現地時間11/6(土)に米デルマー競馬場では今年のブリーダーズカップ2日目「チャンピオンシップサタデー」が開催されている。本稿では同日に行われたG1レース9鞍の結果と動画をお届けする。

Longines Breeders’ Cup Classic(G1・ダ10f・3歳以上)

・マイペースの逃げになったKnicks Goが貫禄十分なレースを披露。Essential Quality、Hot Rod Charlie、Medina Spiritの3歳勢がKnicks Goを脅かすシーンは一切なく、終始レースを制圧したKnicks Goの完勝。

1着:Knicks Go

牡5、父・Paynter、母・Kosmo’s Buddy、母父・Outflanker
調教師:Brad H Cox、騎手:Joel Rosario

・今回の勝利で通算24戦10勝、G1・5勝目。昨年のBCダートマイルの勝ち馬で、その後、1/23のG1-ペガサスワールドカップ招待S(d9f)1着→2/20のサウジカップ(d1800m)4着→6/5のG1-メトロポリタンH(d8f)4着→7/3のG3-コーンハスカーH(d9f)1着→8/7のG1-ホイットニーS(d9f)1着→10/2のG3-ルーカスクラシックS(d9f)1着とし、ここへ出走していた馬。2017年キーンランド9月1歳馬セールにて8万7000米ドルにて取引された馬。

勝ち時計はBCクラシックで過去最速(1:59.57)。今日のEQUIBASEスピード指数118は自己ベストタイ。KRA(韓国馬事会)の持ち馬だが、来年からはケンタッキー州のテイラーメイドスタリオンにて種牡馬入りすることが既に発表されている。今後、場合によってはスタッドイン前に1月下旬のペガサスワールドカップを使われる可能性もある模様。

・父のPaynterは2009年米国産のAwesome Again産駒。現役時は11戦4勝、G1-ハスケル招待Sの勝ち馬で、ベルモントS2着、オーサムアゲインS2着。母はTiznow(BCクラシック2勝)の全姉になる。これまでに本馬を含め4頭の重賞勝ち馬を輩出しているが、G1馬は本馬のみ。

・母のKosmo’s Buddyは2005年米国産、37戦5勝。近親にCountus In(メイトリアークS)、Ransom the Moon(ビングクロスビーS2勝)。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/444/del-mar/2021-11-07/797359

Longines Breeders’ Cup Turf(G1・芝12f・3歳以上)

・1番人気のTarnawaが後方のまま見せ場なく敗退する小波乱となり、3角過ぎから外を通ってBroomeが思い切ってまくっていき、4角では先頭に並びかける形に。勢いのままにBroomeが早めに先頭に立ち、粘り込みを図ろうとするところへ、後方追走から直線大外に持ち出されたゴドルフィンのYibirが強襲。最後はBroomeを半馬身差捕らえ切ったYibirが1着。William Buickの見事な騎乗、早仕掛けで持たせようとしたIrad Ortiz Jrの作戦、共に見応え充分。

1着:Yibir

せん3、父・Dubawi、母・Rumh、母父・Monsun
調教師:Charlie Appleby、騎手:William Buick

・今回の勝利で通算12戦6勝、G1初制覇、重賞3勝目。今年5月に去勢され、その後、7/8のG3-バーレーントロフィー(t13f)で重賞初制覇。8/18のG2-グレートヴォルティジュールS(t1m3f188yds)で重賞2勝目をあげると、次走はアメリカへ遠征。9/18のベルモントパークでのジョッキークラブダービー招待S(t12f)へ出走し、1着。今回はそれ以来のレースとなっていた。

・Dubawi産駒は今年のブリーダーズカップで活躍が続いており、これで昨日に続きDubawi産駒3勝目。

・母のRumhは2008年英国産、16戦4勝、L-バリマッコールスタッドS(t10f)の勝ち馬。全姉のWild Illusionはオペラ賞、ナッソーS、マルセルブサック賞の3つのG1に勝利し、英オークス2着、BCフィリー&メアターフ2着。祖母のRoyal DubaiはG3-ヴィンターケーニヒン賞の勝ち馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/444/del-mar/2021-11-06/797352

Longines Breeders’ Cup Distaff(G1・ダ9f・3歳以上牝馬)

・1番人気のLetruskaがハナを取り切れず、Private Mission、Shedaresthedevilらにびっしり競り込まれる展開に。最初の2Fが21.99と計時されると現地実況が「Hot pace!」とコメント。Letruskaが番手で折り合うもペースは速く、次の2Fが44.97と計時されると「フォーティーフォー!」と現地実況がアナウンス。乱ペースの中、先行勢総崩れの競馬となり早めにまくっていったマルシュロレーヌが1着、2着はワンテンポ仕掛けが遅かったDunbar Road。1番人気のLetruskaはマルシュロレーヌから32馬身差の10着。

・レース後のOisin Murphy騎手への馬上インタビュー。日本馬で勝つこと、ダートのG1を勝つことは夢だったとコメント。Oisin Murphyはこれがブリーダーズカップ初勝利。

・レース後の矢作師へのインタビュー。「もう死んでもいい」「なんて日だ」とご満悦なコメント。

https://twitter.com/RacingTV/status/1457123630995881989

1着:マルシュロレーヌ

牝5、父・オルフェーヴル、母・ヴィートマルシェ、母父・フレンチデピュティ
調教師:矢作芳人、騎手:Oisin Murphy

・今回の勝利で通算21戦9勝、G1初制覇。昨年10/8のJpn2-レディスプレリュード(大井ダ1800)でダートグレード競走初制覇を果たすと、1/20のJpn3-TCK女王盃(大井ダ1800)、3/4のJpn2-エンプレス杯(川崎ダ2100)、8/12のJpn3-ブリーダーズゴールドC(門別ダ2000)に勝利。今回は鞍上にOisin Murphyを迎えて初の海外遠征を敢行しての出走。現地コメンテーターが「BCディスタフの歴史上、最大のアップセット」とコメントしたように、今回は単勝オッズ49.90倍での快挙達成。1口7.5万円(×400口)でキャロットファームにて募集された馬。

・レース後、Oisin Murphy騎手は「マルシュロレーヌについてはよく知りませんでした」と認めた上で、「彼(矢作師)はチャンスがない限り管理馬を遠征させません」とコメント。道中は「私が尊敬し、私よりもダートをよく知っているJose L Ortiz(Dunbar Roadで2着)が前に行かなかったので彼をマークするのが最善だと思った」「多分少し早仕掛けだったと思うが、早めに動かさないとコーナーで大きく押し出されてしまう」とコメント。乱ペースの中、冷静な判断に基づいて騎乗していたことが伺えるコメント。

・父のオルフェーヴルは2008年社台コーポレーション白老ファーム産のステイゴールド産駒。現役時は21戦12勝、有馬記念2勝、宝塚記念、日本ダービー、皐月賞、菊花賞の6つのG1を含む重賞11勝。主な産駒にラッキーライラック(大阪杯などG1・4勝)、エポカドーロ(皐月賞)。マルシュロレーヌは3頭目の産駒G1馬になる。本馬以外にダートで活躍した産駒にジャスティン(東京盃、カペラS、東京スプリント)がいる。

・母のヴィートマルシェは2002年ノーザンファーム産、9戦1勝(札幌ダ1000)。マルシュロレーヌは6番仔。2番仔のサンブルエミューズ(父・ダイワメジャー)は中央3勝、G3-フェアリーS3着。3番仔のグレナディアーズ(父・ネオユニヴァース)は中央5勝。4番仔のアヴニールマルシェ(父・ディープインパクト)は中央2勝、G3-新潟2歳S2着、G3-東京スポーツ杯2歳S2着。5番仔のリリーバレロ(父・ロードカナロア)は中央4勝。祖母・キョウエイマーチはG1-桜花賞、G2-報知杯4歳牝馬特別、G2-ローズS、G3-阪急杯、G3-京都金杯の重賞5勝。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/444/del-mar/2021-11-06/797351

FanDuel Breeders’ Cup Mile presented by Permanently Disabled Jockey Fund(G1・芝8f・3歳以上)

・1番人気のSpace Bluesは1角を3番手のインで通過。アメリカの小回りコースでは理想的なポジションをがっちり確保すると、直線で逃げ粘りを図るSmooth Like Straitをきっちり差し切って1着。日本調教馬・ヴァンドギャルドはスタート出負け気味で後方追走を強いられた時点でかなり苦しくなり、見せ場なく12着と大敗。

1着:Space Blues

牡5、父・Dubawi、母・Miss Lucifer、母父・Noverre
調教師:Charlie Appleby、騎手:William Buick

・今回の勝利で通算19戦11勝、G1・3勝目、重賞6勝目。今年は2/20のサウジアラビアでのstc1351ターフスプリント(t1351m)で1着→3/27のメイダンでのG1-アルクォーツスプリント(t1200m)で9着→7/27のG2-レノックスS(t7f)で4着→8/21のG2-シティオブヨークS(t7f)で1着→10/3のG1-フォレ賞(t1400m)で1着とし、ここへ出走していた馬。グリーンチャンネルの中継内ではマイルは未経験と語られたり、実況では久々のマイルでの勝利、とされていたが正確には「マイル」の経験はないが、「1m75yds(約1668m)」で1着、2着の経験はあった馬。

・父のDubawiは2002年愛国産のDubai Millennium産駒。現役時は8戦5勝、ジャックルマロワ賞(t1600m)、アイリッシュ2000ギニー(t8f)、ナショナルS(t7f)の3つのG1を含む重賞4勝。昨日のジュヴェナイルターフを勝ったModern Gamesに続き、今年のブリーダーズカップでDubawi産駒2勝目。

母のMiss Luciferは2004年仏国産、11戦3勝、英G2-チャレンジS(t7f)、L-オクトーバーS(t7f)の勝ち馬。半姉のShuruq(父・Elusive Quality)はマクトゥームチャレンジラウンド1、UAEオークスなど重賞4勝。近親にChachamaidee(愛メイトロンS)、Virginia Waters(英1000ギニー)。尚、父のDubawiも同牝系に属するため、本馬はSunbitternの4×5の牝馬クロスが発生している

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/444/del-mar/2021-11-06/797358

Qatar Racing Breeders’ Cup Sprint(G1・ダ6f・3歳以上)

・1番人気のJackie’s Warrior、Special Reserve、日本調教馬・マテラスカイの3頭が絡んだハナ争いが激化し前半2Fは21.91。これを少し離れた4番手でみていた2番人気のDr. Schivelが直線で早めに先頭に立つも、後方追走から直線大外に持ち出されたAloha Westが末脚一閃。最後はハナ差でAloha Westが1着。マテラスカイは勝ち馬から3馬身1/4差の5着。

1着:Aloha West

牡4、父・ハードスパン、母・Island Bound、母父・Speightstown
調教師:Wayne Catalano、騎手:Jose L Ortiz

・今回の勝利で通算9戦5勝、重賞初制覇。今年2/7にデビューした馬で、7戦して4勝、2着1回の成績を残し、前走10/8のキーンランドでのG2-フィーニクスS(t6f)が重賞初出走だった馬で、ここでクビ差2着と健闘していた馬。2018年キーンランド9月1歳馬セールにて16万米ドルにて取引された馬。

・父のハードスパンは2004年米国産のDanzig産駒。現役時は13戦7勝、G1-キングズビショップS(ダ7f)、G2-ケンタッキーCクラシックS(AW9f)、G2-レーンズエンドS(AW9f)、G3-ルコントS(ダ8f)の重賞4勝。他にBCクラシック、ケンタッキーダービーで2着。2008年から2013年まではアメリカで供用され10頭のG1馬を輩出。2014年に1年だけ日本にて供用され、メイケイダイハード(中京記念)を輩出。2015年にアメリカに戻ってからはOut for a Spin(2016年産・アッシュランドS)、Hard Not to Love(2016年産・ラブレアS)、Spun to Run(2016年産・BCダートマイル)、Silver State(2017年産・メトロポリタンH)、本馬(2017年産)がG1勝ち。合計15頭のG1馬を輩出中

母のIsland Boundは2007年米国産、27戦5勝、G3-ウイニングカラーズS(d6f)の勝ち馬。母の叔母・SavorthetimeはG3-ファーストレディHの勝ち馬。母の叔父・Rogue RomanceはG3-バーボンSの勝ち馬で、2010年のG1-BCジュヴェナイルでUncle Moの3着。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/444/del-mar/2021-11-06/797357

Maker’s Mark Breeders’ Cup Filly & Mare Turf(G1・芝11f・3歳以上牝馬)

・ラヴズオンリーユーは1周目のゴール板前を4番手で通過。道中はそのままじっくり好位で追走する中、向う正面からWar Like Goddess、3角手前からMy Sister Natの後方待機勢が上位進出開始。直線は早めにWar Like Goddessが先頭に立とうするところへ、なかなか前が開かなかったラヴズオンリーユーが進路を確保すると一気に接近。ここぞの場面で瞬発力を発揮しWar Like GoddessとMy Sister Natの間を割って抜け出したラヴズオンリーユーが1着。

・レース後の矢作師へのインタビュー。直線に入った時は「ちょっと厳しい位置だと思っていた」とコメント。

https://twitter.com/RacingTV/status/1457093025788801029

1着:ラヴズオンリーユー

牝5、父・ディープインパクト、母・ラヴズオンリーミー、母父・Storm Cat
調教師:矢作芳人、騎手:川田将雅

・今回の勝利で通算15戦7勝、G1・3勝目、重賞4勝目。今年は2/14のG2-京都記念(t2200m)1着→3/27のG1-ドバイシーマクラシック(t2410m)3着→4/25のG1-クイーンエリザベス2世C(t2000m)1着→8/22のG2-札幌記念(t2000m)2着とし、ここへ出走していた馬。2017年のセレクトセールで1憶7280万円で取引され、DMMドリームクラブにて1口3.2万円で募集された馬。

・今季の戦績から紛うことなき有力馬として臨んだ今回、「香港のQEⅡを勝った時から秋の目標をここに置いていた」「デルマーと芝の質が似ているから札幌記念をステップに選んだ」といった矢作師の選択が極めて洗練されていた印象。日本調教馬のブリーダーズカップ制覇はこの時点では初。これまでは2010年のレッドディザイア(フィリー&メアターフ)、2012年のトレイルブレイザー(ターフ)の4着が最高だった。

・ディープインパクト産駒は今年、海外での活躍が続いておりSnowfall(英オークス、愛オークス、ヨークシャーオークス)、本馬(クイーンエリザベス2世C)、Profondo(スプリングチャンピオンS)が海外G1を制覇。ブリーダーズカップを産駒が制するのは今回が初で、輝かしい産駒成績にブリーダーズカップ制覇というまた新たな大きな勲章が追加されている。

・母のラヴズオンリーミーは2006年米国産、未出走。現役時はクールモアのMrs John Magnierの持ち馬だったが、2009年のキーンランド11月繁殖セールに、Danehill Dancerの仔を受胎した状態で上場され、吉田勝己氏が90万米ドルで落札。ノーザンファームにて繋養され、3番仔のリアルスティールがG1-ドバイターフ、G2-毎日王冠、G3-共同通信杯に勝利。ラヴズオンリーユーは7番仔。

・曽祖母が名牝・Miesqueという名門牝系出身。祖母のMonevassia(父・Mr. Prospector)はMiesqueの5番仔で、現役時は2戦未勝利(2着→4着)。1998年のキーンランド11月セールに、A.P. Indyの仔を受胎した状態で上場され、クールモアのJohn Magnier氏が175万米ドルで落札。Monevassiaが繁殖入り後、デインヒルを交配されて送り出したのが2005年のカルティエ賞最優秀2歳牝馬・Rumplestiltskin(マルセルブサック賞、モイグレアスタッドS)。ラヴズオンリーミーはRumplestiltskinの3歳下の半妹になる。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/444/del-mar/2021-11-06/797356

Big Ass Fans Breeders’ Cup Dirt Mile(G1・ダ8f・3歳以上)

・1番人気のLife Is Goodが1角までにハナ争いを制し、先頭で1角を通過。21.88-23.06(半マイル44.94)-23.82のラップを刻み、快調にレースを主導。直線は後続を広げる圧勝劇となり、2着に5馬身3/4差をつけてLife Is Goodが1着。ジャスパープリンス(8着)、ピンシャン(7着)の両日本調教馬は快ペースについていくのが精一杯となり、早めに脱落。

1着:Life Is Good

牡3、父・Into Mischief、母・Beach Walk、母父・Distorted Humor
調教師:Todd Pletcher、騎手:Irad Ortiz Jr

・今回の勝利で通算6戦5勝、G1初制覇、重賞4勝目。重賞2勝を含むデビュー3連勝を果たし、ケンタッキーダービーの最有力馬と目されたが、負傷により戦線離脱。その後、Bob BaffertからTodd Pletcherへ転厩。8/28のG1-H アレンジャーケンスメモリアル(d7f)で復帰し2着→9/25のG2-ケルソH(d8f)で1着とし、ここへ出走していた馬。レース後、陣営からは来年の目標としてG1-ペガサスワールドカップ招待Sか、来年からG1となるサウジカップをターゲットにする可能性が高いとのコメントが出ており、どちらに出ても本命視されることとなりそうである。2019年キーンランド9月1歳馬セールにて52万5000米ドルにて取引された馬。

・父のInto Mischiefは2005年米国産のHarlan’s Holiday産駒。現役時は6戦3勝、2歳G1-キャッシュコールフューチュリティ(AW8.5f)の重賞1勝。半妹に名牝Beholder(G1・11勝、エクリプス賞を4度受賞)、半弟にMendelssohn(BCジュヴェナイルターフ)。一昨年、昨年と2年連続で北米リーディングサイアーの座に就き、一時代を築いている最中の大種牡馬。今年はGamine(バレリーナH、ダービーシティディスタフS)、Mandaloun(ハスケルS)、Mischevious Alex(カーターH)がG1を勝っており、今回今年4頭目のG1勝ち馬を輩出。本馬は通算11頭目の産駒G1馬になる。既に3年連続の北米リーディングサイアーを確定的なものにしており、来年の種付料は今年の22万5000米ドルから25万米ドルへアップしている。

・母のBeach Walkは2013年米国産、5戦未勝利。祖母のBonnie Blue FlagはG1-テストS2着、G1-プライオレスS3着。Bonnie Blue Flagの半姉・DiamondrellaはファーストレディS、ジャストアゲイムHのG1・2勝。

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https://www.racingpost.com/results/444/del-mar/2021-11-06/797355

Breeders’ Cup Turf Sprint(G1・芝5f・3歳以上)

・1番人気の3番・Golden Palが圧倒的なロケットスタートを決め、ハナを取り切ると直線に入っても手応え衰えず、後続には何もさせずに一気の逃げ切り勝ち。

1着:Golden Pal

牡3、父・Uncle Mo、母・Lady Shipman、母父・Midshipman
調教師:Wesley A Ward、騎手:Irad Ortiz Jr

・今回の勝利で通算8戦5勝、G1初制覇、重賞4勝目。昨年のG2-BCジュヴェナイルターフスプリント(t5.5f)の勝ち馬で、今年は7/15のG3-クイックコールS(t5.5f)で復帰し1着→英国遠征して臨んだ8/20のG1-ナンソープS(t5f)で7着→10/9のG2-ウッドフォードS(t5.5f)で1着、としここへ出走していた馬。レース後、No Nay Never、Lady Aureliaらを管理してきたWesley A Ward師はこれまでに管理してきた馬の中でGolden Palは「the best」であるとコメント。毎年ロイヤルアスコットへ管理馬を遠征させる調教師だけに、来年のダイヤモンドジュビリーS辺りにこの馬が出てくることになれば大きな注目を集めそうである。2019年キーンランド9月1歳馬セールにて32万5000米ドルにて取引された馬。

・父のUncle Moは2008年米国産のIndian Charlie産駒。現役時は8戦5勝、BCジュヴェナイル、シャンペンSの2つの2歳G1を含む重賞3勝、2010年のエクリプス賞最優秀2歳牡馬。主な産駒にNyquist(ケンタッキーダービー、BCジュヴェナイル等)。現2歳まで7世代が稼働中でGolden Palは10頭目の産駒G1馬になる。クールモアアメリカのアシュフォードスタッドにて供用中で今年の種付料は17万5000米ドル、来年の種付料は16万米ドル。

母のLady Shipmanは2012年米国産、21戦13勝。加G2-ロイヤルノースS(t6f)の勝ち馬で、G1-BCターフスプリント(t5.5f)でクビ差2着

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/444/del-mar/2021-11-06/797354

Breeders’ Cup Filly & Mare Sprint(G1・ダ7f・3歳以上牝馬)

・1番人気Gamineの逃げに2番人気のBella Sofiaが終始外から絡み、2頭が先行する展開。前半2Fは22.31、前半4Fは44.92で進展。直線で先行2騎がやや苦しくなると道中4番手追走のCe Ceが強襲。一気に先頭に立ち1着。Gamineは3着、Bella Sofiaは4着。

1着:Ce Ce

牝5、父・Elusive Quality、母・Miss Houdini、母父・Belong To Me
調教師:Michael McCarthy、騎手:Victor Espinoza

・今回の勝利で通算16戦8勝、G1・3勝目、重賞5勝目。昨年ビホルダーマイルS、アップルブラッサムHの2つのG1に勝利した馬で、昨年のブリーダーズカップはディスタフに出走し5着。今年はG2-プリンセスルーニー招待S(d7f)、G3-チリングワースS(d6.5f)に勝利していた。8/28のG1-バレリーナH(d7f)で今回、圧倒的な1番人気に推されていたGamineの3着と敗れていたこともあり、そこそこの人気に留まっていた存在。

・オーナーブリーダーのBo HirschはG1-クレメントL.ハーシュSにその名を残すClement L. Hirsch氏(ペットフードの生産者として大成功を収めた人物)の息子。祖母のMagical MaidenをClement L. Hirschがデルマーでのセリで2万6000ドルで購入。その後、Magical MaidenはG1を2勝、90万ドル以上の賞金を稼ぎ、繁殖入り後、Belong To Meとの間に本馬の母・Miss Houdiniを輩出し、これが2歳G1を制覇。Miss Houdiniの産駒の本馬もG1を制覇し、この一族に大きな成功をもたらしてきた。

・父のElusive Qualityは1993年米国産のGone West産駒。現役時は20戦9勝、G3-ポーカーH(t8f)、G3-ジャイプールH(t7f)の勝ち馬。2004年の北米リーディングサイアーで、主な産駒にRaven’s Pass(BCクラシック等)、Smarty Jones(ケンタッキーダービー、プリークネスS)、Quality Road(メトロポリタンH、ドンH等)、Sepoy(ゴールデンスリッパー等)。2018年に既に亡くなっている。

母のMiss Houdiniは2000年米国産、4戦2勝、2歳G1-デルマーデビュータントS(d7f)の勝ち馬。半兄・Papa ClemはG2-アーカンソーダービー、G2-サンフェルナンドSの勝ち馬。いとこ(せん馬)のMoviestaは英愛で重賞2勝、甥のHot Springs、Ready Intaglioは共に重賞勝ち馬。祖母のMagical MaidenはラスヴァージネスS、ハリウッドスターレットSの2つのG1を含む重賞4勝の活躍馬。ハスケル招待S、BCジュヴェナイルの2つのG1を含む重賞3勝をあげたGood Magicは同じファミリーから出た活躍馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/444/del-mar/2021-11-06/797353