現地時間9/11(日)に愛カラ競馬場にて行われた、G1-ヴィンセントオブライエンナショナルS(t7f)、G1-モイグレアスタッドS(t7f)、G1-アイリッシュセントレジャーS(t14f)、G1-フライングファイブS(t5f)の結果と動画をお届けする。

Goffs Vincent O’Brien National Stakes(G1・芝7f・2歳牡馬、牝馬)

・最後方追走のAl Riffaが直線で外から突き抜けて差し切り勝ち。1番人気のAesop’s Fablesは4着。

1着:Al Riffa

牡2、父・Wootton Bassett、母・Love On My Mind、母父・Galileo
調教師:Joseph Patrick O’Brien、騎手:Dylan Browne McMonagle

・今回の勝利で通算3戦2勝、重賞初制覇。7/16のデビュー戦(t7f)で2着と敗れ、8/6の2戦目(t7f)で2着に1馬身半差をつけて勝利し、ここへ出走していた馬。

・父のWootton Bassettは2008年英国産のIffraaj産駒。現役時は9戦5勝、仏2歳G1-ジャンリュックラガルデール賞の勝ち馬。Al Riffaは6頭目の産駒G1馬になる。主な産駒にAlmanzor(英チャンピオンS、愛チャンピオンS、ジョッケクルブ賞)、Audarya(BCフィリー&メアターフ、ジャンロマネ賞)。2020年までは6000~4万ユーロの種付料で限られた繁殖の質から活躍馬を出してきたが、クールモアに購買された2021年は10万ユーロ、2022年は15万ユーロと一気に上昇。南半球へのシャトルも行われるようになり、今後に大きな期待がかけられている種牡馬。

・母のLove On My Mindは2012年愛国産、未出走。祖母のMoments Of JoyはL-グラッドネスSの勝ち馬。曽祖母のMy EmmaはG1-ヨークシャーオークス、G1-ヴェルメイユ賞の勝ち馬で、Classic Cliche(ゴールドC、セントレジャーの2つのG1を含む重賞5勝)の半妹になる。サトノクラウンは同じファミリーの出身。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/178/curragh/2022-09-11/816311

Moyglare Stud Stakes(G1・芝7f・2歳牝馬)

・圧倒的な1番人気に推された4戦4勝、重賞3連勝中のMeditateがレースを主導し、早々に抜け出したところに外から、中団追走のTahiyraが接近し、一気に差し切って勝利。2馬身1/4差の2着にMeditate。2着と3着の差が4馬身半差あるように、上位2頭が抜けたレース。

1着:Tahiyra

牝2、父・Siyouni、母・Tarana、母父・Cape Cross
調教師:D K Weld、騎手:Chris Hayes

・今回の勝利で通算2戦2勝重賞初制覇。7/26のデビュー戦(t7f)で2着に5馬身半差をつけて勝利し、ここへ出走していた馬。G1・3勝のTarnawaの半妹という良血馬で、血統的に距離が伸びても全く問題ないはずで、来年の牝馬クラシックの有力候補に名乗りを上げたといって良さそうである。

・父のSiyouniは2007年仏国産のPivotal産駒。現役時は12戦4勝、仏2歳G1-ジャンリュックラガルデール賞(t1400m)、L-ラフレーシュ賞(t1000m)の勝ち馬。Tahiyraは7頭目の産駒G1馬になる。昨年は代表産駒・St Mark’s Basilica(7thクロップ)がアイリッシュチャンピオンS、エクリプスS、仏ダービー、仏2000ギニーの4つのG1を勝ち、カルティエ賞年度代表馬、最優秀3歳牡馬に選出されたが、現3歳(8thクロップ)からはG1馬がまだ出ておらず、9thクロップからG1馬が出ることとなっている。9thクロップは種付け料が10万ユーロに上昇した時の世代で、大物が含まれていそうな世代。St Mark’s Basilica以外の主な産駒にSottsass(4thクロップ:凱旋門賞、ジョッケクルブ賞)。

母のTaranaは2010年愛国産、10戦3勝、リステッド2勝(1m4f、1m4.5f)、G3-カラC(1m6f)3着、G3-ギブサンクスS(1m4f)4着など長距離路線で活躍。Tahiyraの半姉・Tarnawa(父・Shamardal)はBCターフ、オペラ賞、ヴェルメイユ賞の3つのG1を含む重賞8勝。他に凱旋門賞2着、アイリッシュチャンピオンS2着。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/178/curragh/2022-09-11/816310

Comer Group International Irish St. Leger(G1・芝14f・3歳以上)

・3番手追走から直線入口で先頭に立った1番人気のKypriosが、そのまま力強く押し切り1着。3/4身差の2着にHamish。

1着:Kyprios

牡4、父・Galileo、母・Polished Gem、母父・デインヒル
調教師:A P O’Brien、騎手:Ryan Moore

・今回の勝利で通算9戦7勝、G1・3勝目、重賞4勝目。今年はこれで5連勝となり、近3走は6/16のロイヤルアスコットのG1-ゴールドC(t2m3f210yds)→7/26のG1-グッドウッドC(t2m)→今回とG1・3連勝。

・Galileo産駒は本馬、Tuesday(英オークス)、Magical Lagoon(アイリッシュオークス)が今年G1を制覇。

(※以下はゴールドカップ時の記事の再掲になります)

・母のPolished Gemは2003年愛国産、モイグレアスタッドファームの自家生産馬。現役時は5戦1勝だが、繁殖牝馬として非常に優れた実績を残しており、以下の産駒が重賞勝ち。父の名前を見ると分かるが、いろいろな父から活躍馬をこれだけ出すのは秀逸。その中でもGalileoとの間の仔は2頭ともG1馬になっているのは父の威光を示す結果と言えよう。尚、Kypriosが最後の仔になる。

 Sapphire(父・Medicean):G2-ブリティッシュチャンピオンズフィリーアンドメアSなど重賞3勝
 Custom Cut(父・Notnowcato):G2-bet365マイルなど重賞7勝
 Free Eagle(父・High Chaparral):G1-プリンスオブウェールズSなど重賞2勝
 Valac(父・Dark Angel):G3-クイーンズカップ
 Search for a Song(父・Galileo):G1-アイリッシュセントレジャー連覇など重賞3勝
 Kyprios(父・Galileo):G1-ゴールドC、G1-グッドウッドC、G1-アイリッシュセントレジャーなど現在重賞4勝

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/178/curragh/2022-09-11/814135

Al Basti Equiworld, Dubai Flying Five Stakes(G1・芝5f・3歳以上)

・好位から抜け出して押し切った1番人気のHighfield Princessが2着のErosandpsycheに3馬身以上の差をつけて完勝。

1着:Highfield Princess

牝5、父・Night Of Thunder、母・Pure Illusion、母父・デインヒル
調教師:John Quinn、騎手:Jason Hart

・今回の勝利で通算30戦12勝、G1・3勝目、重賞4勝目。前々走8/7のG1-モーリスドゲスト賞(t1300m)→前走8/19のG1-ナンソープS(t5f)に続き、これでG1・3連勝。

・父のNight Of Thunderは2011年愛国産のDubawi産駒。現役時は11戦4勝。G1-英2000ギニー(11番人気での勝利でKingman、Australiaらを降す)、G1-ロッキンジSの勝ち馬。他にセントジェームズパレスS2着、クイーンエリザベス2世S2着、ムーランドロンシャン賞3着。現2歳まで4世代が稼働中で、これまでに本馬(1stクロップ)、Thundering Nights(1stクロップ・プリティポリーS)、Kukeracha(1stクロップ・クイーンズランドダービー)の3頭のG1馬を出している。

・母のPure Illusionは2003年愛国産、5戦2勝。半兄のCardsharpはG2-ジュライSの勝ち馬。従姉のChrysanthemumはG3-パークエキスプレスS、G3-C.L.ウェルドパークSの勝ち馬。いとこ(せん馬)のCary StreetはG2-ラスベガスマラソンS、G3-グリーンウッドカップSの勝ち馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/178/curragh/2022-09-11/816309