現地時間3/4(土)に豪ランドウィック競馬場にて行われた、3歳G1-ランドウィックギニー(芝1600m)、G1-カンタベリーS(芝1300m)、豪フレミントン競馬場にて行われた、3歳G1-オーストラリアンギニー(芝1600m)の結果と動画をお届けする。
The Agency Randwick Guineas(G1・芝1600m・3歳・ランドウィック競馬場)
・ランドウィックギニーは、道中5番手追走の8番・Communistが直線で俊敏に抜け出し、差し切り勝ち。1番人気のAft Cabinは4着。モーリス産駒・Matcha Latte(単勝5倍)は6着。
1着:Communist
せん3、父・Russian Revolution、母・Cappadocia、母父・Northern Meteor
調教師:Michael Freedman、騎手:Zac Purton
・今回の勝利で通算10戦4勝、重賞初制覇。マイルに良績があった馬で3勝目がマイル戦。その後、マイルのリステッドで2着→マイルのG2で2着としていた。近2走は3着(G3・1200m)→7着(G2・1400m)となっており、単勝は16倍の人気に留まっていた馬。
・香港から復帰したZac Purton騎手は本日、ランドウィックギニーとカンタベリーSのG1・2勝。Michael Freedman師は「彼は世界クラスのジョッキーであり、彼が戻ってきたことは素晴らしいことです」とコメント。
・父のRussian Revolutionは2013年豪州産のスニッツェル産駒。現役時は11戦7勝、オークレイプレート、ザ・ギャラクシーの2つのG1を含む重賞5勝。Communistは1stクロップで初の産駒G1馬。他に3頭の重賞勝ち馬、2頭のリステッド勝ち馬を輩出中。
・母のCappadociaは2013年豪州産、8戦2勝、リステッド2着の戦績あり。おじ(せん馬)のZip Zip ArayはG1-グッドウッドHの勝ち馬。母のいとこ(せん馬)に豪G1を5勝したNiconero、母の従兄に現役時に豪G1を2勝し、種牡馬としてNature Strip(G1・9勝の現役馬)を輩出したNicconi。
※レーシングポストのFULL result
https://www.racingpost.com/results/471/randwick/2023-03-04/834865
Furphy Canterbury Stakes(G1・芝1300m・3歳以上・ランドウィック競馬場)
・カンタベリーSは、道中7番手待機の2番・Artoriusが直線で鬼脚を発揮。先に抜け出した1番人気のImperatrizを短頭差交わして差し切り勝ち。
1着:Artorius
牡4、父・Flying Artie、母・Gracie’s Lass、母父・Redoute’s Choice
調教師:Anthony & Sam Freedman、騎手:Zac Purton
・今回の勝利で通算15戦3勝、G1・2勝目。2歳時にG1-ブルーダイヤモンドSを制している馬で、昨年は欧州遠征を敢行。ロイヤルアスコットのG1-プラチナジュビリーS(t6f)で3着→ニューマーケットのG1-ジュライC(t6f)で3着→ドーヴィルのG1-モーリスドゲスト賞(t1300m)で6着と善戦。今回はモーリスドゲスト賞以来、209日ぶりのレースだった馬。
・父のFlying Artieは2013年豪州産のArtie Schiller(その父・El Prado)産駒。現役時は7戦3勝(勝ち鞍は全て重賞)、G1-クールモアスタッドS、G3-ブルーサファイアS、G3-ブルーダイヤモンドプレリュード(牡馬)の勝ち馬。ファーストクロップのArtoriusが唯一の産駒G1馬で他に重賞勝ち馬1頭、リステッド勝ち馬2頭を輩出中。
・母のGracie’s Lassは2012年豪州産、未出走。おじ(せん馬)のDelectationはG1-ダーレークラシック、G2-アローフィールド3歳スプリントの勝ち馬。
※レーシングポストのFULL result
https://www.racingpost.com/results/471/randwick/2023-03-04/834864
Australian Guineas(G1・芝1600m・3歳・フレミントン競馬場)
・オーストラリアンギニーは、後方待機の15番・Legartoが直線で馬群を縫うように追い込み、ゴール前で抜け出して1着。サトノアラジン産駒・Japanese Emperor(単勝101倍)が3着と健闘。モーリス産駒・Bank Maur(単勝31倍)が4着、ディープインパクト産駒・Muramasa(単勝51倍)は13着。
※フル動画は以下のリンク先にある「Full Replay」よりご視聴下さい
https://www.racing.com/form/2023-03-04/flemington/race/7
1着:Legarto
牝3、父・Proisir、母・Geordie Girl、母父・Towkay
調教師:Ken & Bev Kelso、騎手:Michael Dee
・今回の勝利で通算7戦6勝、G1・2勝目、重賞4勝目。昨年11月のG1-NZ1000ギニーを2着に4馬身3/4差をつけてデビュー4連勝で制した馬。その後、G2を1勝し、前走1/21のリステッドで4着と敗れ、ここへ出走していた馬。NZ産。
・父のProisirは2009年豪州産のChoisir産駒。現役時は7戦3勝、豪G3-スプリングSの勝ち馬。本馬を含む4頭のG1馬を輩出中で、昨年はLegartoがNZ1000ギニー、PierがNZ2000ギニーに勝利。目下(2022-23シーズン)、2014-15シーズン以来、8期連続でNZのリーディングサイアーに君臨中のSavabeelを抑えてNZサイアーランキングの首位に立っている注目種牡馬。
・母のGeordie Girlは2003年NZ産、未出走。母父のTowkayは1994年豪州産のラストタイクーン産駒で、父としてNZのG1を3勝したViadanaを輩出。
※レーシングポストのFULL result
https://www.racingpost.com/results/297/flemington/2023-03-04/834856