地方2歳馬の注目馬シリーズ【6】九州ジュニアチャンピオンを制したキングランシーン

10/8(日)に佐賀競馬場でJRA認定競走・九州ジュニアチャンピオン(ダ1750m)が行われ、2番人気のキングランシーンが制している。今年の九州ダービー栄城賞馬・スーパーマックスの半弟も出走しており、興味深い一戦となったが、2番人気のキングランシーンが制している。

単勝1.4倍の1番人気だったスーパーマックスの半弟・ザワールド(父・シルポート)は1.1秒差の5着。キングランシーンは前走に続き、ザワールドを降し、九州2歳チャンピオンの座に就いている。

キングランシーン 牡2

父・ベーカバド、母・ディアンサス、母父・ティンバーカントリー
生産牧場:浜口牧場、調教師:土井道隆(佐賀)
6戦3勝、現時点の総賞金448万円

1着(10/08佐賀ダ1750稍・勝ち時計2.00.1)(-0.3秒差)賞金300万円
1着(09/24佐賀ダ1750良・勝ち時計1.58.6)(-0.1秒差)賞金45万円
3着(08/13佐賀ダ1400良・走破時計1.33.1)(0.7秒差)賞金25万円
3着(07/17佐賀ダ1400良・走破時計1.34.0)(1.1秒差)賞金25万円
3着(07/02佐賀ダ1300稍・走破時計1.26.0)(0.3秒差)賞金3万円
1着(06/11佐賀ダ900稍・勝ち時計0.56.5)(0.0秒差)賞金50万円

ベーカバド産駒はダブルシャープがクローバー賞を勝ち、G3-札幌2歳Sで3着するなど活躍中で、既に地方では9頭が勝ち上がり。ベーカバド産駒は中央では産重賞未勝利だが、地方重賞は本馬以外にグランスーリール(金沢プリンセスカップ)、ハヴアナイスデイ(クイーンカップ)と3勝している。

牝系

母は社台ファームの生産馬で8戦4勝。中央未勝利後、門別で2勝、園田で2勝。本馬は5番仔。祖母シーディザーブスは中央5勝。母の従弟にペルーサがいる血統。

母父

ティンバーカントリーをBMSに持つ主な活躍馬は、コパノリッキー、ラストインパクト、プレイアンドリアル、シンメイフジらがいるが、今年はテイエムヒッタマゲが昇竜S(OP)を勝ち、コパノチャーリーが阿蘇S(OP)を勝ち、ヤマミダンスが金沢で地方重賞を3勝し、バンダイクブラウンも金沢で地方重賞を勝ち、カッサイは高知で地方重賞を2勝し、トランヴェールが笠松で地方重賞を勝ち、ララベルが交流重賞で2着2回など、中央、地方問わず、活躍馬が目立っている近況にある。