現地時間10/1(土)に英ニューマーケット競馬場にて行われた、牝馬G1-サンチャリオットS(t8f)、仏パリロンシャン競馬場にて行われた、G1-カドラン賞(t4000m)、牝馬G1-ロワイヤリュー賞(t2800m)の結果と動画をお届けする。

Royal Bahrain Sun Chariot Stakes(G1・芝8f・3歳以上牝馬)(British Champions Series)

・サンチャリオットSは、ラチ沿いの好位を追走していたFonteynが、先に抜け出していたLaurelを差し切って1着。1番人気のSaffron Beachは8着、2番人気のHomeless Songsは7着。

1着:Fonteyn

牝3、父・Farhh、母・Luzia、母父・Cape Cross
調教師:Kevin Ryan、騎手:Neil Callan

・今回の勝利で通算7戦2勝、重賞初制覇。デビュー4戦目、5/13のリステッド(t7f92yds)で勝ち上がり。その後は7/28のG1-ナッソーS(t1m1f197yds)で4着→8/20のG3-アタランタS(t8f)で4着とし、ここへ出走していた馬。

・父のFarhhは2008年英国産のPivotal産駒。現役時は10戦5勝、G1-英チャンピオンS、G1-ロッキンジSの勝ち馬で、他にG1での2着4回、3着1回。4歳時はFrankel、Moonlight Cloud、Nathanielらに歯が立たずG1では勝ち切れなかったが、5歳時にG1を2勝。Fonteynは、King of Change(クイーンエリザベス2世S)に続く、2頭目の産駒G1馬になる。他に5頭の重賞勝ち馬、4頭のリステッド勝ち馬を輩出中。

・母のLuziaは2014年英国産、未出走。5代母がラストタイクーン(BCマイル、キングズスタンドS等)の母・Mill Princessになるが、4代母・The Perfect Life(ポワ賞)から分岐したファミリーからは本馬が初のG1馬になる。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/38/newmarket/2022-10-01/816970

Qatar Prix du Cadran(G1・芝4000m・4歳以上)

・カドラン賞は、終始好位を追走していたKypriosが、ラクな手応えで4角を先頭で通過すると直線は独走状態に。ただ、直線で残り200を切った辺りから急激に外ラチに向かって斜めに走る形となり、最後は外ラチ沿いを走ったまま1着入線。2着との着差は20馬身差。

1着:Kyprios

牡4、父・Galileo、母・Polished Gem、母父・デインヒル
調教師:A P O’Brien、騎手:Ryan Moore

・今回の勝利で通算10戦8勝、G1・4勝目、重賞5勝目。ロイヤルアスコットのゴールドC→グッドウッドC→アイリッシュセントレジャーに続き、これでG1・4連勝。先日、引退が報じられたStradivariusに続き、欧州長距離戦線を平定しつつある存在で、ゴールドカップ4連覇の同じバリードイルのYeatsクラスの歴史的ステイヤーへの道を歩んでいる過程にある一頭。レース後、A P O’Brien師は「彼は明らかに信じられないほどの心臓と肺を持っています」とコメント。直線での斜行に関しては「彼はあまりにも長く前に置かれただけだと思います」としている。

・Galileoは昨年7月に亡くなっているが、Kyprios(2018年産)は晩年に送り出した大物でG1を4勝以上した13頭目のGalileo産駒になる。以下にG1を4勝以上したGalileo産駒をまとめる。

 New Approach(2005年産)
 Cape Blanco(2007年産)
 Frankel・Misty for Me(2008年産)
 Gleneagles・Highland Reel(2012年産)
 Minding(2013年産)
 Waldgeist・Churchill・Winter(2014年産)
 Magical(2015年産)
 Love(2017年産)
 Kyprios(2018年産)

・母のPolished Gemは2003年愛国産、モイグレアスタッドファームの自家生産馬。現役時は5戦1勝だが、繁殖牝馬として非常に優れた実績を残しており、本馬、Search for a Song(アイリッシュセントレジャー2勝)、Free Eagle(プリンスオブウェールズS)の3頭のG1馬を輩出。他に3頭の重賞勝ち馬も出している。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/211/longchamp/2022-10-01/822497

Qatar Prix de Royallieu(G1・芝2800m・3歳以上牝馬)

・ロワイヤリュー賞は、道中3番手追走のSea La Rosaが4角を2番手で通過すると、直線できっちり抜け出して1着。武豊騎乗のPerotanは6着、凱旋門賞ではなくこちらへ回ったVerry Elleegantは7着。

1着:Sea La Rosa

牝4、父・Sea The Stars、母・Soho Rose、母父・Hernando
調教師:William Haggas、騎手:Tom Marquand

・今回の勝利で通算15戦8勝、G1初制覇、重賞4勝目。5/28のG3-ピナクルS(t1m3f175yds)で重賞初制覇を果たし、7/2のG2-ランカシャーオークス(t1m3f175yds)では2着に敗れるも、7/30のG2-リリーラングトリーS(t14f)を制し、8/21のG2-ポモーヌ賞(t2500m)も制覇。重賞連勝中のまま、ここへ出走していた馬。

Sea La RosaはSea The Stars産駒の18頭目のG1馬。今年はBaaeed、Hukumの全兄弟がG1を制し、Emily Upjohnが英オークス2着と産駒の活躍が続いており、2020年以降、15万ユーロの種付料となっている貫禄を十二分に見せている。

母のSoho Roseは2009年愛国産、9戦3勝、ドイツのL-Grosser Sachsischer Herbstpreis(t11f)の勝ち馬。半きょうだい(せん馬)のDeauville LegendはG2-グレートヴォルティジュールS、G3-バーレーントロフィーの勝ち馬。従姉のThe Juliet RoseはG2時代のロワイヤリュー賞2勝、G3-ロワイヨモン賞の勝ち馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/211/longchamp/2022-10-01/822498