2023 チェルトナムフェスティバル特集【2】2日目、3日目ダイジェスト

現地時間3/15(水)、3/16(木)に英チェルトナム競馬場にて行われた、チェルトナムフェスティバル2日目、3日目のメインレースの結果と動画をお届けする。

Betway Queen Mother Champion Chase(G1・1m7f199yds・5歳以上)

・2日目のメインレース、クイーンマザーチャンピオンチェイスは昨年の勝ち馬・Energumene(せん9)が2着に10馬身差をつけて堂々と連覇達成。青と白の勝負服の4番がEnergumene。

・Energumeneのオーナー、Tony Bloom氏は52歳のスポーツベッター、ポーカープレーヤー、起業家で、日本代表の三苫薫が所属するプレミアリーグのブライトン&ホーブアルビオンのオーナー兼会長。Energumeneの勝負服はまさにブライトン&ホーブアルビオンのユニフォームと同じ青と白である。レース後、「今夜はクリスタル・パレスとの大きな試合があるので、今週末のFAカップでグリムズビーと対戦する前に、それに集中するつもりだ」とコメント。

・クリスタルパレスはブライトンの主なライバルで1970年代の両クラブのマネージャーにあった敵意から激しいライバル関係となった間柄。Tony Bloom氏が「ビッグダービー」と表現する両クラブにとっては大一番となった一戦はブライトンが1-0で勝利し(三苫が決勝点をアシスト)、Tony Bloom氏にとっては昼は愛馬がチェルトナムでG1を勝ち、夜は自分のクラブがライバルを降して勝利するという最良の一日となっている。

Paddy Power Stayers’ Hurdle(G1・2m7f213yds・4歳以上)

・3日目のメインレース、ステイヤーズハードルは最終障害飛越時には3番手にいた一昨年の2着馬、Sire Du Berlais(せん11)がラストで内から力強く伸びて1着。このレース3連覇を狙ったFlooring Porterは4着。

・Sire Du Berlaisは昨年4月のエイントリーでのG1-リバプールハードルに勝利して以降、5戦して4着2回が最高とふるわなかったこともあり、単勝オッズ34倍の低評価だったが、これでチェルトナムフェスティバルは6回目の出走にして3勝目。