現地時間10/29(土)に豪フレミントン競馬場で開幕した今年のメルボルンカップカーニバル。今年は10/29、11/1(メルボルンカップDAY)、11/3(VRCオークスDAY)、11/5(VRCステークスDAY)の4日間に渡り開催される。初日はヴィクトリアダービーDAY。本日行われた3つのG1レースの結果と動画をお届けする。
※ヴィクトリアレーシングクラブのHPの表記を借りると、メルボルンカップカーニバルは、「オーストラリア最大のフェスティバルの一つであり、競馬のロマンと格式を体験する絶好の機会」で、「1861年の開始から現在に至るまで、オーストラリアの風物詩として社会的、文化的伝統を築いてきました」、「これはただの競馬ではありません。文字通りオーストラリア全国の目を釘付けにします」、「そこに来た人、誰しもが特別な体験をする、メルボルンカップカーニバルはそんなイベントです」、「どんな人にもきっと何か特別なことが待っています」と紹介されている。尚、一般入場にはドレスコードはないが、「御自身の趣味を表すスタイリッシュな服装でご来場いただきますよう、お願い申し上げます」とされている。
Penfolds Victoria Derby(G1・芝2500m・3歳)
・ヴィクトリアダービーは、Almanzor産駒・Manzoice(牡3)が直線で外から鋭く伸びて差し切り勝ち。2着はG1-スプリングチャンピオンSの勝ち馬で1番人気のSharp ‘N’ Smart。ディープインパクト産駒・Muramasa(単勝19倍)は5着、リアルインパクト産駒・Berardino(単勝51倍)は7着、。モーリス産駒・Foujita San(単勝26倍)は13着。
・今回の勝利で通算6戦2勝、重賞初制覇。デビュー2戦目で勝ち上がり、その後、9着→2着。前走10/22のG1-スプリングチャンピオンS(t2000m)で8着と敗れ、ここへ単勝21倍で出走していた馬。
・父のAlmanzorは2013年フランス産のWootton Bassett産駒。現役時は11戦8勝、英チャンピオンS、愛チャンピオンS、ジョッケクルブ賞(仏ダービー)の3つのG1を含む重賞5勝。現3歳は2ndクロップになり、Manzoiceは初の産駒G1馬で初の重賞勝ち馬となる。他にリステッド勝ち馬を4頭輩出中。
・母のChoiceは2011年NZ産、20戦3勝、G3-ユーロジーSの勝ち馬。
※レーシングポストのFULL result
https://www.racingpost.com/results/297/flemington/2022-10-29/825352
Coolmore Stud Stakes(G1・芝1200m・3歳)
・クールモアスタッドSは、I Am Invincible産駒・In Secret(牝3)が馬場の真ん中からシャープな差し脚を披露し、2着に2馬身差をつけて完勝。NZ産のサトノアラジン産駒・Grand Impact(牡3)は12着。
・今回の勝利で通算6戦4勝、G1初制覇、重賞2勝目。前々走9/10のG2-ラントゥザローズS(t1200m)で重賞初制覇を果たし、前走9/24のG1-ゴールデンローズS(t1400m)で2着とし、ここへ1番人気で出走していた馬。
・母のElopingは2011年豪州産、24戦7勝、G3-シャンペンS、G3-ロイヤルランドウィックSの勝ち馬。
※レーシングポストのFULL result
https://www.racingpost.com/results/297/flemington/2022-10-29/825351
TAB Empire Rose Stakes(G1・芝1600m・3歳上牝馬)
・エンパイアローズSは、Sacred Falls産駒・Icebath(牝6)が直線でイン強襲。一気に先団を飲み込んで差し切り勝ち。入線後に勝利ジョッキー、Craig A Williamsが会心の笑みを浮かべたのが印象的な勝利。1番人気のLa Criqueは4着。
・今回の勝利で通算38戦5勝、重賞初制覇。これまでにG1での2着が3回(ジョージメインS、ケネディカンタラ、ドンカスターマイル)、3着が2回(クイーンオブザターフS、ドンカスターマイル)あった実績馬だが、今回、待望の初の重賞勝ち。
※レーシングポストのFULL result
https://www.racingpost.com/results/297/flemington/2022-10-29/825353