今週末の仏パリロンシャン競馬場は凱旋門賞を筆頭にG1レース、重賞レースが集中開催される凱旋門賞ウイークエンド(Arc Weekend)。本稿では凱旋門賞を中心にG1レースのミニ展望を出馬表と共にお届けする。尚、10/3(日)の22:00~24:00まで、グリーンチャンネルにて「2021凱旋門賞中継」が無料生中継される。

 ※出馬表はレーシングポストのもの。
 ※週末のパリの天気予報は以下の通り。土曜日は曇時々雨、日曜日は終日雨の予報となっており、今年の凱旋門賞も道悪の巧拙が問われる競馬となりそうである。

https://tenki.jp/world/1/130/7149/

凱旋門賞(G1・芝2400m・3歳以上+せん馬不可・日本時間10/3(日)23:05発走予定)

・例年にも増して豪華なメンバーが揃った一戦。道悪実績でいえばTarnawa(牝5)は昨年の凱旋門賞と同日に行われた道悪のオペラ賞を制しており、実績のある12fの距離に変わるのもプラス材料。Hurricane Lane(牡3)もパリ大賞を制した際のパリロンシャンの馬場状態は「Very Soft」で、道悪は◎。

・日本産まれのディープインパクト産駒・Snowfall(牝3)は前走の敗戦でやや人気を落としているが、前走はSnowfallが後方に控える中、本来は速いペースで引っ張るべき同厩のラビットが超スローで逃げる形になり、3着に残ってしまうチグハグな競馬。英オークスを見る限り、道悪を苦にするタイプには見えず、前走をノーカウントとして取り扱えば有力馬の一頭であることは間違いない印象。

クロノジェネシスに騎乗するオイシン・マーフィー騎手は今回が凱旋門賞初騎乗。レーシングポストに「2019年のナッソーSでディアドラを勝利に導いたことで、日本のファンからの信頼を確固たるものにした」と形容された同騎手は「日本を代表して騎乗できることをとても誇りに思っています」とコメント。「子供の頃から凱旋門賞を見てきました。かなりチャンスのある馬に乗ることは素晴らしいことです」「彼女が日本で走ったレースを徹底的に研究した」とも語っており、大一番に向けて気合十分。

https://www.racingpost.com/racecards/211/longchamp/2021-10-03/794437/

マルセルブサック賞(G1・芝1600m・2歳牝馬・日本時間10/3(日)21:15発走予定)

・1番人気はデビュー2連勝中のFrankel産駒・Raclette(牝2)。母のEmollientはロデオドライブS、スピンスターS、アメリカンオークス、アッシュランドSの4つのG1を制した活躍馬。

https://www.racingpost.com/racecards/211/longchamp/2021-10-03/794615/

ジャンリュックラガルデール賞(G1・芝1400m・2歳せん馬不可・日本時間10/3(日)21:50発走予定)

・フェニックスSの勝ち馬・Ebro River(牡2)が出走するが、4月のデビュー以来、ここが9戦目となる。デビュー4連勝でカルバドス賞を制したAccakaba(牝2)、ヴィンテージSの勝ち馬・Angel Bleu(牡2)、シェーヌ賞の勝ち馬・Ancient Rome(牡2)など、争覇圏内の馬は多そうな一戦。

https://www.racingpost.com/racecards/211/longchamp/2021-10-03/794616/

オペラ賞(G1・芝2000m・3歳以上牝馬・日本時間10/3(日)23:50発走予定)

・昨年のBCフィリー&メアターフ、ジャンロマネ賞の勝ち馬・Audarya(牝5)が1番人気。今年は3戦して未勝利だが、G1での2着が2回あり内容は悪くない状況。2番人気は今年の仏オークス馬・Joan Of Arc(牝3)と仏オークス4着、前走リステッド勝ちのSibila Spain(牝3)が同率で並んでいる。

https://www.racingpost.com/racecards/211/longchamp/2021-10-03/794617/

アベイドロンシャン賞(G1・芝1000m・2歳以上・日本時間10/3(日)24:25発走予定)

・Night Of Thunder産駒のSuesa(牝3)が1番人気になっているが、ロイヤルアスコットでのG1-コモンウェルスC(6f)では8着と大敗しており、この時の馬場状態が「Heavy」。馬場渋化が進むと信頼度は落ちそうだがどうか。2番人気は一昨年の勝ち馬で昨年2着、昨年のBCターフスプリントの勝ち馬・Glass Slippers。3番人気はナンソープSの勝ち馬・Winter Power

https://www.racingpost.com/racecards/211/longchamp/2021-10-03/794618/

フォレ賞(G1・芝1400m・3歳以上・日本時間10/3(日)25:00発走予定)

・日本調教馬エントシャイデンが出走予定もウィリアムヒルでは単勝34倍のブービー人気の評価。見せ場を作る事が出来るかが現実的な目標となりそう。1番人気はゴドルフィンのDubawi産駒・Space Blues(牡5)。昨年のモーリスドゲスト賞の勝ち馬で実績は最右翼。前走8/21のG2-シティオブヨークS(7f)を制し、ここへ出走。

https://www.racingpost.com/racecards/211/longchamp/2021-10-03/794619/

カドラン賞(G1・芝4000m・4歳上・日本時間10/2(土)22:15発走予定)

・4連覇を狙ったゴールドCで4着と敗れた後、ロンズデールC→ドンカスターCと連勝中のStradivarius(牡7)が出走予定で、楽しみな一戦。Stradivariusにとっては馬場の悪化は避けたいところだが、昨年の勝ち馬・Princess Zoe(牡6)は道悪実績もあり有力なライバル候補。今年のグッドウッドCの勝ち馬・Trueshan(せん5)も道悪は歓迎のクチで怖い一頭。

https://www.racingpost.com/racecards/211/longchamp/2021-10-02/794528/

ロワイヤリュー賞(G1・芝2800m・3歳場牝馬・日本時間10/2(土)22:50発走予定)

・1番人気は昨年のロワイヤルオーク賞2着馬、Sea The Stars産駒・Valia(牝4)。道悪実績は豊富でこれまでの重賞2勝は馬場状態がHeavy、Very Soft。2番人気は前走のポモーヌ賞でValiaに先着しているJoie De Soir(牝3)。3番人気はリブルスデイルSの勝ち馬・Loving Dream(牝3)。

https://www.racingpost.com/racecards/211/longchamp/2021-10-02/794526/