現地時間9/4(土)に米サラトガ競馬場にて行われた、G1-ジョッキークラブゴールドC(ダ10f)、G1-フラワーボウルS(芝11f)の結果と動画をお届けする。
Jockey Club Gold Cup Stakes(G1・ダ10f・3歳以上)
・1番人気のForza Di Oroがハナに立ち、番手にMax Player、3番手にHappy Saverがつける展開。直線は人気3頭の争いとなるも、番手から力強く抜け出したMax Playerが2着のHappy Saverに4馬身差をつけて快勝。
1着:Max Player
牡4、父・Honor Code、母・Fools In Love、母父・Not For Love
調教師:Steven Asmussen、騎手:Ricardo Santana Jr
・今回の勝利で通算11戦4勝、G1初制覇、重賞3勝目。昨年はベルモントS3着→トラヴァーズS3着→ケンタッキーダービー5着→プリークネスS5着とG1戦線では善戦止まりだった存在だが、前走7/3のG2-サバーバンS(ダ10f)で、今年のドバイワールドCの勝ち馬・Mystic Guide、昨年のジョッキークラブゴールドCの勝ち馬・Happy Saverらを降し勝利。今回は3番人気でここへ臨んでいた馬。
・父のHonor Codeは2011年米国産のA.P. Indy産駒。現役時は11戦6勝、G1-ホイットニーS(ダ9f)、G1-メトロポリタンH(ダ8f)、G2-ガルフストリームパークH(ダ8f)、2歳G2-レムゼンS(ダ9f)の勝ち馬。Max PlayerはHonor A. P.(サンタアニタダービー・1stクロップ)、Maracuja(CCAオークス・2ndクロップ)に続く3頭目の産駒G1馬になる。現4歳がファーストクロップで現在3世代が稼働中。これまでに輩出した3頭の重賞勝ち馬はいずれもG1馬で、他に4頭がブラックタイプ勝ち馬となっている。
・母のFools In Loveは2006年米国産、23戦5勝。半兄のSeahengeは英2歳G2-シャンペンSの勝ち馬。叔父のInternational Starは米G2-ルイジアナダービー、米G2-リズンスターS、米G3-ルコントS、加2歳G3-グレイSの勝ち馬。
※レーシングポストのFULL result
https://www.racingpost.com/results/445/saratoga/2021-09-04/792956
Flower Bowl Stakes(G1・芝11f・4歳以上牝馬)
・好位追走の1番人気・War Like Goddessが絶好の手応えで直線に向くと、危なげなく抜け出し、2着に2馬身1/4差をつけて完勝。
1着:War Like Goddess
牝4、父・English Channel、母・Misty North、母父・North Light
調教師:William Mott、騎手:Julien R Leparoux
・今回の勝利で通算7戦6勝、G1初制覇、重賞4勝目。3/27のG3-オーキッドS(芝11f)→4/23のG3-ビウィッチS(芝12f)→8/27のG2-グレンズフォールズS(芝12f)に続き、これで重賞4連勝達成。
・父のEnglish Channelは2002年米国産のSmart Strike産駒。現役時は23戦13勝、BCターフ(芝12f)、ターフクラシック招待S(芝12f・2勝)、ユナイテッドネーションズS(芝11f・2勝)、ターフクラシックS(芝9f)の6つのG1を含む重賞7勝。War Like Goddessは12頭目の産駒G1馬となる。先日のミスターD.ステークス(旧アーリントンミリオン)を産駒のTwo Emmysが制したのに続き、今年2頭目のG1制覇。現在のアメリカを代表するターフサイアーで今年既に8頭が重賞を制し、TDNによる現時点の北米芝リーディングサイアーランキング2位。主な産駒にChannel Maker(2020年エクリプス賞最優秀芝牡馬)。
・母のMisty Northは2010年米国産、11戦1勝。4代母のLaughing Bridgeは米2歳G2-アディロンダックS、米2歳G2-スカイラヴィルSの勝ち馬。
※レーシングポストのFULL result
https://www.racingpost.com/results/445/saratoga/2021-09-04/792955