10/22(日) 第78回 菊花賞(G1) 1着・キセキ

3歳オープン 馬齢 京都芝3000
1着賞金1億1500万円(付加賞3070.9万円)

後方外目追走のキセキが3角過ぎから徐々に進出。大外を回して4角では射程圏内に取りつくと、内にいたミッキースワロー、先に抜け出しかけたクリンチャーをまとめて交わし、2馬身差をつけて快勝。2着はクリンチャー。3着は直線内に突っ込んでいたポポカテペトル。

 

1着:キセキ(牡3・父ルーラーシップ)
2着:クリンチャー(牡3・父ディープスカイ)
3着:ポポカテペトル(牡3・父ディープインパクト)
勝ちタイム:3.18.9
着差:2、ハナ
LAP:13.2-12.6-12.0-13.1-13.2-13.5-14.5-14.3-13.5-13.0-13.1-12.9-13.4-12.7-13.9

プロフィール

3歳牡馬
父:ルーラーシップ
母:ブリッツフィナーレ
母父:ディープインパクト
生産牧場:下河辺牧場
厩舎:(栗)角居勝彦
騎手:デムーロ

1着:2017菊花賞(G1) 京都芝3000
2着:2017神戸新聞杯(G2) 阪神芝2400
3着:2017毎日杯(G3) 阪神芝1800

ルーラーシップ産駒は初の重賞制覇をG1レースで達成。サラ総合サイアーランキングはファーストクロップがデビューした2016年が75位→今年は現時点で17位。これまで本馬以外にダンビュライト(G1-皐月賞3着など重賞入着4回)、ダノンディスタンス(G2-京都新聞杯3着)、イブキ(G3-新潟2歳S3着)が重賞入着。

牝系

・母は未出走。
・本馬は3番仔。初仔ジュビリーラインは地方2勝。2番仔ファントムグレイ(中央現役)は20戦0勝、3着3回。
・3代母ロンドンブリッジはG3-ファンタジーSの勝ち馬でG1-桜花賞2着。直仔にダイワエルシエーロ(G1-オークス、G3-クイーンC、G3-京阪杯、G3-マーメイドSの勝ち馬で、G2-サンスポ杯阪神牝馬S2着)、ビッグプラネット(G3-アーリントンC、G3-京都金杯の勝ち馬)、ダイワディライト(G3-カペラS2着)、グレーターロンドン(中央現役・G2-毎日王冠3着)。

母父

ディープインパクトはBMSとして初の重賞勝ち馬、並びに初のG1馬を輩出。これまでに中央重賞に出走した回数は6回のみで、トータルの重賞成績はキセキの勝利で1勝、2着2回、3着1回、4着以下2回となった。本馬以外に重賞入着実績がある馬はヴァナヘイム(G3-R-NIKKEI杯京都2歳S2着)のみ。サラ総合BMSランキングは2014年以降、968位→488位→130位→26位(現時点)と推移している。

クロス・同配合の主な活躍馬

Northern Dancer:S5×M5。同配合の馬は過去に中央で7頭が出走し、5頭が勝ち上がり(キセキ、バルベーラ、カリンバ、キタノユーリン、ミナミ)。

生産牧場

下河辺牧場は阪急杯(トーキングドラム)に続く、今年の中央重賞2勝目。G1レースの勝利は2014年12月の阪神ジュベナイルF(ショウナンアデラ)に続く勝利。近年の主な活躍馬はダイワエルシエーロ、スティルインラブ、アユサン、ダノンシャーク、ショウナンアデラ、ムガムチュウ、グレイスティアラなど。