現地時間4/9(土)に米サンタアニタ競馬場にて行われた、G1-サンタアニタダービー(d9f)、今年からG1に再昇格した米キーンランド競馬場にて行われた、G1-ブルーグラスS(d9f)、米アケダクト競馬場にて行われた、G2-ウッドメモリアルS(d9f)の結果と動画をまとめてお届けする。先週に続きGun RunnerがG1馬を出しており注目される。

Runhappy Santa Anita Derby(G1・ダ9f・3歳・サンタアニタ競馬場)

・サンタアニタダービーは、1番人気の重賞連勝中のAmerican Pharoah産駒・Forbidden Kingdomが逃げ、番手に2番人気でロバートB.ルイスSを15馬身差で制したエンパイアメーカー産駒・Messierがつける展開。MessierがForbidden Kingdomを捕まえに行くと、3番手にいたTaibaも連動して上昇。直線はTaibaがMessierを競り落とし、1着。2着にMessier。Bob Baffert師からTim Yakteen師へ転厩したばかりの馬のワンツー。

1着:Taiba

牡3、父・Gun Runner、母・Needmore Flattery、母父・Flatter
調教師:Tim Yakteen、騎手:Mike E Smith

・今回の勝利で通算2戦2勝、G1初制覇。3/5にサンタアニタのd6fのメイドンでデビューしたばかりの馬で、その際はBob Baffert師が管理していたが、師の下ではチャーチルダウンズ社の出走停止処分によりケンタッキーダービー出走のためのポイントを獲得することが出来ないため、転厩しここへ出走していた馬。2020年ファシィグティプトン10月1歳馬セールにて14万米ドルで取引され、2021年3月のファシィグティプトン2歳トレーニングセールにて170万米ドルにて取引された高額馬。

・オーナーのZedan Racing Stables, Inc.は昨年のケンタッキーダービー1着入線馬・Medina Spiritのオーナー。Medina Spiritは昨年12月に心臓発作で急死、死後に禁止薬物の問題でケンタッキーダービーに失格処分が下る、という同情すべきシチュエーションに置かれていたが、新たなスター候補、Medina Spiritの後継者が誕生したようである。

・父のGun Runnerは2013年米国産のCandy Ride産駒。現役時は19戦12勝、BCクラシック、ペガサスワールドCなど6つのG1を含む重賞10勝。現3歳が1stクロップだが、昨年2頭のG1馬(Echo ZuluGunite)をいきなり輩出。Echo Zuluはエクリプス賞最優秀2歳牝馬に選出され、衝撃的な種牡馬デビューを果たしていたが、衝撃は今年も続いており、先週のG1-アーカンソーダービーを産駒のCyberknifeが制し、今週はTaibaがG1-サンタアニタダービーを制覇。既に4頭のG1馬、2頭のG2勝ち馬、1頭のG3勝ち馬、4頭のブラックタイプ勝ち馬を輩出しており、この時点で既に大種牡馬としての地位が確定しつつある。5/6のケンタッキーオークス、5/7のケンタッキーダービー、いずれもGun Runner産駒が制するということも十分有り得る状況で、数年後にはリーディングサイアーの座に就いているのも現実的に濃厚と言えるのではないかと思える程の1stクロップの快進撃が継続中。

・母のNeedmore Flatteryは2011年米国(オハイオ州)産、39戦17勝。オハイオ州で生産された牝馬が祖母(31戦4勝)、曽祖母(24戦5勝)。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/257/santa-anita/2022-04-09/809389

Toyota Blue Grass Stakes(G1・ダ9f・3歳・キーンランド競馬場)

・ブルーグラスSは、3角過ぎにいったん最後方にいたZandonが、4角にかけて馬群の中を通ってするすると上昇。直線では前にいた1番人気のSmile Happyを力強く抜き去り、2馬身半差をつけて差し切り勝ち。

1着:Zandon

牡3、父・Upstart、母・Memories Prevail、母父・Creative Cause
調教師:Chad C Brown、騎手:Flavien Prat

・今回の勝利で通算4戦2勝、G1初制覇。昨年10/9のデビュー戦(d6f)を制し、12/4のG2-レムゼンS(d9f)でハナ差2着、2/19のG2-リズンスターS(d9f)で3着とし、ここへ出走していた馬。2020年キーンランド9月1歳馬セールにて17万米ドルで取引された馬。

・父のUpstartは2012年米国産のFlatter産駒。現役時は15戦4勝、G2-ホーリーブルS、G3-レーザーバックHの勝ち馬で、フロリダダービー2着、BCジュヴェナイル3着、ハスケル招待S3着、メトロポリタンH3着、ホイットニーS3着などG1入着が6回。現3歳は2ndクロップで、Zandonは初の産駒G1馬となる。他に現在4戦4勝(重賞2勝)で無敗のままケンタッキーオークス制覇を狙うKathleen O.(牝3)、G3-オハイオダービーを勝ったMasqueparade(牡4)が重賞勝ち馬となっている。

・母のMemories Prevailは2014年米国産、未出走。Memories Prevailの伯母・Hello LibertyはG2-ナッソーカウンティBCステークスの勝ち馬。Memories Prevailのおい(せん馬)・Hay DakotaはG3-コモンウェルスターフSの勝ち馬、姪・Significant FormはG2-ボールストンスパSなど米重賞4勝。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/301/keeneland/2022-04-09/809387

Wood Memorial Stakes presented by Resorts World Casino(G2・ダ9f・3歳・アケダクト競馬場)

・ウッドメモリアルSは、後ろから2頭目を追走していたUncle Mo産駒・Mo Donegal(牡3)が、4角までにポジションを押し上げ、直線は内から鋭伸。先に抜け出していたGun Runner産駒・Early Votingを差し切って1着。

・今回の勝利で通算5戦3勝、重賞2勝目。昨年12/4のG2-レムゼンS(d9f)の勝ち馬で、前走2/5のG3-ホーリーブルS(d8.5f)を3着とし、ここへ出走していた馬。祖母のIsland SandはG1-エイコーンS、G2-デラウェアHの勝ち馬

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/255/aqueduct/2022-04-09/809532

※過去記事