現地時間8/14(日)に仏ドーヴィル競馬場にて行われた、G1-ジャックルマロワ賞(t1600m)、独ホッペガルテン競馬場にて行われた、G1-ベルリン大賞(t2400m)の結果と動画をお届けする。
Prix du Haras de Fresnay-le-Buffard Jacques le Marois(G1・芝1600m・3歳以上・せん馬不可・仏ドーヴィル競馬場)
・序盤はバスラットレオンがハナに立ち、Inspiralは中団、Coroebusは後方につける展開。バスラットレオンが脱落し、Inspiralが早めに抜け出し、Coroebusが内から追撃する形になるも、最後までInspiralが抜かせずに1着。クビ差の2着にLight Infantry。Coroebusは伸びを欠き5着。バスラットレオンは7着。
1着:Inspiral
牝3、父・Frankel、母・Starscope、母父・Selkirk
調教師:John & Thady Gosden、騎手:Frankie Dettori
・今回の勝利で通算7戦6勝、G1・3勝目、重賞4勝目。昨年のカルティエ賞最優秀2歳牝馬で、今年はクラシックには間に合わず、ロイヤルアスコットのG1-コロネーションS(t7f213yds)からの始動となったが英1000ギニー馬、仏1000ギニー馬などG1馬が揃った一戦を圧勝。確かな実力を誇示したが、前走7/8のG1-ファルマスS(t8f)ではラスト競り負けて2着。意外な内容での敗戦となり、今回は楽観視出来ない一戦だったが、見事に軌道修正に成功している。Rainbow Questの4×3を持つ馬。
・Frankelの3歳世代は快進撃が続いているが、今年G1・2勝はNashwa(ディアヌ賞、ナッソーS)と並ぶもの。
・母のStarscopeは2009年英国産、8戦1勝、英1000ギニー2着、コロネーションS2着。祖母のMoon GoddessはエクリプスS、クイーンアンS、ロッキンジSのG1・3勝をあげたMediceanの半妹。Starscopeの従弟にモントライゼ(京王杯2歳S)。
※レーシングポストのFULL result
https://www.racingpost.com/results/206/deauville/2022-08-14/819257
Westminster 132nd Grosser Preis von Berlin(G1・芝2400m・3歳以上・独ホッペガルテン競馬場)
・後ろから2頭目を追走していたゴドルフィンのRebel’s Romanceが直線で豪快に伸び、差し切り勝ち。2着に3歳馬のNerik、3着に今年のイタリアダービー馬・Ardakan。
1着:Rebel’s Romance
せん4、父・Dubawi、母・Minidress、母父・Street Cry
調教師:Charlie Appleby、騎手:James Doyle
・今回の勝利で通算10戦7勝、G1初制覇、重賞3勝目。昨年3月のG2-UAEダービー(d1900m)の勝ち馬で、その後、10カ月近い休養を挟み、今年1月のメイダンから始動するも8着→11着。133日の休み明けだった、L-フレッドアーチャーS(t12f)で久々の勝利を飾ると、前走6/29のG3-グロリアスS(t1m3f218yds)も勝利。今回は圧倒的な1番人気で出走していた馬。
・父のDubawiは2002年愛国産のDubai Millennium産駒。現役時は8戦5勝、ジャックルマロワ賞、アイリッシュ2000ギニー、ナショナルSの3つのG1を含む重賞4勝。Dubawi産駒は今年、ダイアナSを制したIn Italian(牝4)、プラチナジュビリーSを制したNaval Crown(牡4)、英2000ギニーとセントジェームズパレスSを制したCoroebus(牡3)、プールデッセデプーラン(仏2000ギニー)を制したModern Games(牡3)、ドバイターフをパンサラッサと1着同着で制したLord North(せん6)がG1勝ち。本馬は今年6頭目のDubawi産駒のG1馬になる。
・母のMinidressは2009年英国産、4戦1勝。L-Height of Fashion Stakes(t1m1f197yds)で2着の戦績がある。祖母のShort SkirtはG3-ムシドラS、G3-セントサイモンSの勝ち馬。おじ(せん馬)のVolcanic SkyはG3-ナドアルシバトロフィーの勝ち馬。従兄のデュープロセスはJpn3-兵庫ゴールドトロフィーの勝ち馬。同じファミリーにヴィクトワールピサ、ローブティサージュ。
※レーシングポストのFULL result
https://www.racingpost.com/results/440/hoppegarten/2022-08-14/819240