2022 欧州クラシック戦線リポート【4】クラシックトライアル

現地時間4/22(金)に英サンダウン競馬場にて行われた、G3-クラシックトライアル(t1m1f209yds)の結果と動画をお届けする。合わせて英オークス戦線で注目馬が勝ち上がっており、これについても簡単に触れる。

bet365 Classic Trial(G3・芝1m1f209yds・3歳)

・ジャドモントファームの生産馬でFrankel産駒・Westover(牡3)が差し切り勝ち。1番人気のゴドルフィンのDubawi産駒・Goldspurは3着。

・今回の勝利で通算4戦2勝、重賞初制覇。昨年8/5のデビュー戦(t8f)を勝った後は2着→2着(Listed)。今回は186日ぶりの休み明けのレースだった馬。今後はダンテSを使って英ダービーへ、となる模様で今年のクラシックもFrankel産駒から目が離せなくなりそうである。

母のMirabilisは2002年米国産のLear Fan産駒。現役時は15戦4勝、米G3-チャーチルダウンズディスタフターフマイル(t8f)の勝ち馬で、他に仏G1-フォレ賞3着など複数の重賞入着があった馬。Mirabilisの半姉・Nebraska Tornadoは仏G1-ムーランドロンシャン賞、仏G1-ディアヌ賞(仏オークス)の勝ち馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/54/sandown/2022-04-22/807578

Nordoff Robbins Charlie Watts Memorial Fillies’ Novice Stakes(芝1m1f209yds・3歳牝馬)

・1番人気のSea The Stars産駒・Emily Upjohn(牝3)が2着に9馬身半差をつけて圧勝。John & Thady Gosden師の管理馬で鞍上はFrankie Dettori。今回の勝利で通算2戦2勝。祖母のHazaradjatを牝祖とする主な活躍馬にHurricane Lane(英セントレジャー、パリ大賞典、愛ダービー)、Harzand(英ダービー、愛ダービー)がおり、底力を感じさせる牝系の出身。今回の勝利を受けてウィリアムヒルでは早速、本馬を英オークスの単オッズを8倍の3番人気に引き上げており、厩舎、騎手の魅力も込みで新星候補と目されている。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/54/sandown/2022-04-22/807582

※過去記事