現地時間7/9(土)に英ニューマーケット競馬場(ジュライコース)にて行われた、G1-ジュライカップ(t6f)の結果と動画をお届けする。
Darley July Cup Stakes(G1・芝6f(July)・3歳以上)(British Champions Series)
・外の好位を追走していたAlcohol Freeが抜け出し、1着。2着にゴドルフィンのNaval Crown。3着にオーストラリア調教馬・Artorius。1番人気のPerfect Powerは後方追走からラスト伸びを欠き7着。日本調教馬・キングエルメスは好位追走からラスト失速し11着。
1着:Alcohol Free
牝4、父・No Nay Never、母・Plying、母父・ハードスパン
調教師:Andrew Balding、騎手:Rob Hornby
・今回の勝利で通算14戦6勝、G1・4勝目、重賞5勝目。2歳時にチェヴァリーパークS(t6f)、3歳時にコロネーションS(t8f)、サセックスS(t8f・2着は今年から日本にて供用されているポエティックフレア)を制していた馬だが、サセックスSを勝って以降は6着(G1)→8着(G1)→3着(G2)→4着(G1)→9着(G1)。マイル路線ではBaaeedにはさすがに歯が立たず、前走6/18のG1-プラチナジュビリーSで久々の6f戦を使われていた近況。
・父のNo Nay Neverは2011年米国産のScat Daddy産駒。現役時は6戦4勝、2着2回。仏2歳G1-モルニー賞(t1200)、英2歳G2-ノーフォークS(t5f)、米G3-ウッドフォードS(t5.5f)の勝ち馬。現2歳まで5世代が稼働中で、これまでに本馬(3rdクロップ)、Ten Sovereigns(1stクロップ。ジュライC、ミドルパークS)、Brooke(1stクロップ。チリG1-ラス・オークス)の3頭のG1馬を輩出中。4thクロップ(現3歳)までは種付け料が1万7500~2万5000ユーロだが、5thクロップ(現2歳)はTen SovereignsがミドルパークSを制した翌年に種付けされた時の世代で、種付料が前年の4倍の10万ユーロに一気に引き上げられた時の世代。既にロイヤルアスコットのG3-アルバニーSでMeditateが勝つなど、結果が出ており今後の更なる産駒の活躍が見込まれる状況。
・母のPlyingは2010年米国産、6戦2勝。半兄のAlexander JamesはL-ルファビュリュー賞(t1800m)の勝ち馬。祖母の半兄・Raise a GrandはG3-ソラリオSの勝ち馬。
※レーシングポストのFULL result
https://www.racingpost.com/results/174/newmarket-july/2022-07-09/811480