2023 ゴールデンスリッパー等・レース結果

現地時間3/18(土)の豪ローズヒルガーデンズ競馬場ではシドニー2歳3冠の初戦、2歳戦では世界最高賞金額を誇るゴールデンスリッパーなどG1レースが5つ行われている。同日に豪ムーニーヴァレー競馬場にて行われたオールスターマイルも含め、各レースの結果と動画をお届けする。

Longines Golden Slipper(G1・芝1200m・2歳・ローズヒルガーデンズ競馬場)

・ゴールデンスリッパーは、中団の内を追走していた7番・Shinzoが直線で最内を突き、先に抜け出していたゴドルフィンの1番人気・Cylinderを交わし去り1着。

1着:Shinzo

牡2、父・Snitzel、母・Samaready、母父・More Than Ready
調教師:Chris Waller、騎手:Ryan Moore

・今回の勝利で通算4戦2勝、G1初制覇、重賞2勝目。1/28のデビュー戦がG3-キャノンバリーSになり、3着。2/25の2戦目も重賞を使われ、G2-スカイラインSで2着。続く前走3/11のG3-パゴパゴS(t1200mで初勝利をあげ、ここへ単勝オッズ16倍で出走していたクールモアの所有馬。

・Ryan Moore騎手は2019年のジ・エベレストに騎乗して以来のオーストラリア参戦。本日はDubai HonourでランヴェットSも制しており、G1・2勝の大活躍。

母のSamareadyは2009年豪州産、13戦6勝、G1-A.J.モイアS、G1-ブルーダイヤモンドS、G2-リースリングSなど重賞5勝。Shinzoの全姉・ExhilaratesはG3-クエゼットSの勝ち馬。Samareadyの半姉・Night WarはG2-カラカッタプレート、G3-サーアーネストリーステーレクラシックの勝ち馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/311/rosehill/2023-03-18/836054

The Agency George Ryder Stakes(G1・芝1500m・3歳以上・ローズヒルガーデンズ競馬場)

・ジョージライダーSは、ゴドルフィンの青帽子、1番・Anamoeが人気に応えて直線外からきっちり差し切って1着。

1着:Anamoe

牡4、父・Street Boss、母・Anamato、母父・Redoute’s Choice
調教師:James Cummings、騎手:James McDonald

・今回の勝利で通算24戦14勝、G1・9勝目、重賞13勝目。昨年8/20のウインクスS→9/17のジョージメインS→10/8のマイトアンドパワー→10/22のコックスプレートと怒涛のG1・4連勝を達成。11/5のチャンピオンSは4着に敗れるも、3カ月の休みを挟み、2/11のG2-アポロSを制し、続く前走2/25のG1-チッピングノートンSも制し、これでG1連勝、3連勝。次走は4/8のクイーンエリザベスSになる模様。

母のAnamatoは2003年豪州産、28戦4勝、G1-シュウェップスオークス、G2-ムーニーヴァレーオークス、G2-A.V.キューニーS、G3-サイアーズプロデュースSの勝ち馬

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/311/rosehill/2023-03-18/836053

Ranvet Stakes(G1・芝2000m・3歳以上・ローズヒルガーデンズ競馬場)

・ランヴェットSは、3,4番手のインを追走した3番・Dubai Honourが直線で抜け出し、2着のMontefiliaに4馬身半差をつけて完勝。

1着:Dubai Honour

せん5、父・Pride Of Dubai、母・Mondelice、母父・Montjeu
調教師:William Haggas、騎手:Ryan Moore

・今回の勝利で通算16戦5勝、G1初制覇、重賞3勝目。一昨年の英チャンピオンS2着、香港カップ4着、昨年のインターナショナルS4着などG1では善戦続きだった馬。今回は昨年の英チャンピオンS6着以来のレースだったが、初のオーストラリア遠征を敢行。鞍上にテン乗りのRyan Mooreを迎え、臨んでいた馬。Tattersalls October Yearling Saleで11万ギニーで取引された馬。

・William Haggas師はAddeybbで2020、2021年とランヴェットS→クイーンエリザベスSを連戦し、トータル4戦とも女傑・Verry Elleegantとの激突となったが、2021年のクイーンエリザベスS以外は全て勝利。Dubai Honourもこの後はクイーンエリザベスSへ向かう模様。

・父のPride of Dubaiは2012年豪州産のStreet Cry産駒。現役時は5戦2勝、G1-ブルーダイヤモンドS、G1-サイアーズプロデュースSの勝ち馬。本馬以外の主な産駒にBella Nipotina(マニカトS)。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/311/rosehill/2023-03-18/836052

Sky Racing Rosehill Guineas(G1・芝2000m・3歳・ローズヒルガーデンズ競馬場)

・ローズヒルギニーは、外からハナを奪った3番・Lindermannがハナ差で1番人気のPericlesを抑えて逃げ切り勝ち。

1着:Lindermann

牡3、父・Lonhro、母・Self Esteem、母父・Stratum
調教師:Chris Waller、騎手:Nash Rawiller

・今回の勝利で通算10戦3勝、G1初制覇本馬はLonhro産駒の13頭目のG1馬になる。次走は4/1のG1-ドンカスターマイルを視野に入れている模様。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/311/rosehill/2023-03-18/836050

Kia Ora Galaxy(G1 Handicap・芝1100m・3歳以上・ローズヒルガーデンズ競馬場)

・ザ・ギャラクシーは、終始インを通った白い帽子の8番・Mariamiaが直線抜け出して1着。Damian Lane鞍上の1番人気、Uncommon Jamesが1馬身差の2着。

1着:Mariamia

牝6、父・Toronado、母・Quinta Lago、母父・Encosta De Lago
調教師:Joseph Pride、騎手:Tyler Schiller

・今回の勝利で通算37戦8勝、G1初制覇、重賞2勝目。

・父のToronadoは2010年愛国産のHigh Chaparral産駒、現役時は12戦6勝、クイーンアンS、サセックスSの2つのG1を含む重賞4勝。代表産駒にマンハッタンS、ユナイテッドネーションズSの勝ち馬・Tribhuvan。Mariamiaは4頭目の産駒G1馬となる。ザ・ギャラクシーは昨年もToronado産駒・Shelby Sixtysixが制しており、Toronado産駒が連覇。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/311/rosehill/2023-03-18/836055

Sharp EIT All-Star Mile(芝1600m・2歳以上・ムーニーヴァレー競馬場)

・オールスターマイルは、内にいたMr Brightsideが4角手前で外に持ち出されると、直線で良く伸びて差し切り勝ち。1番人気のAlligator Bloodは4着。

※フル動画は以下のリンク先の下部よりご視聴頂けます

https://www.racing.com/news/2023-03-18/news-review-asm-1-180323

1着:Mr Brightside

せん5、父・Bullbars、母・Lilahjay、母父・Tavistock
調教師:Ben & JD Hayes、騎手:Luke Currie

・今回の勝利で通算22戦10勝。昨年4月のG1-ドンカスターマイルの勝ち馬で以後、重賞を2勝。前走2/25のG1-フューチュリティS(t1400m)を2着とし、ここへ出走していた馬。NZ産。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/299/moonee-valley/2023-03-18/836046