オータムセールの結果を種牡馬別にまとめてお届けする。項目は平均落札価格、落札頭数の2つ。ジャスタウェイ、ベルシャザールと来年産駒デビューの新種牡馬も名を連ねており、人気と評価の高さを示す結果となっている。
平均落札価格(※3頭以上、落札された種牡馬)
1位・ロードカナロア(1350万円)
3頭が落札され、1200万、1350万、1500万円で落札。初年度産駒の勝ち上がり頭数、入着率の高さなどから別格の評価がされ、全て1000万円超の落札価格となっている。種付頭数は250→276(現1歳世代)→267頭と推移中。2017年度の種付料は500万円。
2位・ノヴェリスト(744万円)
5頭が落札され、1300万、510万、820万、610万、480万円で落札。初年度産駒の堅調な活躍ぶりからもこの高評価は当然だろう。種付頭数は156→148(現1歳世代)→122頭と推移中。2017年度の種付料は300万円。
3位・ジャスタウェイ(612.5万円)
4頭が落札され、650万、300万、800万、700万円で落札。種付頭数は220(現1歳世代)→151頭と推移中。種付頭数の減少傾向は2017年(121頭)も続いており、来年の初年度産駒の滑り出しが非常に注目される。2017年度の種付料は350万円。
4位・クロフネ(563.3万円)
3頭が落札され、320、950、420万円で落札。今年もアエロリット、ホワイトフーガ、ジューヌエコール、アップトゥデイトが重賞勝ちし、相変わらずの活躍ぶり。近年はBMSとしての地位向上が著しく、現在のサラ総合BMSランキングは5位、中央は3位と過去最高位につけている。近5年の種付頭数は203→216→140→180(現1歳世代)→157頭と推移中。2017年度の種付料は200万円。
5位・シンボリクリスエス(546万円)
5頭が落札され、200、130、410、1600、390万円で落札。近5年の種付頭数は203→167→133→135→64頭と推移中。中央での平地重賞制覇は2015年12月の金鯱賞(ミトラ)以降、未勝利が続いているが、今年はBMSとしてレイデオロ、アドミラブル、クイーンマンボ、ローズプリンスダムと産駒の重賞勝ちが相次いでている。2017年度の種付料は100万円。
落札頭数
1位・ベルシャザール20頭
来年産駒デビューの新種牡馬。種付頭数は163(現1歳世代)→145頭と推移中で人気が伺える。2017年度の種付料は50万円。
2位・ナカヤマフェスタ15頭
現1歳世代は種付頭数が124頭と一気に増えた時の産駒だが、翌年は35頭にまで落ち込んでいる。2017年度の種付料は50万円。
3位・ストロングリターン11頭
初年度産駒がまずまずの滑り出しを見せ、種付頭数も98→107(現1歳世代)→125頭と右肩上がりに増加中。2017年度の種付料は30万円。
3位・ベーカバド11頭
今年の2歳戦でダブルシャープがクローバー賞を勝ち、G3-札幌2歳Sで3着と目下活躍中。種付頭数は110→78→78→81(現1歳世代)→90頭と推移中。2017年度の種付料は50万円。
5位・キャプテントゥーレ10頭
2016年12月に供用停止(用途変更)となっており、現1歳は最後から2番目の世代。これまでの種付頭数推移は89→57→41→56(現1歳世代)→14頭。
5位・キングヘイロー10頭
既に22歳となっているが、今年はダイアナヘイロー、キタサンミカヅキが重賞制覇。近5年の種付頭数推移は101→108→97→110(現1歳世代)→84頭。2017年度の種付料は30万円。
5位・スウェプトオーヴァーボード10頭
レッドファルクス(6歳)以降の世代からはまだ重賞勝ち馬が出ていないが、人気は健在。近5年の種付頭数推移は85→67→93→93(現1歳世代)→70頭。2017年度の種付料は80万円。