現地時間9/11(土)の英ドンカスター競馬場にてセントレジャーフェスティバル最終日のメインレースとして行われた、G1-英セントレジャー、2歳G2-シャンペンSの結果と動画をお届けする。合わせて豪フレミントン競馬場にて行われた、G1-マカイビーディーヴァSについても触れる。

Cazoo St Leger Stakes(G1・芝1m6f115y・3歳(せん馬不可)(British Champions Series)・英ドンカスター競馬場)

・英セントレジャーは、中団追走の1番人気・Hurricane Laneが直線で先に抜け出した英ダービー2着馬・Mojo Star目がけて外から力強く接近。一気に突き抜けて2着のMojo Starに2馬身3/4差をつけて完勝。

1着:Hurricane Lane

牡3、父・Frankel、母・Gale Force、母父・Shirocco
調教師:Charlie Appleby、騎手:William Buick

・今回の勝利で通算7戦6勝、G1・3勝目、重賞4勝目。英ダービーで同じゴドルフィンのFrankel産駒・Adayarの3着に敗れた以外は負け無しとなり、アイリッシュダービー→パリ大賞→英セントレジャーとこれで同世代相手にG1・3連勝。次走は凱旋門賞が有力視されるが、懸念されるのは3歳で英セントレジャーと凱旋門賞を制した馬は1970年の英3冠馬・ニジンスキーも2着に敗れたようにこれまで皆無な事。この点についてレース後、Charlie Appleby師は「それが一度も行われたことがないことを知っていますが、それはそれが出来ないという意味ではありません」「これはクラシックです。伝統と歴史に勝るものはありません」とコメント。

・結果的には回避することとなったが前哨戦として負荷が軽いと思われるニエル賞を選択していたAdayarがゴドルフィン内の序列的にはHurricane Laneよりは上となろうが、Adayarは「今朝の動きは素晴らしかった」とのことで、状態面は問題ない模様。今年の凱旋門賞はゴドルフィンの強力極まりないFrankel産駒2騎が、それぞれ最高の流れで臨むこととなりそうで、役者の揃った豪華で中身の濃い一戦を堪能出来そうである。

・父のFrankelは2008年英国産のGalileo産駒。現役時は14戦14勝、G1・10勝、重賞12勝。英セントレジャーは一昨年にLogicianが制したのに続き2勝目。2018年産の現3歳世代(5thクロップ)は1stクロップ以来の当たり年で、この世代だけで本馬を含む5頭がG1勝ち。今年は255頭が出走し、116頭が勝利(45.49%)。45.49%という数字は現在、欧州繋養中のトップ10サイアーの中ではDubawi(43.00%)、Galileo(30.74%)、Kingman(41.04%)らを凌ぐ最も高い数字になる。

・母のGale Forceは2011年英国産、11戦3勝、仏サンクルー競馬場でのListed-Prix Denisy(芝3100m)の勝ち馬。母の半姉・Seal of Approvalは英G1-ブリティッシュチャンピオンズフィリーアンドメアSの勝ち馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/15/doncaster/2021-09-11/788285

Champagne Stakes(G2・芝7f6y・2歳牡馬、せん馬・英ドンカスター競馬場)

・シャンペンSは、New Bay産駒・Bayside Boy(牡2)が差し切り勝ち。父のNew Bayは現3歳が1stクロップになるが、これまでに輩出した重賞勝ち馬は本馬を含む3頭。今年はこれまでに68頭が出走し32頭が勝利(47.06%)と、同期の欧州繋養の2ndクロップサイアーの中ではMehmas(43.43%)らを凌ぐ最も高い比率で勝ち馬を出している。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/15/doncaster/2021-09-11/789166

PFD Food Services Makybe Diva Stakes(G1・芝1600m・3歳以上・豪フレミントン競馬場)

・マカイビーディーヴァSは、ハナを切ったIncentiviseが最後まで粘り込んで逃げ切り勝ち。豪移籍2戦目のケイアイノーテックは殿追走の競馬となるも勝ち馬から4馬身差の7着まで。

1着:Incentivise

せん5、父・Shamus Award、母・Miss Argyle、母父・Iglesia
調教師:Peter G Moody、騎手:Brett Prebble

・今回の勝利で通算10戦7勝、G1初制覇、重賞2勝目。デビュー4戦目で勝ち上がり、これで7連勝。前走7/26のG3-タタソールズカップ(芝2400m・2着に12馬身差をつけての勝利)に続き重賞連勝達成。

・父のShamus Awardは2010年豪州産のスニッツェル産駒。現役時は14戦2勝だが、2つの勝利がいずれもG1で、コックスプレート(単勝21倍、49.5kgの恵量を利した逃げ切り勝ち)、オーストラリアンギニー(コックスプレートの次々走として出走し、ここでも逃げ切り勝ち)の勝ち馬。これまでにMr Quickie(1stクロップ・トゥーラックH、クイーンズランドダービー)、Media Award(3rdクロップ・オーストラリアンオークス)、Duais(3rdクロップ・クイーンズランドオークス)の3頭のG1馬を輩出しており、本馬(2ndクロップ)は4頭目の産駒G1馬になる

・母のMiss Argyleは2戦未勝利。半兄のArdrossanはニュージーランドG3-コンコルドHの勝ち馬。従姉のExpress Airは豪G2-クイーンズランドギニーの勝ち馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/297/flemington/2021-09-11/793188