現地時間5/14(土)に英ニューベリー競馬場にて行われた、G1-ロッキンジS(t8f)の結果と動画をお届けする。昨年10月のG1-クイーンエリザベス2世SでPalace Pierとの激闘を制し、マイル路線を完全制圧した無敗馬・Baaeed(牡4)が今年はここから始動。注目の始動戦をチェック頂きたい。
Al Shaqab Lockinge Stakes(G1・芝8f(Str)・4歳以上)(British Champions Series)
・注目のBaaeedは出たなりに外目4番手を追走。残り2F辺りで進路を確保されると、あっさり抜け出し、現地実況が「スターパフォーマンス」と形容する中、悠々と2着のReal Worldに3馬身1/4差をつけてBaaeedが快勝。
1着:Baaeed
牡4、父・Sea The Stars、母・Aghareed、母父・Kingmambo
調教師:William Haggas、騎手:Jim Crowley
・今回の勝利で通算7戦7勝、G1・3勝目、重賞4勝目。無敗のまま昨年9月のムーランドロンシャン賞を制し、10月のクイーンエリザベス2世SではPalace Pierとの一騎打ちを制し、Palace Pierが引退した今、ほぼ古馬の欧州マイル路線では敵がいない状態。今後は英2000ギニー1,2着のゴドルフィン勢を中心とした3歳勢との対戦が興味の的となるが、少なくとも次走に予定されているロイヤルアスコットのクイーンアンSまでは無敗の進軍が続きそうである。
・父のSea The Starsは2006年愛国産のCape Cross産駒。現役時は9戦8勝、凱旋門賞、アイリッシュチャンピオンS、インターナショナルS、エクリプスS、英ダービー、英2000ギニーの6つのG1を含む重賞7勝。昨年は本馬、Teona(ヴェルメイユ賞)の2頭の産駒がG1勝ち。
・母のAghareedは2009年米国産、5戦2勝、パリロンシャンでのListed-リアンクール賞(芝2000m)の勝ち馬。祖母のLahudoodはG1-BCフィリー&メアターフ、G1-フラワーボウル招待Sの勝ち馬で、Aghareedは初仔。Baaeedの全兄・Hukumは先日のG2-ドバイシティオブゴールド(芝2400m)、英G3-ジェフリーフリアS(2勝・t13.5f)、英G3-ジョンスミスシルヴァーカップS(t14f)、英G3-カンバーランドロッジS(t12f)に勝利している現役馬。
※レーシングポストのFULL result
https://www.racingpost.com/results/36/newbury/2022-05-14/806449