2022 英1000ギニー・レース結果

現地時間5/1(日)に英ニューマーケット競馬場にて行われた、G1-英1000ギニーの結果と動画をお届けする。

Qipco 1000 Guineas Stakes(G1・芝1mile・3歳牝馬)(British Champions Series)

・Cachetがハナを切り、直後にDiscoveries、1番人気のTenebrismは外(画面右)の中団を追走する展開。各馬仕掛けられる中、Cachetの逃げ脚に衰えは見られず、最後までリードを守り切り逃げ切り勝ち。2着は好位追走から伸びたProsperous Voyage。3着は外を伸びたTuesday。1番人気のTenebrismは結果的に距離の壁を感じさせるレースぶりで伸びを欠き8着。

1着:Cachet

牝3、父・Aclaim、母・Poyle Sophie、母父・Teofilo
調教師:George Boughey、騎手:James Doyle

・今回の勝利で通算10戦3勝、G1初制覇、重賞2勝目。昨年5/15のデビュー戦(t6f)に勝利し、以後、5着(G3-アルバニーS)→3着(Listed)→3着(Listed)→7着(G3-オマール賞)→2着(G2-ロックフェルS)→3着(G1-フィリーズマイル)→4着(G1-BCジュヴェナイルフィリーズターフ)。重賞戦線で好走を繰り返し休養入り。今季初戦は4/12のG3-ネルグウィンS(t7f)でこれを2着に2馬身半差をつけて完勝し、ここへ出走していた。デインヒルとAhonoora、共に4×4のインブリードを持つ馬。

鞍上のJames DoyleはCoroebusで勝った昨日の英2000ギニーに続き、2日連続でクラシック制覇。ネルグウィンSと英1000ギニーを連勝したのは2006年のSpeciosa以来。

・父のAclaimは2013年愛国産のAcclamation産駒。現役時は15戦7勝、G1-フォレ賞、G2-パークS、G2-チャレンジSの勝ち馬。伯母にAgain(愛1000ギニー、モイグレアスタッドS)、母の叔父にMontjeu(凱旋門賞、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS等)がいる牝系の出身。現3歳が1stクロップでCachetは唯一の重賞勝ち馬。他に重賞入着馬が1頭、リステッド入着馬が2頭出ている。

・母のPoyle Sophieは2011年英国産、6戦未勝利。従姉のWhisper Notは米G3-サンフランシスコマイルSの勝ち馬。

母父のTeofiloは昨日の英2000ギニーを勝ったCoroebusに続き、2日連続でBMSとしてクラシックホースを輩出

2着:Prosperous Voyage

牝3、父・Zoffany、母・Seatone、母父・Mizzen Mast
調教師:Ralph Beckett、騎手:Rob Hornby

・昨年10/8のG1-フィリーズマイルで勝ったInspiralから2馬身半差の2着だった馬で、その時は3着のCachetにクビ差先着していた馬。好位からバテずにしぶとく伸びて2着。

3着:Tuesday

牝3、父・Galileo、母・Lillie Langtry、母父・Danehill Dancer
調教師:A P O’Brien、騎手:Frankie Dettori

・外ラチ沿いを伸びて3着。まだここがキャリア3戦目の馬で3/27に勝ち上がったばかりの馬だけに、次走の英オークスで真価が問われる形となろうか。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/38/newmarket/2022-05-01/804249