2021 アイリッシュダービー等・レース結果

現地時間6/26(土)に愛カラ競馬場にて行われた、G1-アイリッシュダービー(芝12f)の結果と動画をお届けする。合わせて同日に豪イーグルファーム競馬場にて行われた、G1-タタソールズティアラ(芝1400m)についても触れる。

Dubai Duty Free Irish Derby(G1・芝12f・3歳・愛カラ競馬場)

・アイリッシュダービーは、番手追走のLone Eagleが4角先頭から逃げ込みを図る中、中団追走から直線で外に持ち出されたHurricane Laneが猛然と追い詰め、2頭の争いに。Lone Eagleの逃げ込みが優勢に見えるシーンもあったが、ゴール前で漸く捕らえたHurricane Laneがクビ差抜け出して1着。1番人気のHigh Definitionは後方追走のまま、全くいいところなく10着。

1着:Hurricane Lane

牡3、父・Frankel、母・Gale Force、母父・Shirocco
調教師:Charlie Appleby、騎手:William Buick

・今回の勝利で通算5戦4勝、G1初制覇、重賞2勝目。5/13のG2-ダンテS(芝1m2f56yds)をデビュー3連勝で制し、G1-英ダービー(芝1m4f6yds)に臨むも、勝った同厩のAdayarから7馬身3/4差の3着だった馬。ゴドルフィンはアイリッシュダービー3勝目(1994年・Balanchine、2015年・Jack Hobbs、2021年・Hurricane Lane)。

・父のFrankelは2008年英国産のGalileo産駒。現役時は14戦14勝、G1・10勝、重賞12勝。現3歳は5thクロップになり、これまで全ての世代からG1馬が出ており、Hurricane Laneは16頭目の産駒G1馬になる。今年は本馬(アイリッシュダービー)、Adayar(英ダービー)、Converge(J.J.アトキンス)、Hungry Heart(オーストラリアンオークス、ヴァイナリースタッドS)の4頭が既にG1を5勝。種付料は2019年以降、17万5000ポンド(現在のレートで約2691万円)で固定されている。

母のGale Forceは2011年英国産、11戦3勝、仏サンクルー競馬場でのListed-Prix Denisy(芝3100m)の勝ち馬。母の半姉・Seal of Approvalは英G1-ブリティッシュチャンピオンズフィリーアンドメアSの勝ち馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/178/curragh/2021-06-26/771355

Sky Racing Tattersall’s Tiara(G1・芝1400m・2歳以上・豪イーグルファーム競馬場)

・タタソールズティアラは、好位追走の11番・Tofaneが直線大外から突き抜けて快勝。

1着:Tofane

牝5、父・Ocean Park、母・Baggy Green、母父・Galileo
調教師:Michael Moroney、騎手:Craig A Williams

・今回の勝利で通算22戦7勝、G1・3勝目、重賞5勝目。前走6/12のG1-ストラドブロークH(芝1400m)に続き、G1連勝達成。昨年4/18のG1-オールエイジドS(芝1400m)も含め、これまでに勝った3つのG1レースは全て芝1400m戦であげたもの。

・父のOcean Parkは2008年新国産のThorn Park(その父・スピニングワールド)産駒。現役時は14戦7勝、コックスプレート、コーフィールドS、アンダーウッドS、マクフィチャレンジS、ARCニュージーランドSの5つのG1を含む重賞6勝。本馬(オールエイジドS、ストラドブロークH、タタソールズティアラ)、Kolding(オールエイジドS、ジョージメインS、エプソムH)、Ocean Billy(オークランドカップ)の3頭のG1馬を輩出中。

・母のBaggy Greenは2008年豪州産、11戦1勝。曽祖母がUser Friendly(英・愛オークス、英セントレジャー、サンクルー大賞、ヨークシャーオークス)になる牝系の出身。叔母のYoungstarは豪G1-クイーンズランドオークスの勝ち馬。同じく叔母のFunstarは豪G1-フライトSの勝ち馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/468/eagle-farm/2021-06-26/788331