・現地時間8/20(土)は注目の2歳重賞が行われるなどトピックが多かった一日。本稿ではバリードイルのハーツクライ産駒が新馬勝ちをおさめたレースなど、注目のトピックをまとめてお届けする。

バリードイルのハーツクライ産駒・Continuous(牡2)が新馬勝ち

・カラ競馬場で行われた7fのメイドンでバリードイルのハーツクライ産駒・Continuous(牡2)が1番人気に応えてデビュー勝ち。ハーツクライ産駒がアイルランドで勝利をおさめたのはこれが初。母・Fluff、母父・Galileo。母のFluffはG1馬・Maybe(Saxon Warriorの母)の全妹で、ContinuousはSaxon Warriorの従弟ということになる。次走はG2-ベレスフォードS(t8f)になる模様。

https://twitter.com/RacingTV/status/1560978842470285314

・レース後、A P O’Brien師は「母のFluffはディープインパクトと交配するために日本へ渡ったと思いますが、その後、アクシデントがあり、ハーツクライと交配することになった」「Continuousは私たちが持っている唯一のハーツクライ産駒です」「ライアンは彼にとても満足していて、ライアンが日本で知っていたハーツクライ産駒と比べると彼はまだ赤ちゃんだと言いました」とコメント。今回の結果を受けてウィリアムヒルでは来年の英ダービーでContinuousに13番人気タイ、単勝34倍のオッズをつけており、今後が注目される一頭。

・尚、母のFluffはこれまでに3頭の産駒がデビューしており、初仔のNational Ballet(牡4、父・ディープインパクト)は8戦1勝、2番仔のNavajo Warrior(牡3、父・ディープインパクト)は3戦未勝利。

No Nay Never産駒が2歳重賞を連勝

・カラ競馬場で行われた、G2-フューチュリティS(t7f)と牝馬G2-デビュータントS(t7f)は共にバリードイルのNo Nay Never産駒が勝利し、No Nay Never産駒の快進撃が続いている。現2歳世代はNo Nay Neverの1stクロップが活躍したのを受けて、種付料が一気に前年の4倍に引き上げられた時の世代

・フューチュリティSは、Aesop’s Fables(牡2)が勝ち、これで2戦2勝母父がシンコウフォレストという血統で半兄のWashington DC(父・Zoffany)はG3-フィーニクススプリントSの勝ち馬で、アベイドロンシャン賞2着、フェニックスS2着、コモンウェルスC3着など、スプリント戦線で活躍した馬。A P O’Brien師は7fの距離を少し心配していたとコメントしているが、ウィリアムヒルでは来年の英ダービーで現時点で本馬を1番人気タイ、単勝15倍に設定している。

・デビュータントSは、Meditate(牝2)が勝ち、これで4戦4勝。ロイヤルアスコットでの前走6/17のG3-アルバニーS(t6f)から1f伸びた今回も問題なく通過。レース後、A P O’Brien師は「彼女は今、非常にエキサイティングな牝馬に見えます」「ライアンは7f以上でも距離は問題ないと言いました」とコメント。ウィリアムヒルでは本馬を来年の英1000ギニーで1番人気の単勝7倍に設定。次走はモイグレアスタッドSに向かう模様。

https://twitter.com/RacingTV/status/1561003327705473026

Saxon Warrior産駒が初のリステッド勝ち

・ドーヴィル競馬場で行われた、L-Criterium du Fonds Europeen de l’Elevage(t1600m)でバリードイルのSaxon Warrior産駒・Victoria Road(牡2)が勝利。デビュー5戦目、8/10に勝ち上がったばかりの馬で、これで6戦2勝。この勝利はSaxon Warrior産駒初のリステッド勝ちになる。

・母・Tickled Pink(重賞2勝)、母父・Invincible Spirit。母はアイリッシュ1000ギニー、ナッソーS、サンチャリオットSのG1・3勝馬、Halfway to Heavenの半妹。Victoria Roadの従姉にRhododendron(G1・3勝)、Magical(G1・7勝)がいる。

Saxon Warrior産駒は本馬を含め1stクロップ9頭が勝ち上がり中。デビュータントS3着のThornbrookもSaxon Warrior産駒。欧州にディープインパクトの血を根付かせることが出来るか、産駒の動向に注目が集まる。

デットーリが魅せたイボアH

・英ヨーク競馬場にて行われていたイボア開催を締めくくる伝統のイボアH(Class2・芝1m5f188yds・4歳以上・1着賞金30万ポンド≒現在のレートで約4858万円)が20頭立てで行われ、Trawlerman(せん4)が制している。父のGolden Hornが凱旋門賞を制した時のレースぶりを思い起こさせる、Frankie Dettoriの大胆な騎乗とゴール前で差し返したラストは見応え充分。ゴドルフィンの白帽子に注目しながらご視聴頂きたい(※リンク先上部にレース動画あり)。

https://www.racingtv.com/news/dettori-at-his-brilliant-best-as-trawlerman-wins-ebor

※Golden Hornが制した2015年の凱旋門賞の動画