2022 アーリントンミリオン等レース結果

現地時間8/13(土)に米チャーチルダウンズ競馬場にて行われた、G1-アーリントンミリオンS(t9f)、G1-ビヴァリーDステークス(t9f)、米サラトガ競馬場にて行われた、G1-フォスターデイヴH(t8f)の結果と動画をお届けする。

Arlington Million Stakes(G1・芝9f・3歳以上・チャーチルダウンズ競馬場)

・Smooth Like Straitがハナに立ち、番手にSantinが付ける展開。3角過ぎからSantinが先頭に並びかけ、直線で番手差しを決めて1着。2着にSmooth Like Strait。1番人気のSet Pieceは4着。

1着:Santin

牡4、父・Distorted Humor、母・Sentiero Italia、母父・Medaglia d’Oro
調教師:Brendan P Walsh、騎手:Tyler Gaffalione

・今回の勝利で通算8戦4勝、G1・2勝目。前々走5/7のG1-ターフクラシックS(t9f)でG1勝ちを収めていた馬で、前走6/11のG1-マンハッタンS(t10f)は6着。ゴドルフィンの自家生産馬。

・父のDistorted Humorは1993年米国産のフォーティナイナー産駒。現役時23戦8勝、G2-チャーチルダウンズH(d7f・レコード勝ち)、G2-コモンウェルスBCH(d7f・レコード勝ち)、G3-アクアクH(d7.5f)、G3-サルヴェーターマイルH(d8f)の勝ち馬。主な産駒にFunny Cide(ケンタッキーダービー、プリークネスS)、Drosselmeyer(BCクラシック、ベルモントS)。2011年には北米リーディングサイアーに輝いた大種牡馬だが昨年、種牡馬を引退することが発表されている。

母のSentiero Italiaは2012年米国産、12戦5勝、G2-サンズポイントS、G2-レイクプラシッドSの勝ち馬で、フラワーボウルS2着、クイーンエリザベス2世チャレンジカップS3着、BCフィリー&メアターフ4着などG1でも好走した馬。Flower Alley(トラヴァーズS)、トーセンラー(マイルチャンピオンシップ)、スピルバーグ(天皇賞・秋)は同じファミリーになる。尚、父・Distorted Humor、母父・Medaglia d’Oroの配合は香港のGolden Sixtyと逆の配合。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/308/churchill-downs/2022-08-13/819191

Beverly D Stakes(G1・芝9f・3歳以上牝馬・チャーチルダウンズ競馬場)

・ハナを切ったDalikaが4角でPrincess Graceに並びかけられ、一時は前に出られるも、内から差し返す形で1着。2着にPrincess Grace。1番人気に推された昨年のオペラ賞の勝ち馬・Rougirは最下位の5着。

1着:Dalika

牝6、父・Pastorius、母・Drawn To Run、母父・Hurricane Run
調教師:Albert M Stall Jr、騎手:Brian Joseph Hernandez Jr

・今回の勝利で通算28戦8勝、G1初制覇、重賞2勝目。G1では4着が最高だった馬で、前走7/16のG1-ダイアナS(t9f)は5着。ドイツ産。

・父のPastoriusは2009年ドイツ産のSoldier Hollow産駒。現役時は14戦6勝、ドイチェスダービー、ガネー賞、ダルマイヤー大賞の3つのG1を含む重賞5勝。現2歳まで6世代が稼働中でDalikaは初の産駒G1馬となる。他に3頭の重賞勝ち馬、2頭のリステッド勝ち馬を出している。今年の種付料は5800ユーロ。

・母のDrawn To Runは2010年愛国産。近親にCorre Caminos(ガネー賞)、Recital(クリテリウムドサンクルー)。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/308/churchill-downs/2022-08-13/819193

Fourstardave Handicap(G1・芝8f・3歳以上・サラトガ競馬場)

・最後方追走のCasa Creedが直線で大外一気を決めて差し切り勝ち。2着にG1・3勝を含む4連勝中で1番人気に推されていたRegal Glory。

1着:Casa Creed

牡6、父・Jimmy Creed、母・Achalaya、母父・Bellamy Road
調教師:William Mott、騎手:Luis Saez

・今回の勝利で通算22戦7勝、G1・3勝目、重賞4勝目。前走6/11のG1-ジャイプールS(t6f)で同レース連覇を果たし、ここへ出走していた馬。これでG1連勝。

・父のJimmy Creedは2009年米国産のDistorted Humor産駒。現役時は10戦4勝、G1-マリブS(ダ7f)、G2-ポトレログランデS(ダ6.5f)の勝ち馬で、他にG1-サンタアニタスプリントチャンピオンシップS3着、G1-ビングクロスビーS3着。2ndクロップのCasa Creedは唯一の産駒G1馬で、他に3頭の重賞勝ち馬を輩出中。今年の種付料は1万米ドル。

・母のAchalayaは2012年米国産、未出走。半弟のChess’s DreamはG3-キトゥンズジョイSの勝ち馬。祖母のWild Heart Dancingは米重賞3勝、加重賞1勝の活躍馬。Wild Heart Dancingの半弟・Man from WicklowはG1-ガルフストリームパークブリーダーズカップターフS、G2-W.L.マックナイトHの勝ち馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/445/saratoga/2022-08-13/819237