現地時間10/9(日)に米キーンランド競馬場にて行われた、牝馬G1-スピンスターS(d9f)の結果と動画をお届けする。
Juddmonte Spinster Stakes(G1・ダ9f・3歳以上牝馬)
・4番手追走の1番人気・Malathaatが4角先頭から直線押し切って1着。5馬身1/4差の2着にデクラレーションオブウォー産駒・Army Wife。
1着:Malathaat
牝4、父・Curlin、母・Dreaming Of Julia、母父・A.P. Indy
調教師:Todd Pletcher、騎手:John R Velazquez
・今回の勝利で通算13戦9勝、G1・5勝目、重賞7勝目。3歳時はケンタッキーオークス、アラバマS、アッシュランドSの3つのG1を制し、11/6のG1-BCディスタフ(d9f)では後方から脚を伸ばし、マルシュロレーヌの3着。エクリプス賞最優秀3歳牝馬に選出される。今年は1着(G3)→2着(G1)→2着(G1)とし、前走8/27のG1-パーソナルエンスンS(d9f)を勝利し、ここへ出走していた馬。本馬と同じCurlin産駒の3歳馬・Nestが本日のG2-ベルデイムS(d9f・アケダクト競馬場)を2着に9馬身3/4差をつけて圧勝しており、これでG1・2勝を含む3連勝。今年のBCディスタフはCurlin産駒の激突という構図になりそうである。
・父のCurlinは2004年米国産のSmart Strike産駒。現役時は16戦11勝、BCクラシック、ドバイワールドC、プリークネスS、ジョッキークラブゴールドカップ(2勝)、スティーヴンフォスターH、ウッドワードSの7つのG1を含む重賞9勝、エクリプス賞年度代表馬に2度輝いた名馬。馬名の由来は南北戦争で戦った黒人奴隷チャールズ・カーリンより(最初の馬主が彼の曾孫だったことによる)。今年はNestがG1を3勝(アッシュランドS、CCAオークス、アラバマS)、本馬がG1を2勝、Cody’s WishがフォアゴーS勝ち。
・母のDreaming Of Juliaは2010年米国産、8戦4勝、2歳G1-フリゼットS、G2-ガルフストリームオークスの勝ち馬で、BCジュヴェナイルフィリーズ3着、ケンタッキーオークス4着、マザーグースS2着とG1戦線で活躍した馬。祖母のDream Rushは16戦8勝、G1-テストS、G1-プライオレスSを含む重賞4勝。
※レーシングポストのFULL result
https://www.racingpost.com/results/301/keeneland/2022-10-09/823535