現地時間7/24(土)に英アスコット競馬場にて行われた、G1-キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(芝1m3f211y)の結果と動画をお届けする。合わせて米サラトガ競馬場にて行われた、G1-CCAオークス(ダ9f)についても触れる。

King George VI And Queen Elizabeth Qipco Stakes(G1・芝1m3f211y・3歳以上)(British Champions Series)

・キングジョージ6世&クイーンエリザベスSは、Broomeがハナを切り、この後ろにLone EagleとAdayarが付け、Loveは4番手、Mishriffは最後方を追走。直線で早めにAdayarが先頭に立つと、大外からMishriffが接近し、少し遅れてLoveが迫るも、Adayarの脚色は全く衰えず、2着のMishriffに1馬身3/4差をつけてAdayarが快勝。1番人気のLoveは3着。

1着:Adayar

牡3、父・Frankel、母・Anna Salai、母父・Dubawi
調教師:Charlie Appleby、騎手:William Buick

・今回の勝利で通算6戦3勝、G1・2勝目。4/23のG3-クラシックトライアル(芝1m1f209yds)で2着→5/8のListed-ダービートライアルS(芝1m3f133yds)で2着とし、6/5のG1-英ダービー(芝1m4f6yds)に出走。ゴドルフィンの主戦ジョッキー2人(William Buick、James Doyle)がHurricane Lane(3着)、One Ruler(6着)に騎乗していたため、テン乗りのAdam Kirbyが手綱を取り、臨んでいたが2着に4馬身半差をつけて快勝。今回は初の古馬との一戦として、William Buickが手綱を取り、ここへ臨んでいた。

・今回の勝利を受けて、ウィリアムヒルでは本馬を凱旋門賞のアンティポストでSnowfall(4.50倍)に次ぐ、2番人気(5.50倍)に設定。追加登録が必要な馬だが、本馬とHurricane Lane(7.00倍)のゴドルフィン勢と、Snowfall、St Mark’s Basilica(6.00倍)のバリードイル勢が上位人気を形成している。尚、レース後、Charlie Appleby師はAdayarはニエル賞から凱旋門賞、Hurricane Laneは英セントレジャーに向かい、内容を見て凱旋門賞へ行くか判断する、と今後のターゲットについて言及している。

・今回のRPR(レーシングポストレーティング)は128。3歳でキングジョージを勝った近年の勝ち馬と比較すると、Galileo(132)、Alamshar(132)には劣るが、Nathaniel(127)、Taghrooda(125)、ラムタラ(124)には優る数字で、Enableと全く同じ数字。

・父のFrankelは2008年英国産のGalileo産駒。現役時は14戦14勝、G1・10勝、重賞12勝。現3歳世代から、本馬(英ダービー、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS)とHurricane Lane(アイリッシュダービー、パリ大賞)の両ゴドルフィン勢の大物が出現。現地時間7/23に産駒のInspiral(牝2)がリステッド勝ちし、既に6世代で75頭目のステークスウイナーを輩出中。

母のAnna Salaiは2007年米国産のDubawi産駒。現役時は8戦1勝、唯一の勝ち鞍がパリロンシャンでの仏G3-グロット賞(芝1600m)。次走の愛G1-アイリッシュ1000ギニー(芝8f)で2着。祖母のアンナパラリーヴァは1995年愛国産、現役時は3戦2勝、シャンティイでの仏2歳G3-オマール賞(芝1600m)の勝ち馬。アンナパラリーヴァはサンデーサイレンスとの交配のために日本へ送り込まれたことがあるが、サンデーサイレンスとの牝駒(英国産)は英2戦未勝利に終わっている。従兄のNational Defenseは仏2歳G1-ジャンリュックラガルデール賞の勝ち馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/2/ascot/2021-07-24/785167

Coaching Club American Oaks(G1・ダ9f・3歳牝馬)

・CCAオークスは、これまで5戦5勝、圧倒的な1番人気に推されたケンタッキーオークス馬・Malathaatがハナを切り、番手にMaracujaがつける展開。3角手前でMaracujaがいったん最後方に下がるも、4角にかけて盛り返すと直線でMalathaatを外から交わし、1着。頭差の2着にMalathaat。

1着:Maracuja

牝3、父・Honor Code、母・Patti’s Regal Song、母父・Unbridled’s Song
調教師:Rob Atras、騎手:Ricardo Santana Jr

・今回の勝利で通算6戦2勝、重賞初制覇。デビュー3戦目で勝ち上がった馬で、以後、4/3のG3-ガゼルS(ダ9f)2着→4/30のG1-ケンタッキーオークス(ダ9f)7着。今回は85日ぶりのレースで最低人気で臨んでいた一戦。

・父のHonor Codeは2011年米国産のA.P. Indy産駒。現役時は11戦6勝、G1-メトロポリタンH(ダ8f)、G1-ホイットニーS(ダ9f)、G2-ガルフストリームパークH(ダ8f)、G2-レムゼンS(ダ9f)の勝ち馬。Maracujaはセカンドクロップになり、2頭目の産駒G1馬、3頭目の重賞勝ち馬になる。これまでの主な産駒はいずれもファーストクロップの馬で、Honor A. P.(G1-サンタアニタダービー)、Max Player(G2-サバーバンS、G3-ウィザーズS)。

・母のPatti’s Regal Songは2006年米国産。6戦1勝。伯母のRegally AppealingはG2-アディロンダックSの勝ち馬。従兄のRockport HarborはG2-レムセンS、G3-ナシュアS、G3-エセックスHの勝ち馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/445/saratoga/2021-07-24/790226