現地時間7/14(水)、現地では祝日となるフランス建国記念日に仏パリロンシャン競馬場にて行われた、G1-パリ大賞(芝2400m)の結果と動画をお届けする。アイリッシュダービー馬・Hurricane Laneが1番人気に推され、前走ロイヤルアスコットのG2-キングエドワード7世Sを制したAlenquerが2番人気となっている。
Grand Prix de Paris(G1・芝2400m・3歳牡馬、牝馬)(Grande Course)
・番手追走のHurricane Laneが直線であっさりと抜け出し、2着に6馬身差をつけて圧勝。2着はバリードイルのWordsworth、3着はAlenquer。
1着:Hurricane Lane
牡3、父・Frankel、母・Gale Force、母父・Shirocco
調教師:Charlie Appleby、騎手:William Buick
・今回の勝利で通算6戦5勝、G1・2勝目、重賞3勝目(パリ大賞、アイリッシュダービー、ダンテS)。唯一の敗戦は6/5のG1-英ダービー(3着)。今回の勝利を受けてbet365では凱旋門賞のアンティポストで本馬をLove、Snowfallと並ぶ6.50倍の1番人気に設定。馬場状態「Very Soft」での今回の勝利は今年の凱旋門賞が昨年のように渋った馬場となった場合でも本馬のパフォーマンスが落ちないであろう事を裏付けるものと言え、非常に強力な凱旋門賞馬候補になったといえそうである。
・父のFrankelは2008年英国産のGalileo産駒。現役時は14戦14勝、G1・10勝、重賞12勝。2018年産の現3歳世代(5thクロップ)は1stクロップ以来の当たり年で、これまでに本馬を含む5頭がG1勝ち。以下、世代別に全17頭の産駒G1馬をまとめる。尚、先日亡くなったGalileoは5thクロップまでに20頭のG1馬を輩出しており、FrankelはGalileoと3頭差のペースでG1馬を輩出中。
2014年産:6頭(ソウルスターリング、Cracksman、Call the Wind、Dream Castle、モズアスコット、Mirage Dancer)
2015年産:2頭(Without Parole、Veracious)
2016年産:2頭(Anapurna、Logician)
2017年産:2頭(Quadrilateral、Hungry Heart)
2018年産:5頭(グレナディアガーズ、Adayar、Converge、Hurricane Lane、Snow Lantern)
・母のGale Forceは2011年英国産、11戦3勝、仏サンクルー競馬場でのListed-Prix Denisy(芝3100m)の勝ち馬。母の半姉・Seal of Approvalは英G1-ブリティッシュチャンピオンズフィリーアンドメアSの勝ち馬。
※レーシングポストのFULL result
https://www.racingpost.com/results/211/longchamp/2021-07-14/789434