現地時間9/10(土)に愛レパーズタウン競馬場にて行われた、G1-アイリッシュチャンピオンS(t10f)、G1-メイトロンS(t8f)、豪フレミントン競馬場にて行われた、G1-マカイビーディーヴァS(t1600m)の結果と動画をお届けする。ディープインパクト産駒が勝利し、英ダービー候補に名乗りを上げたた2歳重賞についても触れる。

Irish Champion Stakes(G1・芝10f・3歳以上・愛レパーズタウン競馬場)

・4,5番手追走のLuxembourgが直線で先に抜け出していたOnestoをラスト競り落として1着。半馬身差の2着にOnesto。1番人気のVadeniは3着、Mishriffは4着。

1着:Luxembourg

牡3、父・Camelot、母・Attire、母父・Danehill Dancer
調教師:A P O’Brien、騎手:Ryan Moore

・今回の勝利で通算6戦5勝、G1・2勝目、重賞4勝目。2歳時は3戦3勝でG2-ベレスフォードS(t8f)→G1-フューチュリティトロフィー(t8f)に勝利。その後、189日ぶりのレースとなった4/30のG1-英2000ギニー(t8f)に出走し、Coroebus、Native Trailのゴドルフィン勢の後塵を拝し3着。英ダービーに向けて好内容のレースを見せ、ブックメーカーでも英ダービー1番人気の評価を受けていたが、筋肉の怪我で休養入り。106日ぶりのレースだった前走8/13のG3-ロイヤルホイップS(t10f)から始動し、ここを勝ってここへ出走していた馬。デインヒルの4×3のクロスを持つ馬。

・父のCamelotは2009年英国産のMontjeu産駒。現役時は10戦6勝、英・愛ダービー、英2000ギニー、レーシングポストTの4つのG1を含む重賞5勝。現2歳世代までの6世代で、Latrobe(1stクロップ・愛ダービー)、Sir Dragonet(2ndクロップ・コックスプレート)、Even So(3rdクロップ・愛オークス)、Santa Barbara(4thクロップ・ベルモントオークス招待S等)、Sammarco(5thクロップ・ドイチェスダービー、ダルマイヤー大賞)ら10頭のG1馬が出ている。今年の種付料は過去最高の7万5000ユーロ。

・母のAttireは2009年愛国産、8戦未勝利。Luxembourgの半兄・Leo de FuryはG2-ムーアズブリッジSの勝ち馬。曽祖母のAlbertineを牝祖とする主な活躍馬にCape Verdi(英1000ギニー)、アルカング(BCクラシック等)、Aquarelliste(仏オークス等)、Artiste Royal(チャールズウィッティンガムメモリアルH等)、Angara(ダイアナH等)。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/187/leopardstown/2022-09-10/814134

Coolmore America “Justify” Matron Stakes(G1・芝8f・3歳以上牝馬・愛レパーズタウン競馬場)

・ハナを切ったPearls Galoreが逃げ切り勝ち。2着に5馬身半差をつけて圧勝したアイリッシュ1000ギニー以来のレースだった1番人気のHomeless Songsは直線伸びを欠き4着。

1着:Pearls Galore

牝5、父・Invincible Spirit、母・Pearl Banks、母父・Pivotal
調教師:P Twomey、騎手:W J Lee

・今回の勝利で通算17戦7勝、G1初制覇、重賞4勝目。昨年の2着馬で、フォレ賞2着、BCマイル6着、ロートシルト賞5着とG1戦線で健闘していた馬。

・父のInvincible Spiritは1997年愛国産のGreen Desert産駒。現役時は17戦7勝、英G1-スプリントC(t6f)の勝ち馬で他に重賞2勝、リステッド2勝。母のRafhaはディアヌ賞(仏オークス)の勝ち馬で、半弟のKodiacも種牡馬として活躍中。Pearls Galoreは18頭目の産駒G1馬になる。代表産駒・Kingman(G1・4勝、2014年のカルティエ賞年度代表馬)やオーストラリアの人気種牡馬・I Am Invincibleらの後継種牡馬を通じて、Danzig→Green Desertから連なるサイアーラインを伸ばしている影響力の大きい種牡馬。

母のPearl Banksは2006年英国産、7戦4勝、G3-フランクフルト牝馬賞(t2200m)の勝ち馬。半姉のLucky LycraはG3-ミュンヘン牝馬大賞の勝ち馬。祖母のPearly ShellsはG1-ヴェルメイユ賞、G2-マルレ賞、G3-ノネット賞の勝ち馬。姪のEternal PearlはG3-ミネルヴ賞の勝ち馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/187/leopardstown/2022-09-10/816308

ディープインパクト産駒・Auguste Rodin、英ダービー1番人気に

・KPMG Champions Juvenile Stakes(G2・芝8f)をバリードイルのディープインパクト産駒・Auguste Rodin(牡2)が勝利。今回の勝利で通算3戦2勝、重賞初制覇。レース後、ウィリアムヒル、ラドブロークスで来年の英ダービーの1番人気に浮上。ディープインパクトのラストクロップからまたもや英クラシックを制する馬が出ることになるのか、今後の動向が大いに注目される。次走は10/8のデューハーストS、10/22のフューチュリティトロフィーが検討される模様。

・レース後、A P O’Brien師は「彼は常に多くのことを示してきたし、美しい体格と愛らしい性格を持っている」「彼が前に出たとき、彼は少し怠けていたが、我々は彼に満足している。彼はいつも非常に印象的に仕事をこなしてきた」「彼は十分なクラスとクオリティを備えており、おそらく今日からさらに研ぎ澄まされるでしょう。彼はギニーとダービーの両方を狙えるタイプの馬になる可能性がある」とコメント。

母のRhododendron(父・Galileo)はロッキンジS、オペラ賞、フィリーズマイルのG1・3勝。2018年10月に現役を終え、翌年に日本へ渡りディープインパクトと交配され、2020年にアイルランドで産まれた初仔がAuguste Rodin。Rhododendronの全妹にG1・7勝のMagicalがいる。

PFD Food Services Makybe Diva Stakes(G1・芝1600m・3歳以上・豪フレミントン競馬場)

・マカイビーディーヴァSは、Shocking産駒・I’m Thunderstruck(せん5)が直線でイン強襲。ゴール前で短頭差、抜け出して勝利。今回の勝利で通算16戦7勝、G1・2勝目。昨年10/9のG1-トゥーラックH(t1600m)に勝利し、続く10/30の高額賞金レース、ゴールデンイーグル(t1500m)も勝利。以後、オールスターマイル2着、G1-ドンカスターマイル2着、G1-メムジーS2着などの戦績を残していた実績馬。

・父のShockingは2005年豪州産のStreet Cry産駒。現役時は27戦7勝、G1-メルボルンC、G1-オーストラリアンC、G2-マカイビーディーヴァSの重賞3勝。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/297/flemington/2022-09-10/821078