現地時間1/30(日)に仏ヴァンセンヌ競馬場にて行われた、第102回アメリカ賞(G1)の結果と動画を好事家のためにお届けする。アメリカ賞連覇中で3連覇を狙っていた大本命馬・Face Time Bourbon(牡7)が1/25に戦線離脱・急遽引退となり、俄かに混戦模様となった一戦。フランスの繋駕速歩競走の中で最高の格式を誇るレースで予備知識なしでも単純に見て楽しいレース。是非ご堪能頂きたい。

GRAND PRIX D’AMERIQUE(G1・2700m)

・序盤にいったんは先頭に立った赤い帽子の17番・Davidson du Pontを制して、1番・Galius(昨年のクリテリウム5歳の勝ち馬)が逃げる展開。Davidson du Pontはこれを直後で見る絶好のポジションでレースを進め、直線は逃げ込みを図るGalius、追撃するDavidson du Pontの両馬の手に汗握る攻防となるも、最後、ギリギリでDavidson du Pontが差し切って1着。2着にGalius。3着は先週1/23に騎乗速歩競走のG1-コルニュリエ賞を制していたFlamme du Goutier。

1着:Davidson du Pont

牡9、父・Pacha du Pont、母・Laguna du Pont、母父・Pelican du Pont
調教師:Nicolas Bazire、ドライバー:Nicolas Bazire

・今回の勝利で通算67戦17勝、G1・5勝目アメリカ賞は初制覇となり1着賞金45万ユーロ(現在のレートで約5781万円)を獲得。これまでにG1はセレクシオン賞、クリテリウム5歳、エトワール賞、フランス賞を勝っていたが、アメリカ賞は2019年は4着、一昨年と昨年はいずれもFace Time Bourbonの2着と好走が続いていた実績馬。今回はFace Time Bourbonの戦線離脱で巡ってきた絶好のチャンスをきっちりモノにした形だが、前々走はスタートして500m程の地点で、前走は直線を先頭で向かえ勝利濃厚となった時点でいずれも走ってしまい失格となっており、ここに向けてのリズムは決して良いものでは無かった馬。

・父のPacha du Pont、祖父のBaccarat du Pont、母のLaguna du Pont、本馬はいずれも今回の勝利ドライバー・Nicolas Bazireの祖父が率いるEcurie Albert RAYONの生産馬。

・調教師兼ドライバーのNicolas Bazireは21歳。アメリカ賞の最年少の勝者となっている。「それは子供の頃からの夢であり、私の人生で最高の日です。」とレース後にコメント。尚、Nicolas Bazireの父・Jean-Michel Bazireはアメリカ賞4勝、フランス賞4勝、パリ賞7勝、エリトロップ(スウェーデン最大の繋駕速歩レース)2勝などの実績を誇る名手。

※Le TROTのrésultats

https://www.letrot.com/stats/fiche-course/2022-01-30/7500/7/tracking