現地時間9/11(土)に愛レパーズタウン競馬場にて行われた今年のアイリッシュチャンピオンズウィークエンド初日。本稿ではSt Mark’s Basilica、Tarnawa、Poetic Flareの3頭のG1馬の激突となったG1-アイリッシュチャンピオンS、G1-メイトロンSを中心に注目レースの結果と動画をお届けする。

Irish Champion Stakes(G1・芝10f・3歳以上)

・アイリッシュチャンピオンSは、Poetic Flareが番手、St Mark’s Basilicaが3番手、Tarnawaが4番手を追走する展開。直線の攻防は力の入るものとなり、内で粘るPoetic Flare、外から迫るSt Mark’s BasilicaとTarnawaの3頭の激戦をSt Mark’s Basilicaが制し1着。2着にTarnawa、3着にPoetic Flare。

1着:St Mark’s Basilica

牡3、父・Siyouni、母・Cabaret、母父・Galileo
調教師:A P O’Brien、騎手:Ryan Moore

・今回の勝利で通算9戦6勝、G1・5勝目。昨年10/10のデューハーストS(7f)→今年5/16のプールデッセデプーラン(1600m)→6/6のジョッケクルブ賞(2100m)→7/3のエクリプスS(10f)に続き、G1・5連勝達成。レース後、A P O’Brien師は「彼はただの並外れた馬だ」「彼はGalileoの強い資質を全て備えている」「Pivotal、Siyouniからスピードを受け継いでいるので、彼はスピードと決意の美しいブレンドを持っている」とコメント。Galileoを失ったクールモアが、必死に求めていた種牡馬候補として文句のつけようのない戦績を残してきた本馬の最後のレースがここになる可能性も否定出来ない模様で、英チャンピオンSや凱旋門賞に行くのか、このままスタッドインするのか、陣営の決断に今後は注目が集まる。

・尚、St Mark’s Basilicaが種牡馬入りした場合、産駒の血統表の位置としてはGalileoが「3」、デインヒル、Sadler’s Wellsが「4」の位置になる。

・父のSiyouniは2007年仏国産のPivotal産駒。現役時は12戦4勝、仏2歳G1-ジャンリュックラガルデール賞(芝1400m)、Listed-ラフレーシュ賞(芝1000m)の勝ち馬。これまでにErvedya(1stクロップ(=種付料7000ユーロ)・プールデッセデプーリッシュ等)、Laurens(3rdクロップ(=種付料7000ユーロ)・ディアヌ賞等)、Sottsass(4thクロップ(=種付料7000ユーロ)・凱旋門賞、ジョッケクルブ賞)、Etoile(4thクロップ・E.P.テイラーS)、Dream And Do(5thクロップ(=種付料2万ユーロ)・プールデッセデプーリッシュ)、本馬(6thクロップ(=種付料3万ユーロ))の6頭のG1馬を輩出中。今年の種付料は過去最高の14万ユーロ。

母のCabaretは2007年愛国産、現役時は7戦2勝、愛2歳G3-シルバーフラッシュS(7f)の勝ち馬半兄のMagna Grecia(父・Invincible Spirit)は英G1-英2000ギニー、英2歳G1-フューチュリティトロフィーの勝ち馬。伯父のDrumfireは英2歳G3-ソラリオSの勝ち馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/187/leopardstown/2021-09-11/786453

Coolmore America “Justify” Matron Stakes(G1・芝8f・3歳以上牝馬)

・メイトロンSは、内の3番手を追走していたNo Speak Alexanderが直線抜け出して1着入線。レース後、審議となるも結果は覆らずNo Speak Alexanderの1着が確定。1番人気のMother Earthは直線でNo Speak Alexanderが内に切れ込んできた影響を受けるなど消化不良の3着。

・以下の映像をみるとMother Earthは終始、苦しい形となっており、No Speak Alexanderとの内と外の関係が最後は入れ替わっており、後続馬もそのあおりを受けているのが良く分かる。

1着:No Speak Alexander

牝3、父・Shalaa、母・Rapacity Alexander、母父・Dandy Man
調教師:Mrs John Harrington、騎手:Shane Foley

・今回の勝利で通算9戦3勝、G1初制覇、重賞2勝目。5/3の愛G3-アサージS(7f)の勝ち馬で、次走5/23のG1-アイリッシュ1000ギニー(8f)では3着。その後、一息入れられ、前走8/3の仏G1-ロートシルト賞(1600m)を10着とし、ここへ臨んでいた馬。

・父のShalaaは2013年愛国産のInvincible Spirit産駒。現役時は8戦6勝、英2歳G1-ミドルパークS(6f)、仏2歳G1-モルニー賞(1200m)、英2歳G2-リッチモンドS(6f)、英2歳G2-ジュライS(6f)、英G3-ベンゴーS(6f)の勝ち馬。現3歳が1stクロップになり、No Speak Alexanderは初の産駒G1馬になる。他に重賞勝ち馬1頭、リステッド勝ち馬1頭を輩出中。

・母のRapacity Alexanderは2014年愛国産、6戦2勝、シャンティイでのListed-ラフレーシュ賞(1000m)の勝ち馬。母の全きょうだい(せん馬)・Peniaphobiaは香港スプリント、センテナリースプリントCの2つのG1を含む香港重賞5勝の活躍馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/187/leopardstown/2021-09-11/788536

KPMG Champions Juvenile Stakes(G2・芝8f・2歳)

・チャンピオンズジュヴェナイルSは、Wootton Bassett産駒・Atomic Jones(牡2)が制し、これでデビュー2連勝。父のWootton Bassettは13頭目の重賞勝ち馬を輩出。既に4頭のG1馬を出し、昨年クールモアに購買され、今年の種付料は10万ユーロに設定されている今、旬の種牡馬だが、Wootton Bassettの2歳世代は、1stクロップのAlmanzorがG1を3勝した2016年の2年後になる2018年に種付けされた世代(種付料2万ユーロ)。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/187/leopardstown/2021-09-11/791119