現地時間2/20(日)に香港シャティン競馬場にて行われた、G1-香港ゴールドC(芝2000m)、G1-クイーンズシルバージュビリーC(芝1400m)の結果と動画をお届けする。前走で連勝が16でストップしたGolden Sixtyが香港ゴールドCに出走。このレース連覇を狙う。
Citi Hong Kong Gold Cup(G1・芝2000m・3歳以上)
・香港ゴールドCは、Golden Sixtyが最後方、後ろから2頭目にRussian Emperorがつけ、1,2番人気がいずれも後方からレースを展開。3角過ぎからGolden Sixtyが外を伝って上昇する中、インでポジションを押し上げたRussian Emperorがコーナリングの差で4角では先団を射程圏に捕らえると、残り300を切る辺りで先頭に。Golden Sixtyも外から追い上げるがいつもの伸びを欠き、Russian Emperorが2着に4馬身1/4差をつけて完勝。Golden Sixtyは3着まで。
・今回の勝利で通算17戦3勝、G1初勝利、重賞2勝目。香港移籍前にロイヤルアスコットのG3-ハンプトンコートSを勝っている馬で、その後、挑んだ英ダービーは7着。以後は香港での出走となるが、昨年の香港4歳3冠は9着(香港クラシックマイル)→2着(香港クラシックC)→2着(香港ダービー)。昨年秋に去勢され、G1-香港カップではラヴズオンリーユー、ヒシイグアスに続く3着→前走1/23のG1-香港スチュワーズCでも3着と、善戦が続いていた馬。今日は馬場状態がYieldingで、8段階中下から4番目の馬場。見た目重そうな馬場でそれも向いていた印象。
・父はGalileoでまた新たなG1馬を輩出。母のAtlantic JewelはコーフィールドS、メムジーS、オールエイジドS、MRC1000ギニーの4つのG1を含む豪重賞7勝の活躍馬。叔母のCommanding JewelもMRC1000ギニーの勝ち馬。
※レーシングポストのFULL result
https://www.racingpost.com/results/416/sha-tin/2022-02-20/805473
Queen’s Silver Jubilee Cup(G1・芝1400m・3歳以上)
・クイーンズシルバージュビリーCは、前から3列目の中団イン追走のAll Too Hard産駒・Wellington(せん5)が直線で一気に弾けて差し切り勝ち。2着にKa Ying Star、このレース連覇を狙った1番人気のWaikukuは3着。
・今回の勝利で通算14戦8勝、G1・2勝目。昨年4/25のG1-チェアマンズスプリントプライズの勝ち馬で、昨年12/12のG1-香港スプリントは7着、1/23のG1-センテナリースプリントCは4着だった馬。父のAll Too Hardは2009年豪州産のCasino Prince(デインヒル系)産駒。名牝・Black Caviar(25戦25勝)の半弟で、自身、4つのG1を勝った馬。本馬を含む5頭のG1馬をこれまでに輩出中。
※レーシングポストのFULL result
https://www.racingpost.com/results/416/sha-tin/2022-02-20/805468