2022 ペンシルベニアダービー、コティリオンS・レース結果

現地時間9/24(土)に米パークスレーシング競馬場にて行われた、3歳G1-ペンシルベニアダービー(d9f)、3歳牝馬G1-コティリオンS(d8.5f)の結果と動画をお届けする。両レースともGun Runner産駒が制し、父の名声をさらに高める結果となっている。

Pennsylvania Derby(G1・ダ9f・3歳)

・好位のインで運んだ1番人気・Taibaが直線で外に持ち出されると、一気に突き抜けて2着のZandonに3馬身差をつけて完勝。

1着:Taiba

牡3、父・Gun Runner、母・Needmore Flattery、母父・Flatter
調教師:Bob Baffert、騎手:Mike E. Smith

・今回の勝利で通算5戦3勝、G1・2勝目。デビュー2戦目にG1-サンタアニタダービー(d9f)を勝ち、G1-ケンタッキーダービー(d10f)に挑むも12着。その後、休養を挟んで出走した前走7/23のG1-ハスケルS(d9f)で同じGun Runner産駒のCyberknifeと接戦を演じアタマ差の2着。2020年ファシィグティプトン10月1歳馬セールにて14万米ドルで取引され、2021年3月のファシィグティプトン2歳トレーニングセールにて170万米ドルにて取引された高額馬。

・父のGun Runnerは2013年米国産のCandy Ride産駒。現役時は19戦12勝、BCクラシック、ペガサスワールドC、ウッドワードS、ホイットニーS、スティーヴンフォスターH、クラークHの6つのG1を含む重賞10勝。2017年のエクリプス賞年度代表馬、最優秀古牡馬。

現3歳が1stクロップで、本日のコティリオンSを制したSocietyを含め、既に産駒G1馬は6頭。2世代のみの稼働で9/24朝の時点でブラッドホースによる北米サイアーランキングで9位。本日のG1・2勝の追加でさらにランキングを上げることが確定しており、数年後にはリーディングサイアーに限りなく近い位置にいると思われる状況。ブラックタイプ勝ち馬頭数を出走頭数で割った比率は7.9%でトップ。Into Mischief(5.2%)、Quality Road(3.6%)、Tonalist(3.2%)、Curlin(4.3%)、Uncle Mo(3.9%)のリーディング上位5頭の数字を大きく凌いでいる。

・母のNeedmore Flatteryは2011年米国(オハイオ州)産、39戦17勝。祖母(31戦4勝)も曽祖母(24戦5勝)もオハイオ州産の馬。近親に目立った活躍馬はいない。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/578/parx/2022-09-24/822125

Cotillion Stakes(G1・ダ8.5f・3歳牝馬)

・ハナを奪ったSocietyが3角過ぎには後続と大きく差を広げ、そのまま逃げ込み、2着のMorning Matchaに5馬身3/4差をつけて圧勝。1番人気のGreen Upは4着。

1着:Society

牝3、父・Gun Runner、母・Etiquette、母父・Tapit
調教師:Steven Asmussen、騎手:Florent Geroux

・今回の勝利で通算6戦5勝、G1初制覇、重賞2勝目。デビュー3連勝で臨んだ前々走G1-CCAオークス(d9f)で勝ったNestから17馬身3/4差の4着。前走8/26のG3-チャールズタウンオークス(d7f)で2着に6馬身3/4差をつけて重賞初制覇を果たし、ここへ出走していた馬。

・母のEtiquetteは2012年米国産、11戦1勝。伯父のPleasant PrinceはG3-オハイオダービーの勝ち馬。母の従妹に2017年のカナダのダービー・クイーンズプレートを勝ち、その後、米重賞3勝、加重賞1勝をあげた活躍馬・Holy Helena。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/578/parx/2022-09-24/822124