現地時間8/20(金)に英ヨーク競馬場にて行われた、G1-ナンソープS(芝5f)の結果と動画をお届けする。合わせてStradivariusが出走したG2-ロンズデールC(芝2m56y)についても触れる。

Coolmore Wootton Bassett Nunthorpe Stakes(British Champions Series)(G1・芝5f・2歳以上)

・クールモアが先日購買したアメリカ調教馬・Golden Palが先手を奪い、差が無くLiberty Beach、Winter Powerがつける展開。Winter Powerが早めに先頭に立つと、内からDragon Symbol、外からSuesaらが接近するも、差は詰まらず2着のEmaraaty Anaに1馬身1/4差をつけて、Winter Powerが1着。

1着:Winter Power

牝3、父・Bungle Inthejungle、母・Titian Saga、母父・Titus Livius
調教師:Tim Easterby、騎手:Silvestre De Sousa

・今回の勝利で通算13戦7勝、G1初制覇、重賞2勝目。デビュー以来、全13戦を芝5f戦で使われてきた馬で、2歳時にG3-コーンウォリスS、Listed-ハリーローズベリーSに勝利。今年は5/13のListed-ウェストウSで1着→6/15のG1-キングズスタンドSで9着→7/10のListed-ジョンスミスズシティウォールズSで1着とし、ここへ出走していた馬。Battaashが先日引退し、5f路線は主軸を失った状況だが、7/30のG2-キングジョージSで3歳のSuesaとDragon Symbolが1,2着となり、今回も3歳のWinter Powerが制覇し、Dragon Symbolが3着、Suesaが4着と上位入線。今後はこれら3歳勢による覇権争いが展開していきそうである。

・父のBungle Inthejungleは2010年英国産のExceed And Excel産駒。現役時は17戦4勝、2歳G3-コーンウォリスS(5f)、2歳G3-モールコームS(5f)の勝ち馬。2歳時に9戦した馬で勝ち鞍は全て2歳時でのもの。Winter Powerは初の産駒G1馬となる。現2歳までの4世代で本馬、Living in the Past(2歳G2-ロウザーS・6f)、Rumble Inthejungle(2歳G3-モールコームS・5f)の3頭が重賞勝ち。現3歳のサードクロップは12頭が出走し6頭が2歳時に勝ち上がりこの6頭の中からG1馬・Winter Powerが出たということになる

・母のTitian Sagaは2003年愛国産、21戦1勝(6f)。従姉のDevonshireは愛G2-ランウェイズスタッドSの勝ち馬で、アイリッシュ1000ギニー3着。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/107/york/2021-08-20/786289

Weatherbys Hamilton Lonsdale Cup Stakes(British Champions Series)(G2・芝2m56y・3歳以上)

・注目のStradivariusは離れた番手を追走。直線でStradivariusが上昇すると最後方にいたSpanish Missionが接近。両馬のマッチレースとなり、一瞬Spanish Missionが抜け出しかけるシーンもあったが、最後はStradivariusが競り勝ち、1着。

1着:Stradivarius

牡7、父・Sea The Stars、母・Private Life、母父・Bering
調教師:John & Thady Gosden、騎手:Frankie Dettori

・今回の勝利で通算29戦18勝、重賞16勝目。今年は4連覇を狙ったロイヤルアスコットのG1-ゴールドCで4着、5連覇を狙ったG1-グッドウッドCは前夜の降雨による馬場コンディション悪化を理由に直前で回避、とリズムを欠いた近況だったが、仕切り直しとなった今回きっちり勝利。2着のSpanish Mission(牡5)はゴールドCで3着に入り、Stradivarius(4着)に先着していた実力馬だが、昨年のグッドウッドCでは6馬身以上の着差をつけて降していた馬でもあり、現在の力量差が接近していることを示唆する結果でもある印象。

・レース後、Frankie Dettoriは「彼はちょうど間に合うように頭を飛び出したので、彼は線がどこにあるか知っていると思います!」「正直に言うと、それは凄まじい競馬であり、彼が受けたレセプションは特別でした」とコメント。「彼は若くなりません」とも語っており、ある種の衰えは率直に匂わせているが、今回の競馬や観衆の反応を見る限り、どこかでゴールドC4連覇を阻まれたSubjectivistとの再戦を見たいところだがどうなるか。

・John Gosden師は「彼はレースとトレーニングを楽しんでいる」「彼の熱意は完璧」「(今後は)彼に彼が望む方法を訓練させます」とコメント。次走候補として馬場状態によるとしながらドンカスターCやブリティッシュチャンピオンズロングディスタンスCの名前をあげており、まだまだ頼もしい雄姿を見せてくれそうである。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/107/york/2021-08-20/787382