2022 ミドルパークS、チェヴァリーパークS等・レース結果

現地時間9/24(土)に英ニューマーケット競馬場にて行われた、2歳G1-ミドルパークS(t6f)、2歳牝馬G1-チェヴァリーパークS(t6f)の結果と動画をお届けする。合わせて同日に行われた2歳重賞2鞍についても触れる。

Juddmonte Middle Park Stakes(G1・芝6f・2歳牡馬)

・中団から力強く抜け出したBlackbeardが2着のThe Antarcticに2馬身差をつけて1着。1番人気のHarry Angel産駒・Marshmanは5着。

1着:Blackbeard

牡2、父・No Nay Never、母・Muirin、母父・Born To Sea
調教師:A P O’Brien、騎手:Ryan Moore

・今回の勝利で通算8戦6勝、G1・2勝目、重賞4勝目。前々走7/17のG2-ロベールパパン賞(t1200m)→前走8/21のG1-モルニー賞(t1200m)に続き、これで重賞3連勝。レース後、A P O’Brien師は「彼は5~6ハロンの馬のように見えます」とコメント。

・父のNo Nay Neverは2011年米国産のScat Daddy産駒。現役時は6戦4勝、2着2回。仏2歳G1-モルニー賞(t1200)、英2歳G2-ノーフォークS(t5f)、米G3-ウッドフォードS(t5.5f)の勝ち馬。現2歳まで5世代が稼働中で、これまでに本馬を含む5頭のG1馬を輩出中。現2歳の5thクロップはTen Sovereigns(1stクロップ)がミドルパークSを制した翌年に種付けされた時の世代で、種付料が前年の4倍の10万ユーロに一気に引き上げられた時の世代。早速、本馬とLittle Big Bear(フェニックスS)の2頭のG1馬を出し、期待に見合う結果を出している状況。

・母のMuirinは2015年愛国産、7戦1勝。Blackbeardは初仔。祖母のGirouetteはG3-フィーニクススプリントSの勝ち馬。母のいとこ(せん馬)・Max VegaはG3-ジョンポーターS、G3-ゼットランドSの勝ち馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/38/newmarket/2022-09-24/817908

Juddmonte Cheveley Park Stakes(G1・芝6f・2歳牝馬)

・後方待機のLezooが最内から突き抜けて1着。2着に1番人気のNo Nay Never産駒・Meditate。

1着:Lezoo

牝2、父・Zoustar、母・Roger Sez、母父・Red Clubs
調教師:Ralph Beckett、騎手:William Buick

・今回の勝利で通算5戦4勝、G1初制覇、重賞2勝目。6/11のデビュー戦(t5f)1着→6/25のL-エンプレスフィリーズS(t6f)1着→7/8のG2-ダッチェスオブケンブリッジS(t6f)2着→7/23のG3-プリンセスマーガレットS(t6f)1着とし、ここへ出走していた馬。

・父のZoustarは2008年豪州産のNorthern Meteor産駒。現役時は9戦6勝、クールモアスタッドS、ゴールデンローズSの2つのG1を含む重賞4勝。1stクロップからSunlight(ウィリアムレイドS、ニューマーケットH、クールモアスタッドS)、Zoutori(ニューマーケットH)、Mizzy(カンタベリーS)の3頭のG1馬が出て、南半球で評価急騰中。

母のRoger Sezは2009年愛国産、19戦4勝、G3-ファースオブクライドS(t6f)の勝ち馬。父も母父もRoberto直系の種牡馬でRobertoの3×3のクロスを持つ馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/38/newmarket/2022-09-24/817909

Juddmonte Royal Lodge Stakes(G2・芝8f・2歳牡馬、せん馬)

・ロイヤルロッジSは、Churchill産駒・The Foxes(牡2)が勝利。今回の勝利で通算4戦2勝、重賞初制覇。2着にRoaring Lion産駒・Dubai Mile、3着に1番人気のSea The Stars産駒・Flying Honours。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/38/newmarket/2022-09-24/817910

Alan Smurfit Memorial Beresford Stakes(G2・芝8f・2歳・愛カラ競馬場)

・ベレスフォードSは、Time Test産駒・Crypto Force(牡2)が勝利。今回の勝利で通算3戦2勝、重賞初制覇。2着に1番人気のAustralia産駒・Adelaide River。尚、ハーツクライ産駒・Continuousは馬場状態を理由に直前で出走回避している。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/178/curragh/2022-09-24/819952