現地時間7/27(土)に米モンマスパーク競馬場にて行われた、G1-ハスケルS(d9f)、G1-ユナイテッドネーションズS(t11f)、米サラトガ競馬場にて行われた、G1-CCAオークス(d9f)の結果と動画をお届けする。

TVG.com Haskell Stakes(G1・ダ9f・3歳・モンマスパーク競馬場)

・ハスケルSは、後方のイン追走のCyberknifeが直線でイン強襲。直線大外から良く伸びたTaibaをアタマ差退けて1着となり、Gun Runner産駒のワンツー決着。1番人気に推されたここまで4戦4勝、前走G1-ウッディスティーヴンスSを10馬身差で圧勝していたJack Christopherは3着。

1着:Cyberknife

牡3、父・Gun Runner、母・Awesome Flower、母父・Flower Alley
調教師:Brad H Cox、騎手:Florent Geroux

・今回の勝利で通算9戦5勝、G1・2勝目、重賞3勝目。デビュー3戦目、4/2のG1-アーカンソーダービー(d9f)に勝利し、5/7のG1-ケンタッキーダービー(d10f)に出走するも18着と大敗。その後、6/12のG3-マットウィンS(d8.5f)を1番人気で勝利し、ここへ出走していた馬。Fasig-Tipton Selected Yearlings Showcase 2020にて40万米ドルにて取引された馬。

・父のGun Runnerは2013年米国産のCandy Ride産駒。現役時は19戦12勝、BCクラシック、ペガサスワールドC、ウッドワードS、ホイットニーS、スティーヴンフォスターH、クラークHの6つのG1を含む重賞10勝。2017年のエクリプス賞年度代表馬、最優秀古牡馬。現3歳の1stクロップから本馬Early Voting(プリークネスS)、Echo Zulu(BCジュヴェナイルフィリーズ等)、Taiba(サンタアニタダービー)、Gunite(ホープフルS)の5頭のG1馬が出現。85頭のみの出走で既に北米リーディング10位に付けており、今回のハスケルSでの産駒ワンツーでさらにランクアップを確定。とどまることを知らない快進撃ぶりで、「Gun Runnerの時代」が数年以内に到来するのではないかと思わせる。

※BLOOD HORSEの最新の北米リーディングサイアーランキング

・ハスケルSの結果は未反映のもの。出走馬の頭数をブラックタイプ勝ち馬の頭数で割った比率は10.6%という驚異的な数字。

https://www.bloodhorse.com/horse-racing/thoroughbred-breeding/sire-lists?year=2022&listType=g&standingRegion=

母のAwesome Flowerは2009年米国産、33戦11勝、リステッド4勝、重賞入着3回。母の叔父・Well ArmedはG1-ドバイワールドカップを含む重賞4勝。母の従弟・アメリカンペイトリオットはG1-メイカーズ46マイルSを含む重賞2勝。G1・4勝のシンボリクリスエス(曽祖母の従弟)も同じファミリーになる。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/253/monmouth-park/2022-07-23/818036

United Nations Stakes(G1・芝11f・3歳以上・モンマスパーク競馬場)

・ユナイテッドネーションズSは、中団のインを追走していた1番人気・Adhamoが直線入口で3番手に押し上げると、直線鋭く伸びて差し切り勝ち。2着は最低人気で先日亡くなったばかりのKitten’s Joy産駒・Epic Bromance。

1着:Adhamo

牡4、父・Intello、母・Foreign Tune、母父・Invincible Spirit
調教師:Chad C Brown、騎手:Flavien Prat

・今回の勝利で通算15戦5勝、G1初勝利、重賞2勝目。昨年まではフランスのF Head師が管理し、G3-ラフォルス賞に勝利し、ジョッケクルブ賞はSt Mark’s Basilicaの7着。今年からアメリカへ移籍し、2着(G3)→3着(G1-ターフクラシックS)→2着(G1-マンハッタンS)とし、ここへ出走していた馬。

・父のIntelloは2010年ドイツ産のGalileo産駒。現役時は9戦6勝、G1-ジョッケクルブ賞、G3-メシドール賞、G3-プランスドランジュ賞の勝ち馬で、他に凱旋門賞3着(Treve1着、オルフェーヴル2着、キズナ4着の年)、ジャックルマロワ賞3着、プールデッセデプーラン3着。6世代が稼働中で本馬は2頭目の産駒G1馬になる。他に10頭の重賞勝ち馬、8頭のリステッド勝ち馬が出ている。

母のForeign Tuneは2009年英国産、19戦3勝、L-Prix Coronation(t1600m)の勝ち馬で、重賞入着1回。叔母のImpassableはG2-ダニエルウィルデンシュタイン賞、G2-サンドランガン賞の勝ち馬。叔父のAttenduはG3-クインシー賞、G3-パレロワイヤル賞、G3-ラロシェット賞の勝ち馬。叔父のSpotifyはG3-ドバイミレニアムSの勝ち馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/253/monmouth-park/2022-07-23/818035

Coaching Club American Oaks(G1・ダ9f・3歳牝馬・サラトガ競馬場)

・CCAオークスは、向う正面で先頭に立ったNestが直線で後続を一方的に突き離し、2着に12馬身1/4差をつけて圧勝。2着にケンタッキーオークス馬・Secret Oath。

1着:Nest

牝3、父・Curlin、母・Marion Ravenwood、母父・A.P. Indy
調教師:Todd Pletcher、騎手:Irad Ortiz Jr

・今回の勝利で通算8戦5勝、G1・2勝目、重賞3勝目。4/8のG1-アッシュランドS(d8.5f)を2着に8馬身1/4差をつけて圧勝して臨んだ5/6のG1-ケンタッキーオークス(d9f)は2着。その後、牡馬相手になる6/11のG1-ベルモントS(d12f)に果敢に挑戦し2着と健闘。今回は圧倒的な1番人気に推されていた。2020年キーンランド9月1歳馬セールにて35万米ドルで取引された馬。

・父のCurlinは2004年米国産のSmart Strike産駒。現役時は16戦11勝、BCクラシック、ドバイワールドC、プリークネスS、ジョッキークラブゴールドカップ(2勝)、スティーヴンフォスターH、ウッドワードSの7つのG1を含む重賞9勝、エクリプス賞年度代表馬に2度輝いた名馬。主な産駒にVino Rosso(BCクラシック等)、Palace Malice(ベルモントS等)、Exaggerator(プリークネスS等)。今年の種付料は2020年以降、同額の17万5000米ドル。

母のMarion Ravenwoodは2008年米国産、10戦4勝、ブラックタイプのCapades Stakesに勝利。繁殖牝馬として優秀で、Nestの全兄・Idolは昨年のG1-サンタアニタHの勝ち馬。祖母のAndujarはG2-ミレイディHの勝ち馬。Andujarの従兄にケンタッキーダービー、プリークネスSの米2冠を含む5つのG1を制したReal Quietがいる。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/445/saratoga/2022-07-23/818039