、凱旋門賞2着のIn SwoopIto(バイエルン大賞)、Iquitos(バーデン大賞、ダルマイヤー大賞、バイエルン大賞)、Lacazar(独オークス)。今年4/5に17歳で急死したばかり。

・母のWild Blossomは2012年英国産、1戦未勝利。祖母がWind In Her Hairだが、あのウインドインハーヘアーとは同名他馬で、曽祖母のWaitotaraを牝祖とする主な活躍馬にMr Medici(G1-香港チャンピオンズ&チャターC)、Win for Us(G2-ドイツセントレジャー)、Wild Side(G2-オイロパシャンピオナート)らがいる。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/2/ascot/2021-06-18/781524

Commonwealth Cup(G1・芝6f・3歳牡馬、牝馬)(British Champions Series)

・コモンウェルスCは、終始レースを主導したCampanelleと、外の好位追走のDragon Symbolの2頭が抜け出し、壮絶な一騎打ちとなり、Dragon Symbolが先着するも右にヨレて進路妨害をしたと判定され2着降着となり、2位入線のCampanelleが繰り上がりで1着。

・正面からの映像。Dragon Symbolが右にヨレてしまい、あおりを受けたCampanelleの進路が急激に右にズレているのが分かる。

1着(※2着入線から繰り上がり):Campanelle

牝3、父・Kodiac、母・Janina、母父・Namid
調教師:Wesley A Ward、騎手:Frankie Dettori

・今回の勝利で通算5戦4勝、G1・2勝目、重賞3勝目。昨年6/20のロイヤルアスコットでの英G2-クイーンメアリーS(芝5f)で1着→8/23の仏G1-モルニー賞(芝1200m)で1着→11/6の米G1-BCジュヴェナイルフィリーズターフ(芝8f)で4着とし、223日ぶりの休み明けでここへ出走していた馬。ラストで止まった前走を見ると明らかにマイルは長い馬で、米国調教馬だが今後、欧州のスプリント路線で活躍が見込めそうな存在。レース後、Wesley A Ward師は8/8の仏G1-モーリスドゲスト賞の名前をあげて、レース間隔が理想的なため検討するかもしれないとコメントしている。

・父のKodiacは2001年英国産のデインヒル産駒。現役時は20戦4勝で重賞勝ちは無いが、母のRafhaが仏オークス馬、半兄にInvincible Spiritがいる良血馬。本馬を含む5頭のG1馬を輩出中。5頭のG1馬の内、4頭が複数のG1を制しており(本馬、Fairyland、Hello Youmzain、Best Solution)、4頭が6fのG1を制覇(本馬、Fairyland、Hello Youmzain、Tiggy Wiggy)、3頭が2歳G1を制覇(本馬、Fairyland、Tiggy Wiggy)。

母のJaninaは2005年英国産、5戦2勝、2歳牝馬限定のListed-マリーゲートS(5f)の勝ち馬。祖母のLady Dominatrixは英G3-ドバイ国際空港ワールドトロフィーの勝ち馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/2/ascot/2021-06-18/781523

Coronation Stakes(G1・芝7f213y Rnd・3歳牝馬)(British Champions Series)

・コロネーションSは、中団追走の水色の帽子、Alcohol Freeが直線良く伸びて差し切り勝ち。1番人気のPretty Gorgeousは最後一杯になり5着。

1着:Alcohol Free

牝3、父・No Nay Never、母・Plying、母父・ハードスパン
調教師:Andrew Balding、騎手:Oisin Murphy

・今回の勝利で通算6戦4勝、G1・2勝目、重賞3勝目。昨年9/26のG1-チェヴァリーパークS(芝6f)の勝ち馬で、今季は4/18のG3-フレッドダーリンS(芝7f)で1着→5/2のG1-英1000ギニー(芝1m)で5着、としここへ出走していた馬。前走は同率で1番人気に推されていたが、5着とはいえ勝ち馬とは2馬身差のまずまずの内容とし、マイルへの目途も立ててここへ臨んでいた。

・父のNo Nay Neverは2011年米国産のScat Daddy産駒。現役時は6戦4勝、2着2回。仏2歳G1-モルニー賞(芝1200)、英2歳G2-ノーフォークS(芝5f)、米G3-ウッドフォードS(芝5.5f)の勝ち馬。現3歳はサードクロップになり、これまでの3世代でG1馬3頭(本馬、Ten Sovereigns、Brooke)が計5つのG1を制覇。ファーストクロップの成功を受けて種付料が初年度から5倍、前年の4倍の10万ユーロに急騰したのが2019年のため、来年デビューする世代(現1歳)以降は繁殖牝馬の質が急激に上がった世代=成功馬が出る確率がこれまで以上に高くなる世代、になる。尚、Alcohol Freeは種付料1万7500ユーロだった時の世代。

・母のPlyingは2010年米国産、6戦2勝。祖母の半兄・Raise a GrandはG3-ソラリオSの勝ち馬。

・鞍上のOisin Murphyにカメラを装着した臨場感満点の動画。レース中に飛び交うジョッキーの声、周囲の馬との距離感など、騎手目線で勝ち馬に乗っているかのような疑似体験が出来る。

https://twitter.com/AtTheRaces/status/1405922195642228749

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/2/ascot/2021-06-18/781522

Sandringham Stakes(Handicap・芝1m Str・3歳牝馬)

・サンドリンガムSは、外の馬群の3番手につけていた、Awtaad産駒・Create Belief(牝3)がラストは外ラチ沿いを独走する形で2着に5馬身半差をつけて快勝。

・往年の名ジョッキー、Johnny Murtagh師は管理馬で初のロイヤルアスコット勝利。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/2/ascot/2021-06-18/785081

Duke Of Edinburgh Stakes(Handicap・芝1m3f211y・3歳以上)

・デュークオブエディンバラSは、好位追走の青い帽子、1番人気のNathaniel産駒・Quickthorn(せん4)が直線で抜け出して1着。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/2/ascot/2021-06-18/785082

Palace Of Holyroodhouse Stakes(Handicap・芝5f・3歳)

・パレスオブホリールードハウスSは、大外を走ったシャドーロールのGarswood産駒・Significantly(牡3)が1着。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/2/ascot/2021-06-18/785083

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