2022 パリ大賞・レース結果

フランスの建国記念日になる現地時間7/14(木)に仏パリロンシャン競馬場にて行われた、G1-パリ大賞(芝2400m)の結果と動画をお届けする。

Grand Prix de Paris(G1・芝2400m・3歳牡馬、牝馬)

・最後方追走のOnestoが直線一気に末脚を伸ばし、逃げ残りを図るSimca Milleをクビ差、交わして1着。1番人気の無敗馬・Eldar Eldarovは直線伸びを欠き4着。
(※リンク先のサムネイルが表示されていませんが、動画視聴は問題なく可能です)

1着:Onesto

牡3、父・Frankel、母・Onshore、母父・Sea The Stars
調教師:F Chappet、騎手:Stephane Pasquier

・今回の勝利で通算6戦3勝、G1初制覇、重賞2勝目。前々走5/8のサンクルーでのG2-グレフュール賞(t2100m)の勝ち馬で、単勝11倍の人気で臨んだ前走6/5のG1-ジョッケクルブ賞(仏ダービー・t2100m)は勝ったVadeniから6馬身3/4差の5着。今回はジョッケクルブ賞2着馬、ロイヤルアスコットのG2-クイーンズヴァーズをデビュー3連勝で制した馬、アイリッシュダービー2着馬、パリロンシャンでのG2-アルクール賞の勝ち馬などが集った一戦だったが、見事に勝利。父、母父は共にUrban Seaの産駒になる為、Urban Seaの3×3の牝馬クロスを持つ馬。尚、レース後、ウィリアムヒルでは凱旋門賞の本馬の単オッズを17倍に設定。これはドウデュース(15倍)の1つ下のオッズ。

・Frankel産駒の3歳世代の快進撃が止まらず、Westover(アイリッシュダービー)、Nashwa(ディアヌ賞)、Inspiral(コロネーションS)、Homeless Songs(アイリッシュ1000ギニー)、Mckulick(ベルモントオークス招待S)に続くG1制覇。本馬はFrankel産駒25頭目のG1馬

・父・Frankel、母父・Sea The Starsの産駒はレーシングポストによるとこれまでに12頭が出走し、6頭が勝ち上がり。本馬以外の主な馬として昨年のロイヤルアスコットの英G3-ハンプトンコートSの勝ち馬・Mohaafethがいる。

・母のOnshoreは2013年英国産、未出走。祖母のKalimaはジャドモントファームの成功を支えた名繁殖牝馬・Hasiliの全妹。HasiliはG1馬を5頭輩出し、他に母として種牡馬・Dansiliを輩出。ジャドモントファームの牝馬全頭の4分の1の血統表にHasiliの名前を残している。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/211/longchamp/2022-07-14/817270