現地時間3/5(土)に米サンタアニタ競馬場にて行われた、G1-サンタアニタH(d10f)、G1-ビホルダーマイルS(d8f)、G1-フランクE.キルローマイルS(t8f)の結果と動画をまとめてお届けする。

Santa Anita Handicap presented by Yaamava’ Resort & Casino(G1・ダ10f・4歳以上)

・サンタアニタHは、好位外につけていたExpress Trainが4角で先頭に並びかけると、直線はWarrantとの一騎打ちとなり、激しい叩き合いとなるも、最後、頭差で競り勝ったExpress Trainが1着。2着にWarrant。

1着:Express Train

牡5、父・Union Rags、母・I’m A Flake、母父・Mineshaft
調教師:John Shirreffs、騎手:Victor Espinoza

・今回の勝利で通算17戦7勝、G1初制覇、重賞5勝目。これまでにG1では3歳時のマリブS2着、4歳時のサンタアニタH2着、ハリウッドゴールドC3着、オーサムアゲインS3着と善戦が続いていた馬。前々走12/26のG2-サンアントニオS(d9f)1着→前走2/5のG2-サンパスカルS(d10f)1着と、今回は重賞連勝中の中、出走し、待望のG1初制覇を達成している。

・父のUnion Ragsは2009年米国産のDixie Union産駒。現役時は8戦5勝、ベルモントS、シャンペンSの2つのG1を含む重賞4勝。Express Trainは5頭目の産駒G1馬で、これまでは1stクロップから3頭(Paradise WoodsUnion StrikeDancing Rags)、2ndクロップから1頭(Free Drop Billy)のG1馬が出ていたが、4thクロップからもG1馬が誕生。Union RagsはNorthern Dancer3×4、Mr. Prospector4×3と歴史的大種牡馬2頭のインブリードが同量入っている特徴的な血統構成。

・母のI’m A Flakeは2008年米国産、4戦未勝利。従姉のBelieve’N’Succeedは繁殖牝馬として、英ダービー馬・Anthony Van Dyck、ニュージーランドのG1馬・Boundingを輩出。祖母のNovember SnowはアラバマS、テストSの2つのG1を含む重賞3勝の活躍馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/257/santa-anita/2022-03-06/806102

Frank E. Kilroe Mile Stakes(G1・芝8f・4歳以上)

・フランクE.キルローマイルSは、後方イン追走のCount Againがそのままインを通り、4角で5番手に取りつき外に持ち出されると、直線で良好な末脚を駆使。激戦となったゴール前で頭差抜け出して差し切り勝ち。

1着:Count Again

せん7、父・Awesome Again、母・Count To Three、母父・Red Ransom
調教師:Philip D’Amato、騎手:Flavien Prat

・今回の勝利で通算15戦6勝、G1初制覇、重賞4勝目。昨年のこのレース3着馬で、その後、4着(G1ターフクラシックS)→3着(G2)→5着(G2)。今年は前走2/5のG3-サンダーロードS(t8f)から始動し1着。今回は1番人気での出走だったが、チャンスをモノにして勝利。カナダ産。

・父のAwesome Againは1994年カナダ産のDeputy Minister産駒。現役時は12戦9勝、BCクラシック、ホイットニーHの2つのG1を含む重賞6勝。主な産駒に2004年のエクリプス賞年度代表馬・Ghostzapper(BCクラシック、メトロポリタンH等)、2007年のエクリプス賞最優秀古牝馬・ジンジャーパンチ(BCディスタフ等。ルージュバックの母。ノーザンファーム繋養中)。2020年12月に26歳で亡くなっている。

・母のCount To Threeは2002年カナダ産、22戦5勝、カナダG3-シーウェイS3着。半兄のRansom the MoonはG1-ビングクロスビーS連覇を含む重賞3勝。祖母のCountus InはG1-メイトリアークSの勝ち馬。Countus Inの半姉の曾孫に先日引退し種牡馬入りしたばかりのKnicks Go(BCクラシック等)がいる。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/257/santa-anita/2022-03-06/806101

Beholder Mile Stakes(G1・ダ8f・4歳以上牝馬)

・ビホルダーマイルSは、ラクにハナを取り切ったAs Time Goes Byがそのまま逃げ切り勝ち。

1着:As Time Goes By

牝5、父・American Pharoah、母・Take Charge Lady、母父・Dehere
調教師:Bob Baffert、騎手:Flavien Prat

・今回の勝利で通算14戦7勝、G1初制覇、重賞5勝目。昨年のこのレースで2着だった馬で、以後、G2-サンタマルガリータS(d9f)→G2-サンタマリアS(d8.5f)を連勝。その後、クレメントL.ハーシュS4着、パーソナルエンスンS6着、BCディスタフ8着とG1では苦戦が続いていたが、昨年12/5のG3-バヤコアS(d8.5f)→1/1のG3-ラカニャーダS(d8.5f)を連勝し、ここへ出走していた。

・父のAmerican Pharoahは2012年米国産のPioneerof the Nile産駒。現役時は11戦9勝、米クラシック3冠、BCクラシックなど8つのG1を含む重賞9勝(初勝利が2歳G1)。現5歳は1stクロップになり、As Time Goes Byは4頭目の産駒G1馬となる。本馬以外にカフェファラオHarvey’s Lil Goil、本邦輸入種牡馬のヴァンゴッホがG1勝ちしているが、アメリカのダートG1を産駒が制したのは今回が初。本日、同じサンタアニタ競馬場でG2-サンフェリペSを産駒のForbidden Kingdomが勝っており、そろそろ現役時代の名声に相応しい大物の誕生が望まれるところ。

母のTake Charge Ladyは1999年米国産、22戦11勝。現役時はスピンスターS2勝、アッシュランドSの3つのG1を含む重賞8勝。繁殖牝馬としても優秀な成績を残しており、産駒のTake Charge IndyはG1-フロリダダービー、G2-アリシーバSの勝ち馬。産駒のWill Take ChargeはG1-トラヴァーズS、G1-クラークHの2つのG1を含む重賞5勝、BCクラシック2着(ハナ差)などG1での2着4回。

・Take Charge Ladyの孫からも活躍馬が出ており、Take Charge BrandiはBCジュヴェナイルフィリーズ、スターレットSの2つのG1を含む重賞3勝。Omaha BeachはマリブS、アーカンソーダービー、サンタアニタスプリントチャンピオンシップの3つのG1を含む重賞4勝。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/257/santa-anita/2022-03-05/806103