2022 ウッドワードS、オーサムアゲインS等・レース結果

現地時間10/1(土)に米アケダクト競馬場にて行われた、G1-ウッドワードS(d9f)、2歳G1-シャンペンS(d8f)と、米サンタアニタ競馬場にて行われた、G1-オーサムアゲインS(d9f)の結果と動画をお届けする。

※アケダクト競馬場で行われた2レースは、ベルモントパーク競馬場がトンネル工事の為、アケダクト競馬場にて代替開催されたもので、「Belmont At The Big A」の呼称で施行されている。尚、Big Aはアケダクト競馬場の俗称。

Woodward Stakes(G1・ダ9f・3歳以上・アケダクト競馬場)

・ウッドワードSは、ハナを切ったLife Is Goodが順当に逃げ切り勝ち。1馬身1/4差の2着はLaw Professor。

1着:Life Is Good

牡4、父・Into Mischief、母・Beach Walk、母父・Distorted Humor
調教師:Todd Pletcher、騎手:Irad Ortiz Jr

・今回の勝利で通算11戦9勝、G1・4勝目、重賞8勝目。昨年11/6のG1-BCダートマイル(d8f)→1/29のG1-ペガサスワールドC招待S(d9f)を連勝し、3/26のG1-ドバイワールドC(d2000m)に出走するも4着。約3カ月の休養を挟み、7/2のG2-ジョンA.ネラッドS(d7f)→8/6のG1-ホイットニーS(d9f)を連勝し、ここへ出走していた馬。レース後、Todd Pletcher師は「彼の本当の武器は高い巡航速度と継続する能力です」とコメント。BCクラシックではFlightlineとの激突となるが、大変興味深い一戦となりそうである。

・父のInto Mischiefは2005年米国産のHarlan’s Holiday産駒。現役時は6戦3勝、2歳G1-キャッシュコールフューチュリティ(AW8.5f)の重賞1勝。半妹に名牝Beholder(G1・11勝、エクリプス賞を4度受賞)、半弟にMendelssohn(BCジュヴェナイルターフ)。3年連続で北米リーディングサイアーの座に就いているチャンピオンサイアー。今年はサウジカップを制したEmblem Roadを擁するQuality Roadがずっと1位の座に就いていたが、既に逆転。4年連続のリーディングが目前となっている状況。

・母のBeach Walkは2013年米国産、5戦未勝利。祖母のBonnie Blue FlagはG1-テストS2着、G1-プライオレスS3着。Bonnie Blue Flagの半姉・DiamondrellaはファーストレディS、ジャストアゲイムHのG1・2勝。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/1699/belmont-at-the-big-a/2022-10-01/823022

Awesome Again Stakes(G1・ダ9f・3歳以上・サンタアニタ競馬場)

・オーサムアゲインSは、ハナを切ったDefundedが逃げ切り勝ち。今年のドバイワールドCの勝ち馬で1番人気に推されていた同厩のCountry Grammerは2着。

1着:Defunded

せん4、父・Dialed In、母・Wind Caper、母父・Touch Gold
調教師:Bob Baffert、騎手:Edwin A Maldonado

・今回の勝利で通算12戦4勝、重賞初制覇。5/30のG1-ハリウッドゴールドカップS(d10f)で2着だった馬で、その後、7着→6着。2019年のキーンランド9月1歳馬セールにて、21万米ドルにて取引された馬。

・父のDialed Inは2008年米国産のMineshaft産駒。現役時は7戦3勝、G1-フロリダダービー、G3-ホーリーブルSの勝ち馬で、ケンタッキーダービー8着、プリークネスS4着。Defundedは3頭目の産駒G1馬となる。主な活躍馬にSuper Stock(アーカンソーダービー)、Get Her Number(アメリカンファラオS)、Gunnevera(重賞3勝、BCクラシック2着、トラヴァーズS2着等)。TDNでその価格帯で実績のある価値のある種牡馬(Value Sire)とされており、今年の種付料は1万5000米ドル。

・母のWind Caperは2006年米国産、21戦5勝。曽祖母・Tivliを牝祖とする主な活躍馬にCode of Honor(トラヴァーズS、ジョッキークラブゴールドC等)、ライブコンサート(京都金杯)。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/257/santa-anita/2022-10-02/823030

Champagne Stakes(G1・ダ8f・2歳・アケダクト競馬場)

・シャンペンSは、最後方追走のBlazing Sevensが直線外から脚を伸ばし、差し切り勝ち。3馬身1/4差の2着にJustify産駒・Verifying。

1着:Blazing Sevens

牡2、父・Good Magic、母・Trophy Girl、母父・Warrior’s Reward
調教師:Chad C Brown、騎手:Flavien Prat

・今回の勝利で通算3戦2勝、重賞初制覇。7/24のデビュー戦(d6f)1着→9/5のG1-ホープフルS(d7f)3着とし、ここへ出走していた馬。今回のEQUIBASEスピード指数は95。

・父のGood Magicは2015年米国産のCurlin産駒。現役時は9戦3勝、G1-ハスケル招待S(d9f)、G1-BCジュヴェナイル(d8.5f・未勝利馬の身で制覇)、G2-ブルーグラスS(d9f)の勝ち馬で、ケンタッキーダービー(2着)、プリークネスS(4着)は共に3冠馬・Justifyに敗れている。現2歳が1stクロップで、Blazing Sevensは初の産駒G1馬。他に2頭の重賞勝ち馬を輩出中。

・母のTrophy Girlは2013年米国産、7戦2勝。伯父のKing David(父・ハットトリック)はG1-ジャマイカH(現・ベルモントダービー招待S)の勝ち馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/1699/belmont-at-the-big-a/2022-10-01/823020