現地時間9/4(土)に英ヘイドックパーク競馬場にて行われた、G1-スプリントカップ(芝6f)の結果と動画をお届けする。併せてトピックとしてブラジルのサンパウロ地区3歳牡馬3冠初戦と3歳牝馬3冠の初戦をいずれもアグネスゴールド産駒が制した事に触れる。

Betfair Sprint Cup Stakes(G1・芝6f・3歳以上)(British Champions Series)

・好位追走の黄色い勝負服・Emaraaty Anaが抜け出し、1番人気のジュライCの勝ち馬・Starmanの猛追を短頭差抑えて1着。

1着:Emaraaty Ana

せん5、父・Shamardal、母・Spirit Of Dubai、母父・Cape Cross
調教師:Kevin Ryan、騎手:Andrea Atzeni

・今回の勝利で通算19戦5勝、G1初制覇、重賞2勝目。2歳時にG2-ジムクラックS(芝6f)を制して以降、重賞3着が3回とソコソコの戦績を積み重ねてきた馬だが、前走8/20のG1-ナンソープS(芝5f)で単勝41倍の人気薄ながら2着に好走。今回も単勝12倍の人気に留まっていたが見事に勝利。

・父のShamardalは2002年米国産のGiant’s Causeway産駒。現役時は7戦6勝、ジョッケクルブ賞(仏ダービー)、プールデッセデプーラン(仏2000ギニー)、セントジェームパレスS、デューハーストSの4つのG1を含む重賞5勝。唯一の敗戦はダートを使われたUAEダービーで9着に敗れたもの。2004年のカルティエ賞最優秀2歳牡馬。昨年4月に18歳で亡くなっているが、Lope De Vega(仏2冠馬)、Blue Point(カルティエ賞最優秀スプリンター)、Pinatubo(カルティエ賞最優秀2歳牡馬)ら、多くのチャンピオンホース、後継種牡馬を輩出し、偉大な足跡を残した。来週のアイリッシュチャンピオンSにはTarnawa(牝5)が出走予定(現在、St Mark’s Basilicaに次ぐ2番人気)で、遺されたShamardal産駒の活躍はまだ続きそうである。

母のSpirit Of Dubaiは2006年愛国産、8戦2勝、Listed-プリンセスロイヤルS(芝1m3f211yds)の勝ち馬。伯母のTrumbakaは仏G3-コリーダ賞、仏G3-フロール賞の勝ち馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/23/haydock/2021-09-04/787387

アグネスゴールド産駒2頭がブラジルでG1制覇

・現地時間9/4(土)にブラジルのサンパウロにあるシダーヂ・ジャルディン競馬場にて行われた、G1-イピランガ大賞(芝1600m)、G1-バラオジ・デ・ピラシカバ大賞(芝1600m)を共にアグネスゴールド産駒が制覇している。

・アグネスゴールドは2004年から2006年は日本(レックススタッド)、2007年から2009年は米国にて供用されたが、目ぼしい産駒を残せず。その後、ブラジルを拠点とするスウェーデン人馬主のステファン・フリボルグ氏によりブラジルへ輸入されると、少ない産駒の中から南米でダービー馬、オークス馬を含む数々のG1馬を輩出し、昨年は米G1-シャドウェルターフマイルSを産駒のIvarが制覇するなど大成功を収めた。残念ながらアグネスゴールドは昨年、感染症にかかり種牡馬を引退しているが、サンデーサイレンスの血は確実に南米の地で根付いていきそうである。

Grande Premio Ipiranga(G1・芝1600m・3歳)

・サンパウロ地区3歳牡馬3冠初戦のイピランガ大賞は、1番人気のアグネスゴールド産駒・Orfeu Negroが2着に6馬身1/4差をつけて圧勝。

Grande Premio Barao de Piracicaba(G1・芝1600m・3歳牝馬)

・サンパウロ地区3歳牝馬3冠初戦のバラオジ・デ・ピラシカバ大賞は、1番人気のアグネスゴールド産駒・Olympic Las Palmasが制覇。