現地時間10/15(土)に英アスコット競馬場にて行われた、G1-英チャンピオンS、G1-クイーンエリザベス2世S、G1-ブリティッシュチャンピオンズフィリーズ&メアズS、G1-ブリティッシュチャンピオンズスプリントS等の結果と動画をお届けする。

Qipco Champion Stakes(G1・芝9f212y・3歳以上)(British Champions Middle Distance)

・英チャンピオンSは、Baaeedが直線伸びずに4着と終わる波乱となり、道中3番手イン追走のBay Bridgeが直線でAdayarとの競り合いを制し1着。半馬身差の2着にAdayar。3着にセントジェームズパレスS3着馬・My Prospero。

1着:Bay Bridge

牡4、父・New Bay、母・Hayyona、母父・Multiplex
調教師:Sir Michael Stoute、騎手:Richard Kingscote

・今回の勝利で通算10戦6勝、G1初制覇、重賞2勝目。今年5/26のG3-ブリガディアジェラードS(t1m1f209yds)で2着に5馬身差をつけて初重賞制覇を果たし、続く6/15のロイヤルアスコットのG1-プリンスオブウェールズS(t1m1f212yds)では1番人気に支持されるも2着。続く7/2のG1-エクリプスS(t1m1f209yds)でも1番人気に推されていたが、勝ったVadeniから4馬身差の5着と敗れていた馬。

・父のNew Bayは2012年英国産のDubawi産駒。母の従兄にOasis Dream(ナンソープS、ジュライC、ミドルパークS)、母の従姉にZenda(プールデッセデプーリッシュ)、Zendaの直仔にKingman(G1・4勝、カルティエ賞年度代表馬・最優秀3歳牡馬)がいるジャドモントファームが誇る名牝系の出身。現役時は11戦5勝、G1-ジョッケクルブ賞、G2-ギョームドルナノ賞、G2-ニエル賞、G3-ゴントービロン賞の勝ち馬で、他にプールデッセデプーラン2着、凱旋門賞3着。主な産駒にSaffron Beach(1stクロップ・ロートシルト賞、サンチャリオットS)。本日のクイーンエリザベス2世SをBayside Boyが制したばかりで、Bay Bridge(1stクロップ)は3頭目の産駒G1馬となる。他に4頭の重賞勝ち馬、1頭のリステッド勝ち馬を輩出中。1日にG1を2勝というインパクトを残した事は大きく、今後のNew Bay産駒には注目が集まることになりそうである。

・母のHayyonaは2010年英国産、3戦未勝利。伯父のShimraanはG2-ウージェーヌアダム賞の勝ち馬。4代母のShemakaは1993年のフランスオークス馬。

・母父のMultiplexは2003年英国産のデインヒル産駒。母がウォーニング(クイーンエリザベス2世S、サセックスS)の半妹、コマンダーインチーフ(英ダービー、愛ダービー)の半姉になる良血馬。現役時は8戦4勝、G3-ラロシェット賞の勝ち馬。父として目立った産駒は残しておらず、母父としても本馬以外は目立った産駒は出ていない。

・Baaeedの敗戦について、シャドウェルのレーシングマネージャー・Angus Gold氏は馬場に要因を求める旨コメント。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/2/ascot/2022-10-15/816971

Queen Elizabeth II Stakes (Sponsored By Qipco)(G1・芝8f・3歳以上)(British Champions Mile)

・クイーンエリザベス2世Sは、1番人気のInspiralがスタートで立ち遅れる波乱のスタート。道中ほぼ最後方にいたBayside Boyが、内から猛然と追い込み、先に抜け出していたModern Games(2着)、Jadoomi(3着)を差し切って1着。Inspiralは伸びを欠き6着。

1着:Bayside Boy

牡3、父・New Bay、母・Alava、母父・Anabaa
調教師:Roger Varian、騎手:Tom Marquand

・今回の勝利で通算10戦4勝、G1初制覇、重賞2勝目。昨年9/11のG2-シャンペンS(t7f6yds)を制し、10/9のG1-デューハーストS(t7f)と10/23のG1-フューチュリティトロフィー(t8f)で共に3着。今年は13着(G1-プールデッセデプーリッシュ)→7着(G1-セントジェームズパレスS)→4着(G3-サラブレッドS)→1着(L-フォーチュンS)とし、ここへ出走していた馬。

※父のNew Bayについては英チャンピオンSの欄をご参照下さい。

母のAlavaは2006年愛国産、6戦2勝、L-Prix Occitanie(t1900m)の勝ち馬。半兄のForest RangerはG2-ハクスレイS(2勝)、G3-アールオブセフトンSの勝ち馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/2/ascot/2022-10-15/816972

Qipco British Champions Fillies & Mares Stakes(G1・芝1m3f211y・3歳以上牝馬)(British Champions Series)

・ブリティッシュチャンピオンズフィリーズ&メアズSは、中団外目追走からEmily Upjohnが直線で抜け出して、2着のThunder Kissに3馬身差をつけて勝利。

1着:Emily Upjohn

牝3、父・Sea The Stars、母・Hidden Brief、母父・Barathea
調教師:John & Thady Gosden、騎手:Frankie Dettori

・今回の勝利で通算6戦4勝、G1初制覇、重賞2勝目。昨年11/23のデビュー戦(AW1m1f104yds)で勝利し、休み明けとなる4/22の2戦目(t1m1f209yds)で2着に9馬身半差をつけて勝利。続く5/11のG3-ムシドラS(t1m2f56yds)を2着に5馬身半差をつけて圧勝。次走6/3のG1-英オークス(t1m4f6yds)では1番人気に支持されるが、スタートで立ち遅れ後ろから2頭目を追走する展開となり、直線猛然と追い込むも2着。続く7/23のG1-キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(t1m3f211yds)は勝ったPyledriverから25馬身差の最下位に敗れ、今回はそれ以来の休み明けの一戦だった馬。来年も現役続行の予定とのことで、凱旋門賞が目標となる模様。

・本馬は先日のロワイヤリュー賞を制したSea La Rosa(牝4)に続く、Sea The Stars産駒19頭目のG1馬となる現2歳までの10世代でBaaeedを筆頭に19頭のG1馬を輩出、という実績は圧倒的。種付料は一度も下がることなく右肩上がりに上昇中で、現1歳世代以降は種付料が自己最高に達した15万ユーロの時の世代となる。

・母のHidden Briefは2006年英国産、11戦1勝。従兄のHarzandはG1-英ダービー、G1-アイリッシュダービー、G3-バリサックスSの勝ち馬。従姉の直仔・Seal of ApprovalはG1-ブリティッシュチャンピオンズフィリーズ&メアズSの勝ち馬。従姉の孫・Hurricane LaneはG1-英セントレジャー、G1-アイリッシュダービー、G1-パリ大賞、G2-ダンテSの勝ち馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/2/ascot/2022-10-15/816974

Qipco British Champions Sprint Stakes(G1・芝6f・3歳以上)(British Champions Series)

・ブリティッシュチャンピオンズスプリントSは、画面右側の馬群の好位を追走していた1番人気のKinrossが、力強く抜け出し、2着のRun To Freedom(単勝151倍)に2馬身1/4差をつけて完勝。3着に昨年の覇者・Creative Force。

1着:Kinross

せん5、父・Kingman、母・Ceilidh House、母父・Selkirk
調教師:Ralph Beckett、騎手:Frankie Dettori

・今回の勝利で通算21戦8勝、G1・2勝目、重賞6勝目。8/20のG2-シティオブヨークS(t7f)→9/11のG2-パークS(t7f6yds)→10/2のG1-フォレ賞(t1400m)に続き、これで重賞4連勝。昨年のこのレースは9着、今年のロイヤルアスコットでのプラチナジュビリーSは8着だった馬だが、夏以降に一気に本格化し、2つ目のG1タイトルを獲得している。

・父のKingmanは2011年英国産のInvincible Spirit産駒。現役時は8戦7勝、愛2000ギニー→セントジェームズパレスS→サセックスS→ジャックルマロワ賞とG1を4連勝し、2014年のカルティエ賞年度代表馬、最優秀3歳牡馬に選出された馬。これまでにPalace PierPersian KingシュネルマイスターDomestic Spending本馬Commissioningの6頭のG1馬を輩出中。種付料は初年度は5万5000ポンドだったが、現在3年連続で15万ポンド。今の欧州を代表する種牡馬の一頭。

母のCeilidh Houseは2007年英国産、11戦2勝、L-Bet On totescoop6 At totesport.com EBF Gillies Fillies’ Stakes(t1m2f43yds)の勝ち馬。従兄のFirst Selectionは2歳G3-ソラリオSの勝ち馬で、2016年のG1-プールデッセデプーラン(仏2000ギニー)2着馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/2/ascot/2022-10-15/816975

Qipco British Champions Long Distance Cup(G2・芝1m7f209yds・3歳以上)(British Champions Series)

・ブリティッシュチャンピオンズロングディスタンスCは、1番人気のPlanteur産駒・Trueshan(せん6)と前走ドンカスターCでTrueshanを降していたColtraneのマッチレースとなり、見応えのある激しい攻防が長く続いたが、最後、Trueshanが頭差抜け出して1着。

・今回の勝利で通算21戦13勝、G1・2勝(昨年のグッドウッドC、カドラン賞)を含む重賞5勝目。これでこのレース3連覇達成。前々走7/26のG1-グッドウッドC(t16f)は勝ったKypriosから1馬身半差の3着→前走9/11のG2-ドンカスターC(t2m1f197yds)は勝ったColtraneからクビ差の2着とし、ここへ出走していた馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/2/ascot/2022-10-15/816973