現地時間10/30(土)の豪フレミントン競馬場にて恒例の4日間に渡るメルボルンカップカーニバルが開幕。本日はヴィクトリアダービーデイとなり、注目のメルボルンカップは11/2(火)、VRCオークスは11/4(木)、VRCスプリントクラシックは11/6(土)に行われる。本稿では4つのG1レースの結果と動画をお届けする。

Penfolds Victoria Derby(G1・芝2500m・3歳)

・ヴィクトリアダービーは、中団やや後方の馬込みに待機していたモーリス産駒・Hitotsuが、3角過ぎには一時、後ろから2頭目の位置になるも、直線残り400を切った辺りで進路確保に成功。外から素晴らしい伸びを見せ、先に抜け出していたAlegronを差し切って1着。

1着:Hitotsu

牡3、父・モーリス、母・Love Is Fickle、母父・Redoute’s Choice
調教師:Ciaron Maher & David Eustace、騎手:John Allen

・今回の勝利で通算6戦2勝、重賞初制覇。2歳時は3戦して7着(デビュー戦がG3)→10着(G1)→6着(G2)。その後、休養に入り転厩。休み明け初戦となる9/12の4戦目(t1350m)で勝ち上がり、前走10/9のG1-コーフィールドギニー(t1600m)を5着とし、ここへ出走していた馬。現地メディアが「大胆なダービー計画」と評した臨戦過程の裏付けには、前走のレースぶりに「有望な兆候」があったと判断されたようで、これならヴィクトリアダービーでもうまく走れる準備が出来ている、となった模様。レース後、共同トレーナーのCiaron Maher師は「彼は本物かもしれない」と語り、まだ成熟していないと語った上で、「彼は秋に素晴らしいでしょう」と期待感を表している。日本風にいえばまだ未完成の身で春のG1を制したが、本格化するのは秋、といったところで、モーリス産駒らしい特徴が南半球でも出ている印象。今後の本格化が非常に楽しみな一頭で、南半球でも多くの産駒が走っているモーリス産駒全体への期待も高まる勝利。

・父のモーリスはピクシーナイト(スプリンターズS)に続き、2頭目のG1馬を南半球から輩出。南半球のモーリス産駒を整理すると、G1馬1頭(本馬)、リステッド勝ち馬1頭(Mazu)、重賞入着馬2頭(Invinsible Tears、Port Louis)、リステッド入着馬3頭(Balmaurice、Maurice’s Medad、Morioka)が出ている。3歳春を迎えてこれらの産駒が今後どれほど躍動するのか、要注目となりそうである。

・母のLove Is Fickleは2011年豪州産、未出走。祖母のShe’s a Meanieは新G1-アヴォンデールゴールドカップの勝ち馬。従兄のLean Mean MachineはG2-ラントゥザローズS、G2-BRCサイアーズプロデュースSの勝ち馬。伯父のLove Conquers AllはG2-ザ・ショーツ、G3-ベットエアーS、G3-ミサイルSの勝ち馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/297/flemington/2021-10-30/797293

Kennedy Cantala(G1 Handicap・芝1600m・2歳以上・フレミントン競馬場)

・ケネディカンタラは、ハンデ戦らしい激戦となり1馬身圏内に6頭が雪崩れ込むゴール板前となったが、後方待機のSebring産駒・Superstorm(せん5)が先団を一気に飲み込みG1初制覇、重賞2勝目。9/25の前々走G1-アンダーウッドS(t1800m)で3着、前走10/9のG1-トゥーラックH(t1600m)でも3着、とG1入着が続いていた馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/297/flemington/2021-10-30/797295

Coolmore Stud Stakes(G1・芝1200m・3歳・フレミントン競馬場)

・クールモアスタッドSは、道中2番手に位置していたI Am Invincible産駒・Home Affairs(牡3)が残り300で一気に先頭に立ち、後続との差を広げ、2着に3馬身差をつけて圧勝。これがG1初制覇、重賞2勝目。3/27のG1-ゴールデンスリッパー(t1200m)8着、10/16のジ・エベレスト(t1200m)9着と、一線級相手ではやや壁を感じさせる戦績だったが、3歳限定のここなら、との期待で単勝オッズ5倍の2番人気に推されていた馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/297/flemington/2021-10-30/797294

TAB Empire Rose Stakes(G1・芝1600m・3歳上牝馬・フレミントン競馬場)

・エンパイアローズSは、ゴドルフィンのHallowed Crown産駒・Colette(牝5)が後方待機から直線で内を豪快に伸びて、差し切り勝ち。昨年のオーストラリアンオークス(t2400m)に続くG1・2勝目、重賞はこれで5勝目。前走10/16のG2-トリスターS(t1400m)に続き重賞連勝。従姉のCerulean Skyは仏G1-サンタラリ賞の勝ち馬。同じく従姉のMoonstoneは愛G1-アイリッシュオークスの勝ち馬。曽祖母のArctique Royaleは愛G1-アイリッシュ1000ギニーの勝ち馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/297/flemington/2021-10-30/797292