現地時間7/28(水)の英グッドウッド競馬場ではグロリアスグッドウッド開催2日目が行われている。本稿ではマイルG1-サセックスS(芝1mile)の結果と動画をお届けする。
Qatar Sussex Stakes(G1・芝1mile・3歳以上)(British Champions Series)
・1番人気の9番・Poetic Flareは3番手を追走し、中団に10番・Alcohol Free、11番・Snow Lanternがつける展開。直線でPoetic Flareが抜け出しを図るも、外からAlcohol Freeが接近。両馬の一騎打ちとなり、競り勝ったAlcohol FreeがPoetic Flareに1馬身3/4差をつけて勝利。
1着:Alcohol Free
牝3、父・No Nay Never、母・Plying、母父・ハードスパン
調教師:Andrew Balding、騎手:Oisin Murphy
・今回の勝利で通算8戦5勝、G1・3勝目、重賞4勝目。デビュー3戦目で臨んだ昨年9/26のG1-チェヴァリーパークS(芝6f)を制覇した馬で、今年は4/18のG3-フレッドダーリンS(芝7f)から始動し1着→5/2のG1-英1000ギニー(芝1mile)は5着→6/18のG1-コロネーションS(芝7f213yds)で1着→7/9のG1-ファルマスS(芝1mile)で3着。今回は英2000ギニー、セントジェームズパレスSの勝ち馬・Poetic Flare(牡3)が圧倒的な人気を集めた一戦だったが、見事にこれを撃破している。
・父のNo Nay Neverは2011年米国産のScat Daddy産駒。現役時は6戦4勝、2着2回。仏2歳G1-モルニー賞(芝1200)、英2歳G2-ノーフォークS(芝5f)、米G3-ウッドフォードS(芝5.5f)の勝ち馬。現2歳を含めた4世代でG1馬を3頭(本馬、Ten Sovereigns、Brooke)、G2勝ち馬を8頭、G3勝ち馬を5頭、リステッド勝ち馬を14頭輩出。サセックスSの1つ前に行われた2歳G3-モールコームSもNo Nay Never産駒・Armorが勝っており、Scat Daddyの後継種牡馬としての地位をますます盤石のものとしている印象。
・母のPlyingは2010年米国産、6戦2勝。祖母の半兄・Raise a GrandはG3-ソラリオSの勝ち馬。
※レーシングポストのFULL result
https://www.racingpost.com/results/21/goodwood/2021-07-28/783972