キタサンブラック【10/29(日) 第156回 天皇賞(秋)(G1)1着】

3歳以上オープン 定量 東京芝2000
1着賞金1億5000万円(付加賞382.2万円)

スタートで出負けしたキタサンブラックが、インを縫うように道中ジワジワと進出。3角過ぎには好位に取りつく事にあっさり成功すると、直線は最内へ。早めにグレーターロンドンを交わし先頭に立つと、今度はサトノクラウンが猛追撃。脚色的に一瞬、怪しくなりかけたシーンもあったが最後また伸び返す見事な競馬でキタサンブラックが1着。2着はクビ差及ばずのサトノクラウン

1着:キタサンブラック(牡5・父ブラックタイド)
2着:サトノクラウン(牡5・父Marju)
3着:レインボーライン(牡4・父ステイゴールド)
勝ちタイム:2.08.3
着差:クビ、2 1/2
LAP:13.2-12.5-12.9-12.5-13.1-13.0-12.4-12.0-12.7-14.0

プロフィール

5歳牡馬
父:ブラックタイド
母:シュガーハート
母父:サクラバクシンオー
生産牧場:ヤナガワ牧場
厩舎:(栗)清水久詞
騎手:武豊

 1着:2017天皇賞(秋)(G1) 東京芝2000
 1着:2016ジャパンC(G1) 東京芝2400
 1着:2015菊花賞(G1) 京都芝3000
 1着:2017天皇賞(春)(G1) 京都芝3200
 1着:2016天皇賞(春)(G1) 京都芝3200
 1着:2017大阪杯(G1) 阪神芝2000
 1着:2016京都大賞典(G2) 京都芝2400
 1着:2015朝日杯セントライト記念(G2) 中山芝2200
 1着:2015スプリングS(G2) 中山芝1800

ブラックタイドはサンデーサイレンス産駒。G2-スプリングSの勝ち馬でG3-きさらぎ賞2着、G3-中山金杯3着。本馬以外の重賞勝ち馬としてタガノエスプレッソ(母父・キングカメハメハ)、テイエムイナズマ(母父・Danzig)、マイネルフロスト(母父・グラスワンダー)、ライジングリーズン(母父・キングカメハメハ)を輩出。

牝系

・母は未出走。
・本馬は3番仔。初仔アークペガサスは地方3勝。2番仔ショウナンバッハ(中央現役)は中央4勝、地方2勝。G2-アメリカジョッキーC3着。
・3代母テイズリーを牝祖とする活躍馬にアドマイヤフライト(中央5勝。G2-日経新春杯2着、3着)、オトメノイノリ(中央4勝。G3-フェアリーS3着)。

母父

サクラバクシンオーはBMSとして今年、キタサンブラックの中央重賞3勝の他に交流重賞をキタサンミカヅキ(牡7・父:キングヘイロー)が制し(Jpn2-東京盃)、ドイツではウォーリングステイツ(牡3・父:ヴィクトワールピサ)が独G3-バヴァーリアンクラシック(芝2000m)を制している。

クロス・同配合の主な活躍馬

Lyphard:4×4、Northern Dancer:5×5×5。同配合の馬で本馬の次に本賞金が多い馬はペスカネラ(牝3・中央現役)。10/7の久多特別(1000万下・芝1400m)を勝ち、現在中央3勝で準オープンに在籍。

生産牧場

ヤナガワ牧場は今年の中央重賞4勝目(キタサンブラック3勝、サンライズノヴァ1勝)。他にコパノリッキーが今年の交流重賞で2勝(Jpn1-かしわ記念、Jpn1-マイルチャンピオンシップ南部杯)しており、年間G1勝利数は5(大阪杯、天皇賞(春)、かしわ記念、マイルチャンピオンシップ南部杯、天皇賞(秋))となった。