現地時間7/30(土)に米サラトガ競馬場にて行われた、G1-アルフレッドG.ヴァンダービルトH(d6f)、米デルマー競馬場にて行われた、G1-ビングクロスビーS(d6f)の結果と動画をお届けする。合わせて今年のドバイワールドCを制したCountry Grammerなど好メンバーが揃ったG2-サンディエゴH(d8.5f)などについても簡単に触れる。

Alfred G. Vanderbilt Handicap(G1・ダ6f・3歳以上・サラトガ競馬場)

・番手追走から持ったままで直線では先頭に立った1番人気のJackie’s Warriorが、最後まで持ったままで楽々1着ゴール。このメンバーでは力量が1枚も2枚も上だった印象。

1着:Jackie’s Warrior

牡4、父・Maclean’s Music、母・Unicorn Girl、母父・A P Five Hundred
調教師:Steven Asmussen、騎手:Joel Rosario

・今回の勝利で通算16戦12勝、G1・5勝目、重賞11勝目。2歳時に2つのG1(シャンペンS、ホープフルS)を含むデビュー4連勝でBCジュヴェナイルに圧倒的な1番人気で臨むもEssential Qualityの4着。3歳時は1つのG1(HアレンジャーケンスメモリアルS)を含む6戦4勝でBCスプリントに1番人気で出走するも6着。今年は4/16のG3-カウントフリートH(d6f)→5/7のG1-チャーチルダウンズS(d7f)→6/10のG2-トゥルーノースS(d6.5f)と3連勝を果たし、ここへ出走していた馬。現在、ラドブロークスでBCスプリントの1番人気(2.75倍)に推されているが、今年こそはブリーダーズカップの大舞台で輝くことが出来るか。

・父のMaclean’s Musicは2008年米国産のDistorted Humor産駒。現役時は1戦1勝。この時に記録したベイヤースピード指数「114」はデビュー戦で記録されたものとしては歴代最高値。Mr. Prospectorの3×5×4のクロスを持つ馬。これまでにCloud Computing(プリークネスS)、Complexity(シャンペンS)、Drain the Clock(ウッディスティーヴンスS)、本馬の4頭のG1馬、6頭の重賞勝ち馬を輩出。今年の種付料は前年の倍となる5万米ドル。

・母のUnicorn Girlは2005年米国産、8歳まで走り54戦19勝。母父のA P Five Hundredは1999年米国産のA.P. Indy産駒。現役時は7戦1勝。G2-スーパーダービー3着、G3-オクラホマダービー3着。父としても母父としても目立つ産駒はこれまでに残していない。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/445/saratoga/2022-07-30/818316

Jim Dandy Stakes(G2・ダ9f・3歳・サラトガ競馬場)

・ケンタッキーダービーとプリークネスSで共に2着だったNot This Time産駒・Epicenterが出走。プリークネスS以来、70日ぶりのレースとなったが、4頭立ての最後方追走から直線で大外から一気に伸びて勝利。これで通算7戦4勝、2着3回、重賞3勝目。3歳世代で力量上位なのは明らかなだけに今後の動向が注目される。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/445/saratoga/2022-07-30/818317

Bing Crosby Stakes(G1・ダ6f・3歳以上・デルマー競馬場)

・中団追走の芦毛馬・American Theoremが4角で外を通って先頭に立ち、直線堂々と押し切って勝利。2着にDialed In産駒・Get Her Number。

1着:American Theorem

Ridgling5、父・American Pharoah、母・Mighty Renee、母父・Maria’s Mon
調教師:George Papaprodromou、騎手:Joe Bravo

※性別の「Ridgling」はJRAのHPでの説明を借りると、「片方または両方の睾丸が陰嚢の中に下りていない牡馬」。

・今回の勝利で通算12戦4勝、G1初制覇。前走5/29のG2-トリプルベンドS(d7f)で重賞初制覇を果たしたばかりの馬で、勢いに乗りG1勝ち。2018年のキーンランド9月1歳馬セールにて19万米ドルで上場されるも主取りとなっていた馬。

・父のAmerican Pharoahは2012年米国産のPioneerof The Nile産駒。現役時は11戦9勝、ケンタッキーダービー、プリークネスS、ベルモントSの米3冠の他、BCクラシック、ハスケル招待S、アーカンソーダービー、フロントランナーS、デルマーフューチュリティの8つのG1を含む重賞9勝(初勝利がG1)。American Theoremは6頭目の産駒G1馬となる。今年はカフェファラオ(フェブラリーS)、As Time Goes By(ビホルダーマイルS)、Above The Curve(サンタラリ賞)がG1を勝っており、産駒の活躍ぶりが目立っている。

・母のMighty Reneeは2004年米国産、未出走。半姉のMighty Carolineは米2歳G3-ソレントSの勝ち馬。半きょうだい(せん馬)のフィールシュパースはノースヒルズの持ち馬で中央2勝、北海道2歳優駿2着。曽祖母Over Allは2歳時にメイトロンS、スピナウェイSの2つのG1を含む重賞5勝をあげた馬で、この馬を牝祖とする馬にブルミラコロ(室町S)、パッシングスルー(紫苑S)がいる。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/444/del-mar/2022-07-31/818320

San Diego Handicap(G2・ダ8.5f・3歳以上・デルマー競馬場)

・ブラジル産のMidshipman産駒・Royal Ship(せん6)が好位追走から直線早々に先頭に立ち快勝。ブラジルで芝マイルのG1を勝っている馬だが、アメリカ移籍後はこれが2つ目の重賞タイトルになる。今年のドバイワールドCの勝ち馬・Country Grammerが2着。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/444/del-mar/2022-07-31/818318