現地時間2/11(土)に行われた、Road to the Kentucky Derbyのポイント対象3レース(サムF.デイビスS、ウィザーズS、エルカミーノレアルダービー)の結果と動画をまとめてお届けする。
Sam F. Davis Stakes(G3・ダ8.5f・3歳・タンパベイダウンズ競馬場)
・サムF,デイビスSは3角過ぎに外からまくり上げ、4角で先頭に並びかけたLitigateが直線で抜け出し1着。
1着:Litigate
牡3、父・Blame、母・Salsa Diavola、母父・Mineshaft
調教師:Todd A. Pletcher、騎手:Luis Saez
・今回の勝利で通算3戦2勝、重賞初制覇。昨年11/19にデビューし、1着→2着とし、ここへ出走。今回が初の重賞出走だった馬で、2021年9月キーンランド1歳馬セールにて37万米ドルにて取引された馬。このレースのEQUIBASEスピード指数は90で低調な数字。
・父のBlameは2006年米国産のArch産駒。現役時は13戦9勝、BCクラシック(Zenyattaを降す)、ホイットニーH、スティーヴンフォスターHの3つのG1を含む重賞6勝。これまでに5頭のG1馬(Marley’s Freedom、Nadal、Senga、Fault、Abscond)を輩出。
・母のSalsa Diavolaは2013年米国産、2戦未勝利。おじ(せん馬)のPacific Oceanは米重賞2勝、従姉のBlamed(本馬と同じ父・Blame)はG3-ロイヤルデルタS、G3-カムリーSの勝ち馬。
※レーシングポストのFULL result
https://www.racingpost.com/results/724/tampa-bay-downs/2023-02-11/833129
Withers Stakes(G3・ダ9f・3歳・アケダクト競馬場)
・ウィザーズSは中団イン追走のHit Showが3角過ぎからインを通って上昇。直線で逃げ粘りを図ったArctic Arroganceを交わし1着。
1着:Hit Show
牡3、父・Candy Ride、母・Actress、母父・Tapit
調教師:Brad H. Cox、騎手:Manuel Franco
・今回の勝利で通算4戦3勝、重賞初制覇。昨年10/9にデビューし、1着→4着→1着とし、ここへ出走。今回が初の重賞出走だった馬だが、このレースのEQUIBASEスピード指数は93でやや低調な数字。
・父のCandy Rideは1999年アルゼンチン産のRide the Rails産駒。現役時は6戦6勝、アルゼンチンとアメリカでG1を計3勝。アルゼンチンでは芝1600mで1:31.01、米デルマーではダ10fで1:59.11といずれもレコードを出し、豊かなスピードと万能性を示した馬。代表産駒・Gun Runner(G1・6勝)が種牡馬として初年度産駒(現4歳)から6頭のG1馬を出し、大活躍中。
・母のActressは2014年米国産、9戦2勝、G2-ブラックアイドスーザンS、G3-カムリーSの勝ち馬。
※レーシングポストのFULL result
https://www.racingpost.com/results/255/aqueduct/2023-02-11/833125
El Camino Real Derby Stakes(Listed・AW9f・3歳・ゴールデンゲートフィールズ競馬場)
・中団追走から直線で外を良く伸びた Chase the Chaosが差し切り勝ち。
1着: Chase the Chaos
牡3、父・Astern、母・Live the Moment、母父・Uncle Mo
調教師:Ed Moger, Jr.、騎手:Armando Ayuso
・今回の勝利で通算6戦3勝、初のリステッド勝ち。昨年8/28のデビュー以降、2着→1着→3着(ステークス)→2着(ステークス)→1着とし、ここへ出走。このレースのEQUIBASEスピード指数は98。
・父のAsternは2013年豪州産のMedaglia d’Oro産駒。現役時は9戦5勝、G1-ゴールデンローズS、G2-ラントゥザローズS、G2-シルヴァースリッパーS、G3-キンダーガーデンSの勝ち馬。産駒のGolden MileがG1-コーフィールドギニーを制しており、他に3頭の重賞勝ち馬を輩出中。
・母のLive the Momentは2016年米国産、7戦1勝。近親に米重賞2勝のMister Marti Gras。
※EQUIBASEのchart
https://www.equibase.com/premium/chartEmb.cfm?track=GG&raceDate=02/11/2023&cy=USA&rn=8