現地時間9/25(土)に英ニューマーケット競馬場にて行われた、2歳G1-ミドルパークS(芝6f)、2歳牝馬G1-チェヴァリーパークS(芝6f)の結果と動画をお届けする。合わせて2歳G2-ロイヤルロッジS、愛カラ競馬場にて行われた、2歳G2-ベレスフォードSの両2歳マイル重賞についても簡単に触れる。

Juddmonte Middle Park Stakes(G1・芝6f(Row)・2歳牡馬)

・ミドルパークSは、1番人気・Perfect Powerが例によって後方待機からレースを進め、勝負所で内(=画面左)に進路を取られると、一気に前を行く馬群を抜き去り、モルニー賞に続くG1連覇達成。

1着:Perfect Power

牡2、父・Ardad、母・Sagely、母父・Frozen Power
調教師:Richard Fahey、騎手:Christophe Soumillon

・今回の勝利で通算6戦4勝、G1・2勝目、重賞3勝目。6/17のロイヤルアスコットでのG2-ノーフォークS(5f)、8/22のドーヴィルでのG1-モルニー賞(1200m)に続く重賞勝利となり、3つの重賞勝ちはいずれも後方待機からの差し切り勝ち。父同様の早熟性は既に見事に示しているが、来年以降も短距離の差し馬として活躍し続けることが出来るのか、距離はマイル辺りまでは持ちそうなのか、が今後の注目となる。

・父のArdadは2014年愛国産のKodiac産駒。現役時は9戦3勝、英2歳G2-フライングチルダーズS(5f)、英2歳Listed-ウィンザーキャッスルS(5f)の勝ち馬。現2歳がファーストクロップになり、本馬とEve Lodge(サイレニアS・今日のチェヴァリーパークSは9着)の2頭が既に重賞勝ち。昨日時点の欧州ファーストサイアーランキング2位で、49頭がデビューし18頭が勝ち上がり中(36.73%)。2018~2020年の種付料が6500ポンド、今年が4000ポンドとリーズナブルな価格設定になっており、繁殖牝馬の質も相応のものだったと思われるが、本馬の活躍で状況が好転するか。

・母のSagelyは2013年愛国産、15戦2勝。祖母のSaga d’Ouillyは凱旋門賞馬・Sagamixの全妹。母の従弟にJapan(インターナショナルS、パリ大賞典)、Mogul(香港ヴァーズ、パリ大賞典)の現役馬、母の従兄にSageburg(イスパーン賞)、母の従姉にSagawara(サンタラリ賞)。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/38/newmarket/2021-09-25/790118

Juddmonte Cheveley Park Stakes(G1・芝6f(Row)・2歳牝馬)

・チェヴァリーパークSは、手前の馬群のほぼ最後方に位置していたTenebrismが、手前のラチ沿いを豪快に伸び、一足先に抜け出していたFlotusを捕らえて追い込み勝ち。デビュー4連勝中だった1番人気のSacred Bridgeは8着。

1着:Tenebrism

牝2、父・Caravaggio、母・Immortal Verse、母父・Pivotal
調教師:A P O’Brien、騎手:Ryan Moore

・今回の勝利で通算2戦2勝、重賞初制覇。3/28のネース競馬場でのデビュー戦(芝5f)で2着に3馬身3/4差をつけて勝利し、その後、休養入り。今回は約半年ぶりのレースだった馬。今回の勝利を受けてウィリアムヒルでは来年の英1000ギニーで本馬を2番人気(9.00倍)に設定しており、今後は距離面での適性がどうなるかが注目となる。

・父のCaravaggioは2014年米国産のScat Daddy産駒。現役時は10戦7勝、G1-コモンウェルスC(6f)、2歳G1-フェニックスS(6f)、G2-フライングファイヴS(5f)、2歳G2-コヴェントリーS(6f)、G3-ラッカンS(6f)の勝ち馬。現2歳がファーストクロップで、Tenebrismは初の産駒G1馬となる。昨日時点で64頭がデビューし19頭が勝ち上がり(29.69%)となっており、勝ち上がり率の低さがやや気になるが、既にAgartha(デビュータントS、シルバーフラッシュS)が重賞2勝、ブラックタイプ勝ち馬も2頭出ており、今後は同じScat Daddy産駒のNo Nay Neverが初年度に残した記録(1stクロップの2歳戦での勝ち上がり率54.24%G1馬1頭、重賞勝ち馬2頭輩出の記録には既に並んだことになる)が目標となりそうである。今年からは米アシュフォードスタッドにて供用されており、今年の種付料は2万5000米ドル。

母のImmortal Verseは2008年愛国産、11戦4勝、G1-コロネーションS(7f213yds)、G1-ジャックルマロワ賞(1600m)、G2-サンドランガン賞(1600m)の勝ち馬。2011年にクイーンエリザベス2世SでFrankelの3着に敗れた後、マイルチャンピオンシップに出走しており、エイシンアポロンの7着。

・従姉のTie BlackはG1-プールデッセデプーリッシュの勝ち馬。伯母のZeldaの孫にHermosa(英1000ギニー、愛1000ギニー)、Hydrangea(ブリティッシュチャンピオンズフィリー&メアS、メイトロンS)、The United States(ランヴェットS)。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/38/newmarket/2021-09-25/790119

Juddmonte Royal Lodge Stakes(G2・芝1m(Row)・2歳牡馬、せん馬)

・ロイヤルロッジSは、Wootton Bassett産駒・Royal Patronage(牡2)がゴール前でゴドルフィンのCoroebusを捕らえて差し切り勝ち。これで前走8/18のG3-エイコムS(7f)に続き重賞連勝。父のWootton Bassettは昨日時点の欧州2歳リーディング4位。既に2歳馬3頭が重賞勝ち(1位タイ)、重賞入着馬7頭(1位)、ブラックタイプ勝ち馬5頭(1位タイ)を輩出。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/38/newmarket/2021-09-25/790120

Alan Smurfit Memorial Beresford Stakes(G2・芝1m・2歳)

・愛カラ競馬場にて行われたベレスフォードSは、バリードイルのCamelot産駒・Luxembourg(牡2)が外から一気に突き抜けて2着に4馬身3/4差をつけて圧勝し、これでデビュー2連勝。結果を受けてウィリアムヒルでは来年の英ダービーの単オッズで本馬を1番人気タイ(9.00倍)に設定しており、注目馬が出てきたといえそうである。

https://twitter.com/RacingTV/status/1441759228541083656

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/178/curragh/2021-09-25/792049